敵を散らす野菜

前回のブログで、体内に取り込む酸素を一酸化窒素が浄化してくれる、また同時に一酸化窒素が血管を広げ、細胞への酸素の運搬をスムーズにしてくれる、そしてこの2つの恩恵は鼻呼吸をしてこそ得られる、ということを書きました。

 

今回も一酸化窒素について書きたいと思います。と言っても、今日の主役は一酸化窒素ではなく、ある野菜です。

 

後ほど真木が食べようと思っている上の画像のおどろおどろしい食べ物、何だかわかりますか?リンゴをあるものに浸してあります。リンゴが浸かっている液体、それは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レモン果汁+ビーツパウダーです。

 

ビーツの原産地はヨーロッパからアフリカ北部、地中海沿岸という説が有力なようです。現在の主要生産地はオランダ、ニュージーランド、オーストラリア、日本国内だと長野県や北海道が生産量が多いようです。

 

日本での知名度は形状がやや似通ったカブには遠く及びませんが、直売所などでは見かける頻度が上がっているように思います。

 

真木が初めてビーツを知ったのは二十数年前、オーストラリアに留学していた頃でした。それこそ「変わった色のカブだな~」と思いながら購入、スープにした記憶があります。

 

出来上がったスープを見てドン引きでした😅一緒に入れた他の野菜や鶏肉にも色が移り、悪い魔女が作りそうな紫色のスープが鍋いっぱいに・・・しかも鶏肉が紫というより青に近い色に染まっており、怖さ倍増😅

 

味は普通だったので完食しました。そしたら、そこからしばらくの間、トイレで出るのは紫色の液体でした・・・汚い話でスミマセン。

 

真木が使っているのはこちらのビーツパウダーです。以前から気になっていたものが、コストコで大幅値下げになっていたので購入してみました。

 

ビーツが何かを知らなくても、この色を見ればポリフェノールがたっぷり入っていそうなことは予測できますね。ビーツに含まれるポリフェノールは「ベタシアニン」と呼ばれるそうです。

 

ところで、今回のブログのタイトルを「敵を散らす野菜」としましたが、これはユダヤ教では新年にビーツを食べる習慣があり、アラム語でビーツはセレク、セレクは「散らす」という意味の言葉と音が似ているころから、「神が敵を散らされますように」という祈りを込めて新年にビーツを食べるんだそうです。なんだか頼もしい野菜ですね。

 

話があちこち飛んでスミマセン。一酸化窒素に戻します。ビーツが一酸化窒素にどう結び付くかと言いますと・・・

 

ビーツを食べる➩ビーツに含まれる硝酸が体内で一酸化窒素に変換される➩血管が拡張し、血流が良くなる!

 

という機序だそうです。運動前にはぜひビーツを!ちなみに血管拡張作用は血圧を下げるためにも有効なようですよ😊

 

ビーツは他にもいろんな面から「頼もしい野菜」と言えそうです。

 

😄カリウム豊富でむくみ解消に効果的

 

😄動脈硬化を予防

 

😄豊富なポリフェノールが細胞の癌化を予防

 

そしてもう1つ・・・これ結構大事なポイントだと思います。

よう出ます!1回のブログに2回も汚い話を書いてスミマセン。でもよく出ます😅元々便秘ではないのですが、それにしてもよく出ます😅

 

ちなみにビートを食べた後に便や尿の色が変わるという方は一定数いるようですが、全く問題ないそうです。便秘にお悩みにの皆様、是非ビーツを試してみて下さい。

 

文:真木