空腹感との対峙

「痩せたい、体重を落としたい」という方が必ずや向き合う必要がある空腹感、今回はこの空腹感との対峙について書いていきたいと思います!教えくれるのは、毎度お馴染みジェイソン・ファン先生です😀(ファン先生の経歴等はめんどうなので省きます~。シャキット文庫に本ありますよ~。)

 

空腹感と向き合うにあたり、これからご紹介する3つの要素を理解することが大切だとファン先生は言っていました。

 

 

①引き金を引かない

 

空腹感というのは「胃袋が空っぽだから感じる」のではなく、「引き金」によって誘発されることが多いそうです。その引き金とは「時間」や「場所」や「シチュエーション」です。多くの方は朝食なり昼食なりを胃の空き具合ではなく、時計の針が示す数字によって決めていることと思います。それは本当の空腹感とは一切関係なく、食事の引き金を時間にゆだねているということになります。

 

もちろんお仕事をされている方などは、「ランチはいつでもお好きな時間にどうぞ」とはならないと思いますが、休日だけでも時計の針ではなく、お腹がグ~っとなるような本物の空腹感を感じてから食事を取るということをしてみると良いと思います。

 

また場所についても同様で、台所のような食べ物が溢れている空間にいると、ついつい胃は求めていないのに、脳がそれを求めてしまうということは誰もが経験済みかと思います。これは台所という場所が引き金になっていますし、テレビを見る時は必ず何かをつまむという方でしたら、テレビを見るといシチュエーションが引き金になります。ご自分の引き金が何なのかを発見し、その引き金を引かないようにするということが大切とのことです。

 

②食べていない時間の長さと空腹感は関連がないことを知る

 

誕生から40数億年、地球は約10万年ごとに暖かくなったり寒くなったりを繰り返しているそうです。そんな地球と同じように、グレリン(食欲を刺激するホルモン)も上がったり下がったりします。

 

グラフはグレリンがどう上下するかを表しています。黒丸は肥満の方、白丸は瘦せ型の方のグレリンを表しています。体型による差はそれほどありませんね。

 

グラフの横軸は最後の食事から何時間経過したかを示しています。最後の食事の12時間後はグレリンがあまり分泌されていません。その後、グレリンは上昇していますので、その間は空腹感を感じると考えられます。そしてその後、グレリンはまた下がっています。最後の食事から36時間後には12時間後と同じくらいまで落ちていますし、60時間後には12時間後よりも更に下がっています。食べていないのにです。つまり、食べ物を食べないである程度の時間が経過すると空腹感は出るものの、その空腹感は時間を追うごとに強まるのではなく、放っておけば勝手に去っていくということです。空腹感には波があるということを知ることが大切だとファン先生は言っていました。

 

もし空腹感の大波に襲われたら・・・その時はファン先生のおすすめは緑茶です。緑茶含まれるEGCgに食欲を抑える働きがあるのだとか。緑茶以外でも「苦み」は食欲減退に有効だそうで、コーヒーや苦みの強い暖かい飲み物が良いそうです。濃~い緑茶を飲み終えた頃には、きっと大波はさざ波になっていることと思います😊

 

③悪い習慣をやめ、良い習慣を身に付ける

 

習慣については、ファン先生のみならず、誰もかれもがその大切さを説いていますね。「間食」というのは大抵の場合が習慣です。本来であれば必要のないものですからね。間食をする習慣があるならば、その間食を一杯のお茶に置き換えてくださいとファン先生は言っていました。最初は辛く感じても、必ず慣れる日が来て、新しい習慣が当たり前になっていくと。

 

『人は物事を繰り返す存在である。優れた結果は、一時的な行動ではなく、習慣から生まれる。』

 

最後はアリストテレスの言葉でした~😊深い!

 

文:真木