1日7個で腸を元気に

いきなりちょっと嫌なデータのご紹介です。

 

2020年に癌で死亡した日本人は37万8385人(うち男性が約22万人、女性16万人弱)です。2018年のデータによれば、一生のうちに癌という診断を受ける日本人は男性で65%(半数越え!)、女性で50.2%です。また2020年のデータによると、日本人が癌で死亡する確率は、男性が26.7%、女性で17.9%とのことです。

 

いかがですか?全くもって「他人事」とは思えない数値の数々ですね。「私は大丈夫、癌には絶対ならない。」と自信を持って言える人は少ないのではないでしょうか。

 

ちなみに部位別で見る癌の死亡数順位(2020年)は、男性が肺、胃、大腸、膵臓、肝臓、女性が大腸、肺、膵臓、乳房、胃の順になっています。

 

ここからは、死亡数が男性でワースト3位、女性でワースト1位の大腸癌の予防に役立つかもしれないある食べ物についてご紹介したいと思います。

 

腸には100兆個もの微生物が住んでいると言われています。微生物に「良い仕事」をしてもらうには、「良い食事」を与えることが大切です。

 

微生物の好物は食物繊維やポリフェノールのような抗酸化力のある植物性栄養素です。その両方を兼ね備えたある食べ物を使った実験が2015年に行われました。

 

実験は3週間にわたって行われました。1日7個の「それ」を食べるグループと、食べないグループに分けて、3週間後にどのような変化が生じるかを調べました。ちなみに「それ」はどら焼きではありません。

 

1日7個の「それ」を食べたグループは腸の活動が活発になりました。そして変化はそれだけではありませんでした。便に含まれるアンモニア濃度が低下したのです。肝機能が低下していると体内のアンモニア濃度は上がります。

 

また、アンモニア濃度だけでなく、1日7個の「それ」を食べたグループは、便に含まれる水分中の「遺伝毒性」も下がるという結果になりました。DNAの損傷が減ったということを意味しており、早い話が「腸が元気になった」ということのようです。

 

さて、1日7個の「それ」ってなんだと思いますか?

 

デーツです。食べたことがないという方も多いかもしれません。真木はコストコでよく画像の袋のデーツを買っていたのですが、去年あたりから見かけなくなって、大変残念に思っています。販売を再開してほしい・・・😭

 

デーツはねっとりとした食感&甘味があります。酸味はありません。干し柿に近いでしょうか。干し柿やねっとり系の干し芋がお好きな方は、美味しく食べられると思います。

 

食物繊維とプリフェノールを豊富に含むデーツには、腸内の微生物を元気にし、大腸の癌細胞の増殖を抑制するのにうってつけのようです。便秘に悩まれている方にも良さそうですね😊

 

文:真木