「奇跡の木」らしいです

見たことのない食べ物(加工品ではなく食材)を発見し、特にそれが「体に良い」と聞くとついつい買いたくなります。買ってみて良かった!となるものもあれば、やっちまった😓となったものも多々あります。

 

試してみて良かったと思ったもの、その後も何度かリピートしているものは何があるかな~と振り返ってみました。パッと思い浮かんだのは、リンゴ酢、デーツ、ㇽクマ粉末、クローブ粉末、菊芋、ギーです。

 

どうにもこうにも消費できていないものとして思い浮かぶのは、MCTオイルとモリンガ粉末があります。MCTオイルは無味無臭なので使い勝手は良いはずなのですが、使い忘れてしまうためになかなか減りません。そして、最も手こずっているのがモリンガ粉末・・・これは単純にまずい😅

 

 

食糧難にでもならない限りモリンガ粉末は食べ切れそうもないな~と思っていたのですが、昨日モリンガに関するドキュメンタリー動画を見て、もう一度挑戦してみようかなという気になりました。

 

その動画を見て初めて知ったのですが、モリンガって「木」なんですね。野菜を想像していました。和名を「ワサビノキ」と言うそうで、この和名を聞いて納得しました。真木はワサビのツーンとくる香りが少々苦手なのですが(お寿司やお刺身にはワサビつけますが)、その「ツーン」をモリンガにも感じるのです。

 

画像を見ると巨大なささげのようなものがぶら下がっていますが、これはモリンガの果実です。モリンガは干ばつに強い、葉から根まで全て食べることができ非常に栄養豊富、種子から取れる油は保湿性が高くスキンケア用品に使われる、などの理由から「奇跡の木」とも呼ばれるそうです。

 

動画の前半は25年以上モリンガ栽培をしているビッキー・ドミンゴさんがモリンガのすばらしさについて熱く語っていました。

 

「フィリピンのような貧しい国では医者にかかれない人もいる。だからモリンガを日々食べて栄養を補給する」

 

「他のどの野菜にもない味」

 

「食べれば食べるほどもっと食べたくなる」

 

「食べ続けたら必ず違いに気づく、元気が出ないわけがない、必ずアクティブになる」

 

などなど。「食べれば食べるほどもっと食べたくなる」には異議を申し立てたい真木ですが、生産者が作物を心底愛しているというのは良いことですよね。自分は嫌いだけど人にはすすめる、というのではなんだか信用できませんから。そういう意味では真木もレッドコードとスティックモビリティ-は素晴らしツールだと心の底から思っています!と、どさくさに紛れて宣伝してみました・・・😆

 

ドミンゴさんの「宣伝」は決して誇大広告ではないようです。動画には3人の大学教授が登場し、それぞれモリンガの素晴らしさを語っていました。

 

ハワイ大学のウィル・マクラチー教授は、モリンガに含まれる多種多様な栄養素を考えると、「奇跡の木」という評判に値すると言っていました。「モリンガを日常的に摂っていると、摂らないと生活が成り立たななくなると気づく」ほどだそうです。

 

メキシコ国立自治大学のマーク・オルソン教授によれば、モリンガの生命力の強さは並外れていて、他の植物はほぼ育たない熱く乾燥した地域でもモリンガは育つそうです。モリンガは強いだけでなく、種から取れるオイルには水を綺麗にする作用もあり、浄水がなかなか届かない発展途上国では実際に水を綺麗にするためにモリンガが使われているそうです。

 

モニカ・マークー薬理学教授もモリンガの豊富な栄養に魅了された人の1人です。マークー教授によれば、レモンはビタミンCが豊富、ほうれん草は鉄分が豊富といった具合に、多くの植物は豊富に含まれる栄養素は1種で、その他の栄養素は含まれていたとしても少量というのが普通ですが、モリンガは単体で多くの栄養素を含み、しかもそれぞれの含有量が非常に豊富である、という特徴があるそうです。また、モリンガは全ての必須アミノ酸を含有する数少ない植物の1つなのだそうです。しかもその含有比率が体に吸収されやすい比率になっているそうです。

 

マクラチー教授とオルソン教授はモリンガに含まれているたんぱく質についても言及していました。モリンガは植物性たんぱく質も豊富なのだそうです。豆類のように植物性タンパク質を含むものも存在はしますが、葉の部分にたんぱく質を豊富に含む植物というのは珍しいそうです。自身が動物性たんぱく質や大豆にアレルギーのあるオルソン教授は、モリンガのたんぱく質は動物性食品を摂れない人や大豆アレルギーのある人にとって貴重なたんぱく源となると話していました。

 

動画の後半はセネガルのことが紹介されていました。セネガルでは昔からモリンガが栽培され、家庭でもよく食べられているそうです。

 

ところがセネガルの子供の20%が5歳まで生きられず、5歳を超えたとしても栄養状態の悪い子供が多かったそうなのです。モリンガを食べる習慣があるのになぜ栄養状態が悪いのかを調べてみたところ、その食べ方に問題があったことがわかりました。

 

セネガルではモリンガの葉を長時間茹でて、茹で汁は捨ててしまい、栄養素の失われてしまった葉だけを食べていたのです。栄養士や医療従事者などにモリンガの栄養素を失わない食べ方を指導し、その食べ方(葉を乾燥させて粉末状にして普段の食事に混ぜるなど)が普及したところ、子供たちの栄養状態はみるみるうちに改善していたったそうです。

 

ちなみにセネガルではモリンガではなく「ネバダイ」と呼ばれるそうなのですが、これは英語のnever die(ネバー・ダイ、決して死なない)から来ているそうです。

 

そう言えば、このブログを書きながら思い出したことがありました。先月、サークル活動を始めたヒョロヒョロ息子から、「筋肉をつけたいからプロテインを送ってほしい」とラインが来ました。その時はモリンガがこれほどスゴイことを知らなかったのですが、「どうせ食生活も悪いだろうから、プロテインを摂るついでにビタミンとかも摂れたらいいな~」くらいの軽い気持ちで「モリンガ配合プロテイン」を送りました。

 

モリンガパワーで息子のヒョロヒョロが少しでも改善されたら良いな~と思っています。ちなみに味は「クソまずい」と言っていました😅

 

文:真木