自らの〇〇姿に衝撃を受ける

真木は自分が写真に写るのは嫌いなのですが、人の写真を撮るのは結構好きで、旅行に行ったりすると専らカメラ係に徹します。別に技術があるわけでも、立派なカメラを持っているわけでもないのですが。

 

「はいチーズ」的な写真も撮りますが、歩いている時などの何気ない写真もよく撮ります。4月に息子の入学式で高知に行った時も「せっかくだから」ということで母と叔母も連れて行きました。いつものように何気ない写真をたくさん撮りました。帰宅して皆で写真を見ていたら、叔母が驚いたようにこう言ったのです。

 

「これ私?!私の背中ってこんななの?!」

 

と。そこに写っていたのは、紛れもなく叔母でした。何ら変わったことのない、普段通りの叔母の姿です。叔母が衝撃を受けた写真がこちら👇

 

桂浜で階段を下りようとしている場面です。古い階段で決して足場が良いとは言えませんが、だからと言っていつもより姿勢が悪くなっているかと言うとそんなことはなく、私が見る叔母の後ろ姿はいつもこんな感じです。

 

後ろ姿ではないとしても、自分の写真を見てショックを受けるという経験は誰しもあると思います。真木はそんな経験ばかりで写真を撮られるのが嫌になりました。叔母も現実を突きつけられたことでショックを受けたようです。ちなみに叔母は65歳だったかと思います。

 

 

 

 

「背中は年齢が出やすい」とよく言いますよね。確かに、年齢が上がるにつれ、背中が丸まっている方の割合が増えるのは事実かと思います。でも若くても背中の丸い方はいますし、反対に70代80代でも綺麗な縦線が入っていそうな背中の方もいらっしゃいますね。背中には年齢よりもその方の「意識」が出るのかもしれません。

 

丸まっていない背中を作るための筋肉はたくさんあります。そのうちの1つが「脊柱起立筋」と呼ばれる筋肉で、イラストの3つの筋肉の総称です。

 

脊柱起立筋の最大の役割は「上半身を後ろに反らせる」ことです。例えば・・・

ブリッジ、リンボーダンス、イナバウアーなどです。どれも脊柱起立筋以外の筋肉も使いますが、脊柱起立筋は間違いなく必要です。

 

今後の人生でイナバウアーを習得する必要がない方であっても、真木の叔母のように自分の後ろ姿を見てショックを受けないためには、脊柱起立筋の強化は大切です。

 

まずは今のご自身の脊柱起立筋がどの程度の持久力を持っているかをチェックするテストをご紹介したいと思います。

 

「ソレンセン・テスト」と呼ばれるもので、デンマークのお医者さんであるTor Biering Sorensenさんの名前がついています。このテストを作ったのは別の方なのですが、ソレンセンさんがこのテストを900名以上の方に対して行う研究をされたので、ソレンセンさんの名前が付いたようです。

 

ちなみにソレンセンさんはこのテストを「脊柱起立筋の持久力」をみるために使ったわけではなく、背筋群の弱さと腰痛の関連性を調べるために使いました。なので、正確には脊柱起立筋の強さだけを測定するものではないのですが、目安にはなると思いますので是非挑戦してみて下さい。

 

こちら👆がソレンセンテストです。台に骨盤までを乗せ、手は頭の横につけます。上体を下半身を乗せている台と一直線に保ち、何秒保持できるかを測定します。

 

イラストでは3カ所をバンドで固定していますが、これはご自宅では無理ですので、誰かに足に乗ってもらうと良いかと思います。家ではできない、でも試してみたいという方はシャキットでできますのでお声がけ下さい。山内さんが重石になりますので😄

 

何秒保持できれば良いかと言いますと・・・最低でも90秒、できれば120秒は越えたいところです。この秒数に届かない場合には、今現在、腰痛をお持ちである、もしくは今後腰痛が出現するかも😱という危険性が高まるようです。

 

ソレンセンテストで秒数が伸びなかった方も、そこそこの秒数は出せたけど真木の叔母のような背中にイヤだ!という方も、おすすめは上記のエクササイズです。毎日行えば70代80代と年齢を重ねても丸まりとは無縁の背中を維持できることと思います。

 

文:真木