うつにも癌にも関節痛にも

2月に高知に行った時には「まん防」中であまりお店がやっていなかった+受験の緊張でそれどころではなかったということもあり、高知ならではの食事はあまり食べる機会がなかったのですが、今回は引越の合間を縫って、そこそこ堪能してまいりました!カツオのたたきはもちろん、太刀魚の天ぷら、うつぼのから揚げ、田舎寿司(酢飯は柚子酢を使っており、ネタは魚貝ではなく、椎茸、ミョウガ、たけのこ、リュウキュウなど)、中日ラーメン(うどんの汁+麺はラーメン、ワカメやら巨大椎茸やらがのってました)を食べることができました~😄

 

そして大量に食べたのが・・・苺です!柑橘類も食べましたが、苺が安かったのでアホみたいに食べました😆1パック300円を切っているお店がざらにあり、画像くらいの量でも700円くらいでした。

 

高知の苺の生産量は1,200t程度で、栃木の約28,000tから見れば20分の1以下で決して多いわけではないようです。「地産地消」だから安いのか、カラクリは分かりませんが、とにかくお手頃だったので、毎日食べました。

 

苺は11月から5月くらいの約半年間スーパーに並びますが、昔は苺の旬は春だったそうです。ということで、4月・5月は苺をいっぱい食べましょう😄!なぜなら苺にはイイことがいっぱい詰まっているんです~😊

 

なんでも苺はストレスに良いそうです!ラットにストレスを加え、その後に苺を食べさせたところ、苺を食べていないラットよりもストレスや不安感が軽減し、うつ症状も和らいだ、という研究があるそうです。でもこれはあくまでラットの話・・・人間も苺でストレスが和らぐのでしょうか?

 

2020年に浙江大学で行われた研究によると、他者との交流がない、ある種の隔離状態の中でストレスを感じている人に苺を見せたところ、ストレスや不安感が軽減するという結果になったそうです!食べたのではなく、見せただけですよ。くさかんむりに母と書くだけあって、苺には見るだけで心を癒すパワーまであるんでしょうか?!

 

ちなみに上記の「隔離状態」は独房に監禁されていたとかではなく、宇宙ステーションでの話のようです。苺(収穫前の植えた状態のもの)を15分間眺めてもらい、その後、唾液中のコルチゾール(ストレスホルモン)量を計測したそうです。

 

苺が頭痛に有効かは不明ですが、関節の痛みには効果があるようです。

 

苺が膝の痛みを緩和することができるかをみたクロスオーバー研究(交差研究、交互研究)が2017年に発表されました。クロスオーバー研究とは、被験者をAグループとBグループに分けて、Aグループは苺を食べ、Bグループは食べないで、AグループとBグループを比較する、という形式ではなく、被験者全員に苺を食べてもらう期間を作り、一定期間をおいて、今度は被験者全員が苺を食べない期間を作るという方法だそうです。

 

苺を食べた期間には、膝の痛みが軽減し、インターロイキン6(炎症を起こす要因となるサイトカイン)の数値が下がったそうです。ちなみにこの研究で食べられたのは生の苺ではなく、50gのフリーズドライの苺だそうです。フリーズドライでも良いなら、苺が手に入りづらい季節・高くなる季節でも活用できそうですね😊

 

苺が癌に良いという研究もありました。2012年の研究で、食道に前癌状態(癌になる前の病変)の部位がある人に30gもしくは60gのフリーズドライの苺を毎日食べてもらい、前癌状態の部位にどういう変化が出るかをみたそうです。

 

60gのフリーズドライ苺を食べたグループでは、6カ月で少なくとも80%も病変が改善し、なんと52%の人が前癌状態が消失したそうです!

 

ちなみにラットの乳癌に苺が効果的という研究もあるようです。

 

いかがでしょうか、苺、食べたくなりましたか?ショートケーキも苺大福も美味しいですが、是非、苺そのものを堪能してみてくだいさい😊

 

文:真木