3つのシーンに共通することがあります。何だかわかりますか?答えは「バタフライ・ストレッチが美しい!」ということです。もちろん本人たちはストレッチしているつもりはないと思いますが。
左のイラストが「バタフライ・ストレッチ」です。一見、あぐらのようですが、厳密に言うと違います。一般的なあぐらは体の前で両足首を組みますが、バラフライ・ストレッチでは両足裏をつけます。
今回はバラフライ・ストレッチのやり方をご紹介します。少々過激バージョンもありますよ😄
バタフライ・ストレッチで最も伸びるのが鼠径部です。
ちなみにビートたけしさんと一緒に写っている外国人女性は本物のコマネチさんです。2021年に30年以上の時を経てお二人が初対面されたそうです😄コマネチさんによる「コマネチ」、そこが鼠径部ですね。何の話だかサッパリわからないというお若い方はスルーして下さい・・・
鼠径部にはたくさんの筋肉があります。イラストでは見えてない部分も含めればかなりの数になるのではないでしょうか。
と言うことは・・・鼠径部のストレッチというのは、こういうたくさんの筋肉を一気に緩めることができる優れもの!ということになります😄
鼠径部に多いのは筋肉だけではありません。イラストを見ると、リンパ管やリンパ節(リンパ管の中継地点)も鼠径部あたりに結構多いのがわかります。
リンパ系には大きく2つの役割があります。1つが細菌や異物が体に入らないようにする免疫機能、もう1つが老廃物の回収と運搬を行う排泄機能です。
「リンパマッサージで老廃物を流す」というような謳い文句を時々耳にしますが、これはリンパ系に老廃物の排泄機能があるためと思われます。リンパマッサージにそのような効果があるかの真偽はさておき、リンパの流れが滞るということは実際にあります。原因は、
😣運動不足や長時間の座位(リンパ管に圧がかからないためリンパ液が流れづらくなる)
😣ストレス(リンパの流れは副交感神経の支配を受けているため、交感神経優位で流れが滞る)
😣冷え(末梢の血管が収縮し、リンパ管も影響を受ける)
などです。上記のいずれも運動すれば解消できますね~!(定期的な運動にはストレス耐性を高める効果もあり)運動ってどこまで万能なのでしょう!リンパの流れが滞ることがなければ、リンパ液がしっかりと老廃物を排出してくれます。マッサージもエステも良いですが、運動で自力でリンパの流れを改善できれば、それに越したことはありませんね。運動バンザーイ!!
危ない・・・話が運動賛美に流れるところでした。バタフライ・ストレッチに戻ります!ここからは実際に3つのやり方をご紹介したいと思います。
1つ目の方法は仰向けで行います。姿勢のポイントは
☑両足裏をつける
☑お尻を壁にくつっける
☑腰を反らせない
です。膝をできるだけ壁に近づける(余裕があれば手で押す)、踵(かかと)をできるだけ落とす、の2点をがんばって下さい。
2つ目の方法は座って行います。画像の女性は完成形ではありません。ここから・・・
☑後頭部も壁につけ、頭から骨盤までを垂直にして壁につける。特に腰は反らせないように気をつけます。
☑両足裏をつける
その上で、膝を限界まで床に近づけ、踵もできるだけ股間に寄せる、をがんばります。
そして、3つ目が過激バージョンです!個人的にはこれが一番好きです・・・😍
姿勢は2番目と同じなのですが、膝に重りをのせちゃいます😆ご自宅に5~10キロ程度のダンベルがあるという奇特な方はそれをご利用下さい。なければ何かで代用するまでなのですが、同程度の重さの物、何か思い浮かびますか?
開封していない米、水を入れたやかんや深鍋、大容量の洗濯洗剤・・・色々とあるとは思いますが、左右の重さを揃えて下さいね。
重りを乗せたら、あとはひたすら重力に逆らわずに、「無の境地」を目指すのみです😆鼠径部が無限に広がる宇宙の如く「広がっていく」のをきっと実感できることと思います。
文:真木
コメントをお書きください