FGF21と食事

前回のブログでFGF21について書きました。FGF21を増やすためには運動が有効ということも書きましたが、食事で増やす方法もどうやら存在するようです。ということで、今回はFGF21と食事について書いていきたいと思います~。FGF21が何だか分からないという方は是非、1つ前のブログを読んでみて下さい。

お子様ランチ、パンケーキ、かつ丼大盛、フィレミニョンステーキ(レア)、どら焼き、さてこの中にFGF21を増やしてくれるメニューはあるでしょうか?どれも美味しそうですが・・・残念ながらFGF21を増やしてはくれなさそうです。

 

ちなみに断食、それもプチ断食ではなく「本気」の断食にはFGF21を増やすのに有効なのだそうですが、なかなか気合いが必要ですよね😅もう少し、気合いを必要としない食事方法でFGF21を増やしたいものです。

 

 

 

グラフは、食事①を食事②に変えた4日後に、血漿中のFGF21のレベルがどのように変化したかを表しています。1例だけFGF21量が下がったケースがありますが、その他は食事を変えてたった4日しか経っていないのに、FGF量が平均232%も増えたのです。一体どんな食事に変えたのか気になりせんか?

 

 

 

 

 

 

FGF21を増やした食事方法、それは・・・「お肉を食べない」でした。

 

「お肉を我慢するくらいなら、FGF21なんて増えなくてもいい!」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ただ上記の実験の結論は、「FGF21を増やしたいならベジタリアンになりなさい」ということではなく、たんぱく質の摂取量を体重1キロあたり0.8g程度に抑えることで、FGF21を増やすことができる、ということのようです。

 

体重50キロの方であれば、たんぱく質の一日摂取量を40gにするということになります。これは厚生労働省の推奨量(成人男性60g、成人女性50g)より少ない値です。たんぱく質を減らすことに不安がある方は、「何からたんぱく質を摂るか」という視点も変えてみると良いかもしれません。

 

グラフは食品に含まれるメチオニン(アミノ酸の一種)を表しています。FGF21を増やすには、メチオニン量を減らすことが重要なのだそうです。

 

グラフを見ると、動物性の食品はメチオニンの含有量が多いことが分かります。たんぱく質を摂取する時に、動物性食品からではなく、植物性食品から摂るように心がければ、メチオニンを抑えつつ、たんぱく質を摂取することが可能です。

 

納豆、豆腐、枝豆などなど日本は植物性たんぱく質を豊富に含んだ食品がさまざまありますので、たんぱく質=肉!という幻想に縛られる必要はないかと思います。

 

文:真木