つきますか?

何も意識しないで普段通りに仰向けで寝た時に、画像の男性のように肩が床から浮いてしまう方いらっしゃいませんか?こうなってしまう方はある筋肉がカッチカチになっているかもしれません。何という筋肉だかわかりますか?その筋肉とは・・・

 

 

小胸筋(画像の赤い部分)です。小胸筋がくっ付いている青い部分は肩甲骨です。小胸筋が硬くなると何が起こるかイメージできますか?

ズームインして見てみると、小胸筋は筋肉の線維が斜めに走っているのが分かります。この線維がギューっと縮むということは、矢印方向に筋肉が短くなることを意味します。

 

小胸筋が矢印方向に短くなると、そこにくっ付いている肩甲骨は・・・良からぬ方向へ引っ張られてしまうのです😱どの方向へ引っ張られるかと言いますと・・・

左側の画像のように、肩甲骨が「外転+下方回旋+前傾」する方向へ引っ張られます。要するに、肩は前に出て、背中は丸まり、それに付随して頭の位置も前に出てしまうという、いわゆる「猫背・巻き肩」になります。

 

肩甲骨が引っ張られてしまっている左の人は、右の人と比べると肩や腕の位置が明らかに違いますよね?普段の何気ない立ち姿勢が、こんな風に肩や腕が前に出ている方の小胸筋は十中八九ガッチガチと思われます。

 

どこにも力を入れないで、横向きに立って鏡を見てみて下さい。いかがですか?肩や腕の位置はどのあたりですか?腕が背中よりかなり前にあったら、今日から、今すぐにでも、小胸筋を伸ばしましょう!

 

 

小胸筋はこんな風に簡単に伸ばすことができます😄「家には、ストレッチポールもバランスボールもベンチもないよ!」という方は(ほとんどの方がそうだと思いますが)、ベッドの端に寝転がって片側ずつ伸ばすと良いと思います。仰向けで腕を背中より落とすことができれば小胸筋は伸びます。高さがあるほど伸びは強くなります。(例えば、ストレッチポールとバランスボールなら、バランスボールの方が腕が落とせるため、伸びも強くなります。)余裕があれば500mlのペットボトル(中身入り)でも持って行うと、重さがかかってより伸びが強くなります。手の平は必ず天井に向けます。

 

猫背や巻き肩ではない方にも、胸が開いてスッキリするのでおすすめです。猫背の皆様は肩が床につくようになる日を夢見てがんばって下さい~😄

 

文:真木