ない人は進化系かも?

この方、どなただかわかりますか?ケン〇ッキー・フライドチキンの方ではありませんよ。

 

アルフレッド・ウォーレスというイギリス人生物学者です。同時代の人として、同じくイギリス人生物学者のチャールズ・ダーウィンがいます。

 

ダーウィンと言えば「進化論」ですが、ウォーレスも進化論の提唱者の1人なのだそうです。と言っても、ウォーレスが進化論の提唱者と認識されるようになった理由は、「生物の進化の仕組みに関する理論を見出し、それを論文にしてダーウィンに送ったところ、ダーウィンの小論と一緒に共同発表されたから」というのが理由で、自分発信ではなかったそうです・・😅

ひょんなことから進化論提唱者と言われるようになったウォーレスが言い続けた言葉に、

 

「事実は頑固である」

 

というのがあります。ウォーレスは生物学等において貴重な研究結果をたくさん残しつつも、心霊主義を擁護したという一面もありました。ただし、最初からそうであったわけではなく、元々はガッチガチの唯物論者だったそうです。ところが、交霊会でみられる現象を調査しているうちに、否定しようがない本物の現象であると確信するに至ったそうです。それが「事実は頑固である。どうしようもないのである。」という言葉になったようです。

 

ダーウィンの進化論は、自然選択こそが生物の特徴を生み出し、進化の最も重要なメカニズムであるとしています。人間の高度な認知能力さえも、サルが自然選択を重ねた結果に得られた、というのがダーウィンの考え方です。

 

一方のウォーレスは、自然選択のみによって人間の高度な認知能力を得ることは不可能であり、そこには自然選択以外の別の力が働いたと考えました。それは我々が生きるこの3次元の物質世界よりも上位にある霊の世界の力である、というのがウォーレスの考え方です。

 

 

 

日本では大半の人が当たり前に信じている「ダーウィンの進化論」も、アメリカでは信じる人が、最近ようやく過半数に達したという状況のようです。特に共和党支持者は進化論を信じている人は少なく、その数は34%程度なのだそうです。進化論を信じない理由は、「聖書に神がこの世界をつくられたと書かれているから」です。

 

この「宗教」VS「ダーウィンの進化論」の対立は、19世紀から20世紀にかけて、世界を二極化する大きな対立構造になりました。ダーウィンの唯物的進化論・神なき進化論に共鳴してマルクス主義が生まれ、それがかつてのソ連や現在の中華人民共和国という社会主義・共産主義の国を生むことにもなりました。そして、こういった社会主義・共産主義の国では、国民が苦しむというのが通例です。そう考えると、もし「ダーウィンの進化論」ではなく、「ウォーレスの進化論」つまり、神ありきの進化論、神が進化を促しているという進化論が支持されていれば、今とは違った世界になっていたのかもしれません。個人的にはウォーレスの神あっての進化論を信じていますし、ウォーレスの進化論が教育現場でも当たり前に教えられている世界を見てみたいな~という願望があります。

 

 

ダーウィンの進化論を信じるか、ウォーレスの進化論を信じるか、それはさておき、なんと「進化した人にはない」と言われている部位が我々現代人にもあるんです。どこだか想像つきますか?

 

 

 

答えは手首です!正確には手首のところを走っている筋肉がない人がいるのです😆

 

上の腕には「PL」と書かれているスジが見えていますが、下の腕にはそれがありませんね~。下の腕がいわゆる「進化系」です。

 

 

 

 

このスジは長掌筋と呼ばれる筋肉の腱です。このスジがない人は、この筋肉が欠損しているということになります。

 

「筋肉が欠損していて大丈夫なの?!」と思われるかもしれませんが、この筋肉は腕力や握力に影響を及ぼさず、ほうれい線を消すための美容整形手術で顔に移植することがあるくらい、重要度が低い筋肉なのです。ちなみに前腕で木から木へ移動する猿のような動物の長掌筋は発達しているそうです。木登りをしなくなった人間にはあまり用のない筋肉のようです。ちなみに長掌筋腱がない人は、人口の10%程度だそうです。

 

長掌筋腱があるかないかは、親指と小指を合わせて、手首を手前に曲げてみるとわかります。長掌筋腱がない方いらっしゃったら、是非見せて下さい!生で見たことがないもので😆

 

文:真木