出ない人のためのヨガ

若い女の子が黄色い声を上げて嬉しさのあまりに失神する・・・そんなスターだったジョン・レノンは、インド訪問後、愛や平和を説く音楽家に変わっていきます。自身の本来の「使命」に目覚めたとでも言うべきなのでしょうか。

インドでのジョン・レノンに影響を与えたのがマハシリ（画像右）です。マハシリは「超越瞑想」の創設者です。超越瞑想は所定のマントラを心の中で唱えることで、神経活動を抑え、意識を深みに導いて最高の境地に達するという瞑想法だそうです。

「生きることは神意識に到達すること」と考えていたマハシリは、ジョン・レノンに「心の内に深く入り込むことで、魂の自由自在な活動ができる」という心の世界の無限性を教えたのだそうです。世俗的な真木には難しくてよく分かりませんが、こんな背景を知った上でビートルズの『Revolution』を改めて聞くと、ジョン・レノンは共産主義革命の暴力性や欺瞞を見抜いていたのだろうかと感じます。

さて、ここからが今日の本題です。リシケーシュ出身のヨギーであるPrashant Jakhmolaさんが教えてくれる「便秘を直す方法」をご紹介します😄

Prashantさんはウッタラカンド・サンスクリット大学でヨガ科学の修士号を取得、インドのみならず世界各国でヨガを教える先生です。

Prashantさんによれば、便秘でお悩みの人はこれから紹介する方法をまずは20日間試してごらん、とのことです。便秘ではないものの、出すまでに時間がかかるという方にも良いそうです。

朝、目が覚めたらまずすべきこと・・・それはお湯を沸かす！です。そのお湯をコップに注いだら・・・

「マラサーナ」と呼ばれる画像の姿勢になります。（左上の文字はおそらく間違えておりMalasanaだと思われます。）ディープ・スクワットとも呼ばれる形です。

足は開けるだけ開き、足裏をしっかりと床につけることが大切です。踵が浮いてしまう場合には、丸めたタオルか何かを踵の下に入れ、足裏にしっかりと体重を乗せて下さい。

骨盤を立たせることがなぜ大切かはイラストを見ていただけると分かりやすいかと思います。

便は普段は主に下行結腸からS状結腸に溜まっています。直腸から肛門に移行する部分の角度を「直腸肛門角」と呼びます。この角度によって便が肛門に簡単に移動できないようになっています。（いつでもどこでも簡単に出られては困りますからね😅）

直腸肛門角が大きくなると、直腸から肛門が直線に近くなり便は移動しやすくなります。つまり💩が出やすくなる！というわけですね😄

直腸肛門角を大きくするにはしゃがんで骨盤を立てる！これが良いんですね～。

便秘にお悩みの皆様、Prashantさんを信じて20日間トライしてみませんか～。ちなみにマラサーナは股関節を広げる意味でもとても良いので、便秘ではないけれど股関節の柔軟性を高めたいという方にもオススメです。

文：真木