最強の雑草?

コロナが始まってから、時々ブログに食料危機が来るらしいという話を書いてきました。日本はどこへ行っても食べ物が溢れていて、日常の中では食料危機の気配を感じることはありませんでした。それでもちょこちょこと備蓄はしてきましたが、ここ最近になって食べ物の価格が上がっていくのを見て、「いよいよ本当に来るのかな~」と感じるようになりました。皆様はいかがでしょうか。

 

 

 

日本人には「倹約遺伝子」が備わっている人が多いという話を聞いたことはありますか?倹約遺伝子は使うエネルギーを最小限に抑え、余ったエネルギーは体内に蓄えようとする遺伝子です。

 

日本人の3人に1人は倹約遺伝子を持っているらしく、この割合はアメリカ人の3倍以上だそうです。最小限のエネルギーで生きていけるのだから、飢餓に強いというわけですよね。もし本当に食糧危機が来れば、倹約遺伝子を持っているということが、「最大の強み」になるかもしれませんね。結婚相手に求める条件が価値観が合うとか年収が高いとかよりも、倹約遺伝子を持っているか否かになる時代が来たりして・・・🙄

 

この倹約遺伝子は飽食の時代にはマイナスに働きます。なんせ余ったエネルギーを蓄えようとするわけですから、ちょっとでも多く食べればそれは全て脂肪となってしまう😭ということですよね。日本人はそれほど肥満でなくても糖尿病・糖尿病予備軍が多いのは、この遺伝子が関係しているそうです。

 

たとえ食料危機が来ても、日本人なら日の丸弁当で乗り越えられる!という主張の方もいるようです。確かにそういう時代もあったわけですし、元来我慢強い民族だと思うので、たとえ食料危機が来ても他人に危害を加えて食料を奪う、ということは起こりづらいのかもしれません。

 

でも日の丸弁当も肝心の米がなければ作れませんよね。2023年には肥料の高騰などによって米農家の98%が年間23万円の赤字になるという予測があるそうです。98%ですよ😱年間23万円なら大したことない、と感じるかもしれませんが、例え赤字額は小さいとしても、利益が出ないのなら続けることはできませんよね。それはシャキットも同じ・・・赤字転落しないよう頑張ります・・・。でも食料危機が本当に来たら、空腹で運動しようなどという気は起きないですよね・・・。食料危機が怖い・・・😱

 

画像は真木が時々見ているYouTubeチャンネル「死なない防災!そなえるTV」の1シーンです。食料の話だけではなく、防災に関するありとあらゆる情報を分かりやすく説明してくれるので、大変参考になるチャンネルです。

 

9月18日にアップされた動画では、食料危機が本当に来たとして、政府による食料の配給がなされたと仮定した場合の1日のメニューを紹介されていました。ちなみにこのメニューは日本中で米や芋を育てまくって「最大限うまくいった」場合の仮定です。配給の方法や本当に栽培が上手くいくのかという問題点は加味していないので、「最良のメニュー」ということになります。

 

画像が少々見づらいかと思うので箇条書きにします。米・小麦中心の配給メニューは

 

朝:ご飯117g、浅漬け113g、大豆の煮豆10g

 

昼:うどん1杯、サラダ113g、リンゴ5分の1個

 

夜:ご飯117g、野菜炒め227g、焼き魚59g

 

4日に1回牛乳1杯、13日に1回卵1個、14日に1回肉100g

 

です。これ書いてるだけでお腹すいてきます・・・😭

 

芋類中心の配給メニューだとこうです。

 

朝:食パン1枚、焼き芋2本、サラダ146g、リンゴ5分の1個

 

昼:焼き芋2本、粉吹きいも285g、野菜炒め146g

 

夜:ご飯117g、粉吹きいも285g、浅漬け73g、焼き魚59g

 

4日に1回牛乳1杯、1カ月に1回卵1個、21日に1回肉100g

 

米・小麦中心メニューよりはお腹が膨れそうですね。山内さんにもっとさつまいも栽培を頑張ってもらわねば・・・

 

どういう未来が来るかは分かりませんが、備蓄しておいて損はないのかな~と思います。あとはプチ断食も空腹に慣れておくという意味でオススメです😄

 

最後に先日お客様に教えていただいた「最強の雑草」の話をして終わりたいと思います。皆さんもきっとどこかで見たことがあると思うのです。

シャキットファームによく生えていています。お盆にお墓参りした時には霊園内にもたくさんありました😅あとその辺のコンクリートの割れ目から出ていることもあります。画像の通り茎の部分が赤っぽい、地面を這うように生える草です。

 

シャキットファームでは抜いても抜いてもどんどこどんどこ出てきて、見た目もあまりかわいくないので、生命力の強い憎たらしい雑草だな~と思いながらひっこ抜いていたのですが、その認識は間違いだったようです。

 

なんとこの草、食べられるのです!名前は「スベリヒユ」と言い、トルコやギリシャではサラダとして食べられているそうです。日本でも山形県では茹でて芥子醤油で食べたり、沖縄でも葉物野菜として調理されているのだとか。

 

スベリヒユはビタミン・ミネラルが大変豊富なのですが、中でも真木が驚いたのが、オメガ3が豊富という点です。オメガ3って魚のイメージが強いですが、まさかあの雑草に含まれていたなんて・・・!

 

 

ということで、今までは捨てていたシャキットファームのスベリヒユですが、山内さんに収穫(収穫という言葉に強い違和感を感じますが)してもらい、卵とじを作ってきてもらいました!(画像はネットからの借り物ですが、まさにこんな感じでした。)

 

ちなみにスベリヒユを食べることができると教えてくださったお客様は生で食べれちゃうそうですが、さすがの真木も少々抵抗を感じたので、まずは加熱して更には卵でくるんで出来るだけ形を識別できないようにしてもらいました😅スベリヒユのことを教えて下さったS様には申し訳ないですが、加熱前のスベリヒユは見た目が少々グロイんですよね・・・(笑)

 

肝心の味ですが・・・大変美味しくいただきました!他の葉物野菜となんら変わりありません。これなら食べられる!今は生は無理ですが、食料危機が本当に来たら生でモシャモシャ食べられるようになるかな~・・・

 

文:真木