快楽のつけ

昨日、面倒くさがる息子を道連れに、衆院選の期日前投票してきました~。正直なところ、「この人の政策良いな」と思える候補者はいらっしゃらなかったのですが、消去法で入れてきました。ちなみにきのこの山とたけのこの里だと、たけのこの里の方が好きです。皆様はどちら?

 

 

今回は各党、一律10万円給付、ベーシックインカム導入、18歳までの子に一律10万円給付、電子マネー配布などなど「ばらまき合戦」が激しいですが、「ばらまいて票を集めて、選挙終わったら増税するんでしょ」とついつい勘ぐってしまいます。

 

「金融所得課税を検討する」と言っていたのに、選挙で富裕層の票が流れることを恐れてか「見送りする」と言ってみたり、あっちにフラフラこっちにフラフラ、日本の政治家には信念というものはないのかな~と残念になります。

 

金融所得課税は株などの投資で得られた利益に対する課税なので、関係のない人も多いと思います。私自身も全く関係ありません。富裕層への課税が強化されたところで、「取られる側」ではないですが、それでも「あるところから取ろう」という発想はどうかと思います。政治家であるならば、「今あるパイをどう分配するか」ではなく、「どうやってパイを増やすか」を考えて、国民に提示して欲しいです。

 

 

庶民からすると「政府がお金をくれるなら、ありがたく頂戴します!」と言いたいところですが、それが続くと、人間がダメになる感じがします。「地獄への道は善意で舗装されている」というヨーロッパのことわざがありますが、不労所得は勤労意欲を削いでしまって、堕落への道を真っ逆さま・・・なんて風に私ならなりそうです。

 

「快楽は精神を脆弱(ぜいじゃく)にし、愚鈍化する」とどこかで読んだことがあります。「快楽」の対局あるのは「努力」でしょうか。

 

長い距離を走っていると、辛いはずなのに、途中でハイになる段階がありますよね?苦しいはずなのに、なぜか苦しみが快感に変わってくる、そんな体験ありますよね?あれは「努力」によって苦しみが「快感」になった瞬間ですが、人生も継続的な努力によって苦しみを「快楽化」できるのかもしれません。最初はちょっと辛くても努力を続け、それが習慣化されてしまえば、努力そのものが「快楽化」するのかもしれません。

 

その良い例えが運動だと思います。シャキットにもう何年も通っているという方は覚えていらっしゃらないかもしれませんが、初めてのレッスンの時の苦しみったら、それはもう「地獄の苦しみ」だったと思います。初回後の感想が「殺されるかと思った」だったお客様もいらっしゃいました。でも今はどうですか?死ぬ、殺されると思った方も、今や「1レッスンなら余裕、なんなら少し物足りないくらい」になっていませんか?努力の継続が快楽化した証しです😄

 

 

快楽が精神を脆弱にするように、筋肉も快楽(楽な状態)を追求すると弱くなるのは常識ですよね?弱った筋肉は、たるむ、下がる、脂肪を蓄えようとする、だからこそ安易に楽な道を選ばないように気をつける必要があります。

 

快楽はあちこちに潜んでいます。私たちの日常生活に潜んでいる快楽、それは・・・

エレベーター&エスカレーター!!黙って突っ立っているだけで上に連れて行ってくれるなんて、なんて楽ちんなんでしょ~!人類はとんでもない物を作ってしまいました(笑)ご高齢の方、障害のある方やベビーカーを押している方、大量の荷物を抱えている方以外の皆さん、今日から階段を使いましょう!

ただポテポテ階段を上がるだけじゃダメです。普通に上がるだけでは、辛くないですからね。苦痛を快楽化させるためには、1段飛ばしでいきましょう!

 

段飛ばしだと膝が前に出づらいため、膝関節に負担がかかりづらく、お尻やハムストリングなどの大きな筋肉を使いやすくなります。1段飛ばしも楽勝な方は2段飛ばし、それでも楽なら駆け上がって下さい。

 

 

「人の目は全く気になりません。」という鋼(はがね)のメンタルをお持ちの方は、画像のような上り方も良いかもしれません😄

 

ご自宅に階段があるという方は、こんな⇓使い方もありますよ~。努力で苦痛を快楽化させましょう!

 

文:真木

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コメント: 2
  • #1

    西谷 (火曜日, 26 10月 2021)

    いつもブログ力作ですよね。前記事はフィットネスよりも旅行ガイドとして楽しく読みました。

    選挙はコロナ何もやらない、バラマキしない、ワクチンしない、経済活動制限しない政策の党があれば投票したいけど無理ですよねぇ〜

    ワタクシはシャキット始めの【地獄の苦しみ】を忘れたことはありません!これくらいの苦行じゃないと自分は変われないと不退転の決意でした。今でもキツさは変わらず、こんなキツいレッスンを頑張っているんだ!ということがアイデンチチーになってます。筋力強化だけでなく骨格矯正にも効果実感してますし。

    ワタクシの場合は急発進ならぬエンストからの緩やかな加速でしょうか。

    1日10分も自分でトレーニングを毎日続けられるなんて、これができればできないことはない!ってくらい凄いと思います。ワタクシはレッスン以外では何もしないので時間があるならシャキットに毎日通いたいです。

  • #2

    シャキット真木 (火曜日, 26 10月 2021)

    いつも面白いコメントをありがとうございます。

    不退転の決意からのアイデンチチ―の確立という流れがステキです!(^^)!そして、エンストからの緩やかな加速(笑)西谷さんのコメントは毎回、一つ一つの言葉のチョイスに吹き出してしまいます。

    これからも急ブレーキを踏むことなく、法定速度で運動を継続していただければ、ありがたい限りです。