NBA選手もやっている体幹トレ

こちらのバスケットボール選手をご存知ですか?アメリカNBAのボストン・セルティックス所属のエネス・カンター・フリーダム選手です。

 

スイス生まれ、トルコ育ち、昨年12月にアメリカ国籍を取得しました。名前もエネス・カンターからエネス・カンター・フリーダムに改めました。

 

 

 

 

 

カンター選手は試合でさまざまな「特注シューズ」を着用されています。左上から時計回りに、

 

『ウイグルを救え』

『ウイグルに自由を』

『台湾は台湾人のもの』

『北京オリンピックにNOを』

 

と書かれています。

 

中国でのNBA観戦者数は8億人にも及ぶそうで、NBAにとって中国市場は数十億を生み出す上客です。NBAは中国に頭が上がらないようで、2019年にはヒューストン・ロケッツの幹部が香港での抗議デモを支持する内容をSNSに投稿したところ、中国共産党は大激怒。中国での試合放送を中止し、不買運動まで起こされ、結果的にこの幹部は謝罪をさせられました。NBAは人権よりも利益を優先して、中国共産党にひれ伏した形になりました。

 

そんな中国共産党とズブズブのNBAにいながら、中国共産党に対し孤軍奮闘しているのがカンター選手です。カンター選手はメディアによるインタビューや自身のSNSでこんなことを語っています。

 

「何十年もアスリート、セレブ、大企業は中国の人権侵害に沈黙してきた。その間に、チベットでは独立が奪われ、ウイグルでは大量虐殺が行われ、香港の民主化運動は潰され、今では台湾の主権さえ奪われようとしている。中国共産党は友人ではなく、凶暴な独裁政権だ。私たちは道徳よりお金を優先することをやめるべきだ。IOCは中国の蛮行を長年許してきた。IOCに北京オリンピックを中止させよう。自分の大切な価値観や主義主張を中国共産党に売り渡して得た金メダルに価値なんてない。強制収容所で拷問や性的暴行が行われている国でプレーはできない。我々アスリートや俳優、歌手などは、今こそプラットホーム(発言できる立場・影響力)を使うべきだ。神が声を上げられない罪のない人々の代弁者になるように、発言の場を与えて下さったと思う。」

 

 

北京オリンピックまで残された時間は少ないですが、世界各地で人権団体がボイコットの声を上げ続けています。フォックスニュースのローラ・イングラムさんも「観戦ボイコット」を訴えていました。北京オリンピックを「史上最も観戦されなかったオリンピックにしよう」と呼びかけていました。

 

人生をかけて五輪に向けて練習を重ねてきた日本人選手のことは心の中で応援しつつも、私もテレビ観戦は控えようと思っています。私が観戦しないことなど何の意味も持たないことは分かっていますが、犯罪組織・中国共産党と閣僚の代わりに橋本聖子さんを派遣するというどっちつかずの中途半端な保身丸見えの方法でやり過ごそうとしている腰抜け日本政府に対するせめてもの抵抗です。

 

 

では最後に、カンター選手が実際に行っているトレーニングから1つだけご紹介します。下記の動画の冒頭と7秒過ぎあたりで一瞬出てきます。

カンター選手はケーブル付きの器具を使用していますが、もちろんそんな器具がなくてもできます。負荷なしでもできますが、おすすめは画像の女性のようにダンベルなどを使う方法です。ダンベルがなければ、中身の入った2リットルのペットボトルや開封前のお米などで代用すると良いかもしれません。

 

浅めのスクワットから、斜め上方へ向かって腕を振り上げ、同時に体もひねります。ストレッチではありませんので、大きくひねることよりも、ある程度の勢いをつけて振り上げ、「ピタッと静止する」ことに重点を置いて下さい。その際に胴回りを固めるように意識します。体幹を鍛えるのにピッタリですよ😊

 

文:真木