竹のような脚②

前回に引き続き、強くしなやかな竹のような脚をつくるための2つ目のエクササイズをご紹介します~!

 

その名も「片足グッドモーニング」です😊

 

 

こちらがグッドモーニングと呼ばれる動きです。ハムストリング(裏もも)の強化&柔軟性アップに効果的です。また下半身だけでなく、脊柱起立筋(背骨に沿ってついている筋肉)や腰回りの筋肉の強化にもなります。

 

片足グッドモーニングはグッドモーニングを片足で行うのですが、まずは両足で挑戦してみてください。簡単そうに見えて、正確に行うのは意外と難しい動きです。

グッドモーニングで一番注意を必要とする部位は腰椎です。 背骨は画像のような形をしており、黄色の丸で囲っている部分が腰椎です。腰椎は前方へ凸型のカーブを描いています。

 

右がグッドモーニングをする前の腰椎です。前方へ凸型のアーチになっていますね。

 

左はどうでしょうか?アーチが消えてしまっています。グッドモーニングをする際には、これはやってはいけません。腰椎の前方凸型アーチを消さないようにするのが、グッドモーニングの最重要条件です。

 

 

アーチを消さないためには運動の「方向」を意識するのがおすすめです。骨盤は後方へ、上半身は前方へという運動方向です。

 

腰椎のアーチが消える場合は、骨盤の後方への引きが甘く、上半身は前方に伸びているというより下に落ちている、となりがちです。

 

頭からお尻をを前後に長~く伸ばすイメージで動くと綺麗なグッドモーニングになるかと思います。

 

 

こちらが片足のグッドモーニングです。画像の男性のように軸足(左)の膝は伸ばしても良いですが、腰椎のアーチが消えてしまう場合には膝は曲げて下さい。

 

腰椎のアーチを消さないで、なおかつ膝を伸ばしたまま画像の男性くらいまで上体を倒せられる方はハムストリングの柔軟性が高いと言えます。ただしそういう方は腰椎を反り過ぎる(緩やかなアーチではなく、過剰なアーチになってしまう)傾向があるので気を付けて下さい。

 

 

軸足ではない足は、まずは足趾(足の指)全体をつけ、慣れてきたらつま先のみ、更に慣れたら浮かせるという順で難易度を上げていくと良いかと思います。軸足のみで支えることでバランス力の強化にもなります。

 

足を浮かせる場合には、骨盤を後方へ引いていく時に、浮かせた足が後方にずれていかないように気を付けます。(浮かせている足の位置を変えない)

 

初めから深く倒そうとする必要はありません。しつこいですが、最優先は腰椎のアーチを消さないことです。まずは画像くらいの倒れ具合で良いと思います。

 

アーチを保つ感覚がつかめてきたら、徐々に骨盤の後方への引きを強め倒す角度を深くしていって下さい。

 

上体を倒す、戻る、倒す、戻るを10~15回繰り返し、最後は倒した状態を数十秒キープします。

 

手の位置はどこでもOKですが、片手はみぞおち辺りに、もう一方は腰椎に当てながら行うと、背骨の動きを手で感じ取れると思います。上体を倒していく時に、みぞおちに当ててる指先が体の奥に入っていくようであれば、背中が丸まっているはずです。

 

本州の方では「地震の時は竹藪に逃げろ」という風に昔は言われていたそうです。竹は根を広く張る植物のため地割れが少なく、倒れにくく、万が一倒れたとしても軽いため怪我をしない、ということのようです。

 

画像は竹の「地下茎」です。地面に隠れている部分です。地上に出ている竹は地下では「地下茎」で全てつながっているのだそうです。だから揺れに強いんですね。片足グッドモーニングはバランス力の強化にもうってつけです。竹のように揺れに強くなりたいものです😊

 

明日(9/14)から5日間お休みをいただきますが、明日はブログをアップする予定ですので、良かったらチェックしてみてくださいね~😄

 

文:真木