筋トレ+プチ断食で起こること

健康診断が終わると、その結果をご報告してくださるお客様が何人かいらっしゃいます。シャキット的には体重はさほど重要視はしていませんが、それでも落ちれば嬉しいですし、体重以外の数値に変化が出れば、それはなおのこと嬉しく思います。

 

「体力がついた、筋力がついた」といったような変化は、日常生活の中で感じ取ることができますが、実際に体の中がどう変わったのかを見ることができたら、おもしろそうだな~と思います。今日は実際に体の中を見てみた方が、その結果を動画配信されていたので、その抜粋をご紹介します~😀

 

1枚目の画像の男性が動画配信者のマイクさんです。マイクさんの動画は運動や食事に関する論文の要約がメインで、大変参考になるので欠かさず見るようにしています。しかも論文の要約だけなら、「へえ~」で終わるとこですが、マイクさん自身が実際に試して、ご自身の実感も踏まえて紹介してくれることが多いので、「机上の空論」ではないというのが良いと思っています。

 

今日ご紹介する動画は2年前のものですが、内容的には今見ても十分に参考になると思います。しかも今回の動画の主役は奥さんであるディーナさんの方です。動画投稿時のディーナさんは43歳です。シャキットのお客様の中心層は30~50代の女性ですので、ディーナさんの体験はシャキットのお客様が健康や運動について考える上で役に立つのではないかなと思います😊

 

まずはディーナさんがどんな方かをご紹介します。ディーナさんはカイロプラクターとして20年の経験があり、健康や栄養に関する本も出されています。ダイエットのコンサルタントのような活動もされており、そこでは食事だけでなく筋トレの指導もされています。もちろんご自身も日々筋トレをしているそうです。10歳くらいの女の子のお母さんでもあります。

 

動画が配信された2019年の9月時点で、ディーナさんは「一日一食」で、1日の摂取カロリーは1700kcal程度だそうです。1食で1700kcalなので、量としてはなかなかの大容量と思われます。ご本人もBig mealだと言っていたその内容は、1日120~180gのたんぱく質を摂取するという「高たんぱく食」です。

 

ディーナさんがプチ断食を始めたのは2013年だそうです。1日1食にしたのは2019年に入ってからだそうなので、それまでは1日2食だったということになります。

 

 

動画はディーナさんのMRI画像を実際に見ながら、放射線科医が解説してくれるという形で進んでいきます。ということで、下記に放射線科医の言葉をそのままご紹介します。

 

「灰色で表されているのは全て筋肉です。素晴らしい筋肉量です。」

 

「(太ももの画像にズームインしながら)白いのが見えますか?これが皮下脂肪です。紙のように薄いですね。」

 

「(腎臓、肝臓にズームインしながら)こんなに内臓脂肪が少ない画像を見たことがありません。この筋肉量でこの脂肪の少なさ・・・驚きとしか言いようがありません。」

 

「感動的な背骨ですね。」

 

「あなたの生年月日を把握していませんが、もし画像を見ただけで年齢を当てるように言われたら、16歳の女性と答えます。」

 

素晴らしと思いませんか?「中年」と言われる年代であっても、努力によって体の中を「16歳」にできるなんて!長い人生においては時には「報われない努力」もあると思いますが、この努力(筋トレ+プチ断食)は間違いなく報われそうです😄

 

さらにさらに驚きは続きます。ディーナさんの生活を考えれば、体脂肪が少なくて筋肉量は多い、というのは想像がつきますが、体の中で起きていた変化はそれだけではなかったのです。その変化は骨の中でも起きていました。

 

骨の中止部には骨髄があります。ちなみに鶏ガラスープなどのガラは骨髄のことだそうです。骨髄には造血作用のある「赤色骨髄」と、造血機能を失って脂肪化している「黄色骨髄」があります。

 

上のイラストは大腿骨ですが、赤色骨髄が年齢ととも脂肪化して、黄色骨髄の置き換わっていく様を表しています。子供の頃は赤色骨髄が膝下くらいまであるらしいです。ところが、年を取っていくとその位置はだんだんと上がっていき、40代になると大半の人の大腿骨はすでに黄色骨髄に置き換わっており、下半身で赤色骨髄が残っているのは骨盤くらいなのだそうです。

 

ディーナさんの赤色骨髄はどの辺りまであったと思いますか?なんと膝の辺りです!これには放射線科医の方もビックリ。「10代の若者のような赤色骨髄ですね。」とのことでした。

 

43歳のディーナさんの赤色骨髄がなぜ10代の若者のような状態を保てているかの説明は動画内ではありませんでした。運動が良いのか、1日1食が良いのか、高たんぱく食が良いのか、3つの要素のコンビネーションなのか、はたまた遺伝なのか・・・放射線科医の方いわく「トップアスリートは赤色骨髄が多い」とのことでしたので、運動が影響している可能性はあります。

 

ディーナさんの体内は正に「エイジレス」でした。それもこれも全て日々の努力の積み重ねによるものですね。

 

人生において「できないことの言い訳」はいくらでも出てきます。体調が悪い、天気が悪い、忙しい、自分には向かない・・・挙げればきりがありません。この動画を見て、言い訳との戦いに勝ててこそ、何かを成し遂げることができるのかもしれないと改めて感じました。

 

文:真木