視点を変える

今日は、「苦手だ、嫌いだ、足が上がらんのだ、何でできんのだ」というお声を頂くことが多いワークアウト第1の上記の動きについて書きたいと思います。「嫌い」は好みの問題なので仕方がないとして、「足が上がらない」については改善の余地があるかもしれません。

 

 

腰くらいの高さの台、もしくは腰より少し低めの台などに足を乗せた時に、バランスが崩れて立っていられないという場合には、現時点ではその高さまで膝を上げるだけの柔軟性がないと言えます。

 

台に足を乗せていればば立っていられるけど、台がないと膝を同じ高さまで上げられないという場合には、筋力もしくはバランスの問題と言えます。「足が上がらない」という現象は同じでも、原因はさまざまあるということです。

 

物事に行き詰った時に、発想を逆転させると新たな突破口が見えるようになることがあると思います。トレーニングも同じように、ちょっと視点を変えるだけで、原因が別のところにあることが発見できることがあります。この動きに関しても、「足が上がらない」ことを「上げる側の足の問題」と捉えがちですが、実は原因は別のところにあるのかもしれないのです。

 

 

「足が上がらない」原因の1つかもしれない「中殿筋」に注目したいと思います。それも上げる足側の中殿筋ではなく、軸足(クッションに乗っている方の足)の中殿筋です。

 

この動きをする時に、皆さんはどれくらい中殿筋を意識されているでしょうか?そもそも中殿筋に力が入っているかどうかもよく分からないという方は、下記の動きをやってみて下さい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

片足だけを台に乗せて立ちます。台の高さは10㎝くらいでも構いません。ちょっとした段差や階段などでもできます。台に乗っていない方の足を下げて、1枚目の画像で黄色線が示しているように骨盤を傾けます。(左足が台に乗っている場合には、右の骨盤が下がる)ちなみに、特に意識しなくても骨盤が下がるという方は、軸足側の中殿筋がかなり弱くなっている可能性があります。

 

次に下がっている方の骨盤を軸足側と同じ高さまで上げ、骨盤を水平にして下さい。この時、軸足側の中殿筋に力が入るのが分かりますか?感じ取れない方は触ってみて下さい。硬くなっていますか?これが骨盤を安定させるための中殿筋の働きです。

 

ちなみに、この動き自体が中殿筋のトレーニングにもなりますので、中殿筋を意識するのが苦手な方は、中殿筋に疲労感を感じるまで何度か繰り返してみてください😄

 

 

中殿筋の筋力が保たれていれば、片足立ちになると自然と中殿筋が働きます。しかし弱化した中殿筋では骨盤を水平に保つことができず、片足立ちになれなかったり、なれたとしてもグラついてしまうのです。そもそも片足立ちのバランスが悪ければ、反対の足を上げることはできません。軸足の安定性があってこそ、反対側の足を自由に動かせることができるというわけです。

 

柔軟性だけでは、画像のようなバレリーナの美しい動きはできません。安定性があるからこそ、柔軟性を十二分に発揮できているのです😊

 

ということで、冒頭の動きで「足が上がらない」というお悩みがある方はまず1番に「軸足側の中殿筋」を意識してみて下さい。

 

 

 

ここからは中殿筋とは全く関係のない話です。2日前のニュースでガッカリしたことがあり、大学時代のあることを思い出しました。

 

アメリカのミネソタ州にある小さな大学に2年間通っていたのですが、アメリカの大学は留学生が数百人、数千人在籍している所も多い中、私が通っていた所は留学生が全部で50人前後ととても少ない学校でした。アジアからの留学生は日本、中国、香港、バングラデッシュ、インド、ネパール出身者しかおらず、やや人種差別が強い地域だったこともあって、留学生同士は仲良く助け合って生活していました。

 

中国人留学生は10名ほどだったと思うのですが、うち1人とは寮の部屋が一緒になったこともあり、私も中国人留学生の輪に度々入れてもらっていました。誕生日にはパンダエクスプレスという中華料理屋さんでお祝いをしてもらったり、数学がとても得意な王さんのテストをカンニングさせてもらったりもしてました・・・(笑)

 

当時、不思議に思っていたことがあったのですが、中国人留学生だけ学校がパスポートを預かっていたのです。大切なパスポートをいくら学校とは言え、人に預けるのは何故なんだろうと思っていたのですが、聞いたところによると「逃亡防止のため」だったらしいのです。アメリカ国内で中国人留学生がいなくなるという事件が多発していたため、それを予防するために、学校が留学生にとっての命綱とも言えるパスポートを没収していたというのです。「逃亡なんてするかね~」と思っていたら、なんと実際に逃亡事件が起きたんです!私もそこそこ仲良くしていた張さんがある日ぱったり姿を消したんです。そう言えば、前日に張さんを含めた中国人留学生たちと会った時に、なんだか皆しんみりした雰囲気だったのですが、どうやらお別れをしていたようなんです。数日後にルームメイトの楊さんから「張さんはニューヨークに行った」と聞かされました。パスポートを預かっても逃亡は防げなかったようです・・・。

 

あの頃出会った中国人留学生、全員がいまだにアメリカかカナダにいます。楊さんはカナダに移住し、同じく中国人の旦那さんと1人息子と幸せに暮らしています。私に数学のテストを見せてくれていた王さんは、アメリカの永住権を取得し、米軍で働いています。日本人は留学を終えると日本に帰るのが当たり前の人が多いのですが、中国人は自国に帰りたがらないのです。なぜ帰らないのか・・・「自国が良い所ではないから」だと思います。

 

 

こちらは2020年に放映されたイギリスBBCの番組です。右側に座っている男性は駐英中国大使です。もし私がこの動画を楊さんや王さん、張さんに見せたら怒るか悲しむかは分かりませんが、きっと真実だと言ってくれると思います。なぜなら「政府は嘘をつく」といつも言っていたからです。中国人なら誰でも持っている「毛沢東バッジ」をコマのようにころころと転がせて、「こんなものいらない」と楊さんはよく笑っていました。

 

 

18日にバイデン大統領が「北京オリンピックの外交的ボイコット(式典に政府首脳や政府代表等を出席させない)を検討している」というニュースが流れ、次いでイギリスも「検討する」という報道が出ました。

 

日本の政治家はアメリカにへこへこ、中国にへこへこの方が多いので、「今度はどっちにつくかな~、今回ばかりはアメリカについて欲しいな~」と思っていたのですが、19日には岸田さんが「それぞれの国において、それぞれの立場があり、考えがあると思います。日本は日本の立場で物事を考えていきたいと思っています。」と発言・・・これはボイコットしないという風にも聞こえ、心底ガッカリしました。松野官房長官も「北京冬季大会アがオリンピックやパラリンピックの理念にのっとり、平和の祭典として開催されることを期待する」と言っていましたが、「ホロコースト」を現在進行形で行っている中国で「平和の祭典を期待」って・・・

 

今現在、中国に住んでいる中国人のためにも、強制収容所にいるウイグル人のためにも、中国共産党に弾圧されているチベットの人や南モンゴルの人のためにも、世界各地にいる自国に帰りたくない中国人のためにも、中国共産党が1日も早く地球上から消え去ってほしいと思います。中国共産党は政府ではなく犯罪組織です。犯罪組織が開催する平和の祭典って・・・私は日本政府が外交的ボイコットをすることを切に願っているのですが、皆さんはいかがでしょうか・・・

 

文:真木

 

 

 

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コメント: 2
  • #1

    西谷 (月曜日, 22 11月 2021 12:39)

    できないですねぇ〜15回でなく10回にしてもらえませんか?他の動きは精度の問題はあってもできるようになったのですが、コレはずっとできないままです。どうしたらいいのでしょうか?と訊く気にもなれないほど課題が多そうです。立っている軸足は悪くはないのですが上がる足が・・・開脚も話にならないほどできないので、ずっと股関節が固いと思っていましたがハムストリングスの固さかなと自分では思っています。

    まぁ昨今、国の犯罪行為は中国だけではなくて・・・モゴモゴ(汗)日本が中国の属国にならないことを祈ります(汗)

  • #2

    シャキット真木 (月曜日, 22 11月 2021 20:37)

    前から気になっていたのですが・・・西谷さんのハムストリングス硬くないと思います。スローフローの最後のメニュー、片足をかけて猫が伸びる時のような形になるあの動き・・・あの時、前の足の膝はしっかり伸びていますし、つま先も上がっています。もしハムストリングスが硬いならあの形にはなれないはずです。原因はハムストリングスではない気がします。

    一度、クッションなしで試してみるという選択肢もあります。クッションがなければできるのに、クッションを入れた途端できないのであれば、原因はバランス力だと思います。クッションがなくてもできないのであれば、筋力の問題が大きいかと思います。

    そうですね、悪いことしている国は悲しいことですがあちこちにありますね・・・。本当に中国の属国だけは勘弁してほしいです・・・