脂肪を代謝する能力

ドラえもんの動力源は原子力エネルギーだってご存知でした?何を食べても原子力エネルギーに変えられるって、ドラえもん有能ですね~。それはさておき、今日はある言葉をまずご紹介したいと思います。

 

Fat Adaptation/ファット・アダプテーション

 

日本語では何と訳されているのか探したのですが、そのままカタカナで表記するようです。日本語にするとファットが脂肪、アダプテーションが適応というような意味なので、「脂肪に適応している状態」となります。

 

簡単に言うと、「身体が脂質をエネルギー源として利用しやすい状態になっている」ということです。エネルギー源として利用される栄養素の割合は個人によって大きく違います。それは、日々の食事や運動の頻度や強度などに左右されるからです。

 

一般的には、身体は糖をエネルギー源として優先的に使うようになっています。脂肪をエネルギー源として使えるようになるということは、体脂肪が燃焼しやすい状態であることを意味しますので、できたら「ファット・アダプテーション」になりたいですよね?体脂肪を減らしたい方はもちろん、マラソンなどをされる方にとってもファット・アダプテーションは理想的で、エネルギー切れによる失速を防ぐことができます。

 

 

では、どうしたらファット・アダプテーションになるのでしょうか?

 

1番おすすめの方法は間欠的ファスティング(プチ断食)です。食べ物を食べていない時間が長くなると、インスリンが分泌されなくなり、体に蓄えられている脂質が使われやすくなります。15時間~程度の食べ物を口に入れない時間を作ることがファット・アダプテーションへの一番の近道です。

 

ファット・アダプテーションのために、「できるだけ糖質を減らす」という方法を推奨される方もいるようですが、プチ断食と糖質制限は同時に行う必要はありませんので、食べて良い時間の中であれば、適量の糖質を摂取することは問題ありません。

 

 

2つ目が「良質な脂肪を摂る」ということです。例えば、MCTオイル、ココナッツオイル、オリーブオイル、えごま油、アマニ油、青魚、グラスフェッドバターなどです。特にMCTオイルを推奨する人が多いようです。

 

MCTオイルは中鎖脂肪酸100%のオイルで、一般的な油よりも素早く消化・吸収され、すぐにエネルギーになりやすいという特長があります。中鎖脂肪酸はココナツなどのヤシ科の植物の種子に含まれる植物成分です。

 

真木はMCTオイル時々摂っています。無味無臭なので、飲み物に混ぜたり、食べ物にかけたり。そのまま飲むこともできます。MCTオイルを摂って何か変わったかと聞かれると・・・正直なところよく分かりません😅ただ、良質な脂質を十分に取れている自信がないので、普段の食事を補完する意味で摂っているという感じです。

 

 

プチ断食をして、MCTオイルを摂ったからと言って、すぐにファット・アダプテーションが起こるわけではありません。どんなに早くても4週間はかかると言われています。ファット・アダプテーションを目指す方は慌てず、気長に取り組んで下さい。

 

ファット・アダプテーションになると、体に下記のような変化が起こるようです。

 

😄当然ですが、体脂肪が減る

😄食欲が抑えられるようになる

😄尿の回数が増える

😄エネギッシュになる

😄頭がクリアになる

😄睡眠の質が良くなる

😄持久力が上がる

😄空腹での運動が苦痛ではない

😄足などのむくみが緩和する

 

プチ断食を継続している方であれば、上記の変化は実感済みかもしれません。

 

私のブログは結局のところ「運動しろ」と「プチ断食しろ」しか言ってないような気が・・・。プチ断食は私が把握しているだけでも、30人以上のお客様がされているかと思います。私のブログを読んでくださっている方で、もしまだ挑戦されていない方がいらっしゃったら・・・もういい加減あきらめて挑戦してみて下さい(笑)絶対に後悔しませんから。

 

文:真木