奇跡の野菜

どこの国だかわかりますか~?真木が最も行ってみたい国、南米のペルーです!美しい街並みや有名どころのマチュピチュ以外にも、七色の山(ヴィ二クンカ山)や数少ない古代湖(100万年以上前から存在)の1つであるチチカカ湖、世界一降水量が少なく「死への道」と恐れられたアタカマ砂漠、インカ帝国が栄える以前のペルーに点在した古代文明・チャチャポヤス文明の石棺遺跡などなど、見所いっぱい・不思議いっぱいの国です!

 

ペルーの料理って何か浮かびますか?「インカのめざめ」という品種のジャガイモがあるからか、なんとなくジャガイモを食べていそうなイメージがありますが、やはりトウモロコシやジャガイモの消費量は多いそうです。ペルーは高地、海岸地帯、アマゾンの密林地帯に分かれているため、地域によって食材が大きく異なるという特徴もあるそうです。

 

 

こちらはロモ・サルタードというペルーの国民食です。牛肉を玉ねぎ、パプリカ、フライドポテトと一緒に炒めたものです。

こちらは海岸地帯の代表格・セビッチェ。白身魚やタコ・エビなどのマリネです。

パパ・ワ・ラ・ワンカイーナは茹でたジャガイモにチーズと香辛料を使ったソースがかかっています。芋好きにはたまらないです・・・😍

 

クイ・チャクチャードは観光客にはなかなかハードルが高いかも・・・アンデスの人が古来から家畜として飼育していた食用モルモットのフライです!

 

 

アルパカ・ア・ラ・ブランチャは名前で何の肉か分かりますね・・・アルパカです!アルパカは食用でもあるんですね・・・。

「ゲテモノ」食べたことありますか?私はカエル、ヘビ、カンガルーを食べたことがあるのですが(どれもわりと美味しかった・・・)、モルモットとアルパカは厳しいかも😅

 

ところで、上記のどの料理にもあの「奇跡の野菜」が登場しない!もしやペルーの人は「奇跡の野菜」を食べていないの?!と思い調べてみたところ・・・ペルーの人は「奇跡の野菜」を調理することはなく、生で食べる、もしくはジュースにして飲むのが主流のようです。

 

 

アンデス山脈地帯を原産地とするこの奇跡の野菜が、最初に日本にやってきたのは1970年代ですが、その頃には定着しなかったそうです。今でこそ直売所などではこの野菜を目にしますが、スーパーではあまり見かけないので、同じ根菜である大根やゴボウのように「日常的に食べる」というまでには至っていないようです。

 

私自身もこの野菜を食べ始めたのは2020年になってからで、「感染予防に良い」という話を聞いたのがきっかけでした。さてこの野菜、なんだか分かりますか?

 

 

 

 

 

「ペルーの土の中のリンゴ(Peruvian Ground Apple)」という別名を持つヤーコンです。見た目はサツマイモ、歯ごたえは梨のようなシャリシャリ感があり、甘~い不思議な根菜です。

 

ヤーコンが奇跡の野菜と称されるいわれは、ヤーコンが持つ不思議な栄養素にあります。ビタミン、ミネラル、ポリフェノールが豊富でありながら、デンプンはほとんど含まれないため低カロリーです。そして最も注目すべきなのが「フラクトオリゴ糖」の含有量です。その量はゴボウの5倍、今現在知らてれいる作物の中でナンバー1です。「オリゴ糖の王様」なんて呼ばれることもあるようです。ヤーコンはいろんな称号を持っているんですね😄

 

 

 

シャキットのお客様の中にも便秘でお悩みの方がいらっしゃるようですが、そんな方は是非ヤーコンを試してみて下さい。フラクトオリゴ糖の作用の1つに腸内環境の改善、整腸作用があります。ヤーコンは食物繊維も豊富なので、フラクトオリゴ糖+食物繊維が便秘解消に役立つというわけです。また、便秘解消だけでなく発ガン予防、高血圧予防にも効果があるそうです。

ちょっと話はそれますが、「オリゴ糖」はスーパーなどでも比較的手の届きやすい価格帯で売っていますが、残念ながら多くは「オリゴ糖を含有した甘味料」であり、さほどの整腸作用は期待できないようです。

 

フラクトオリゴ糖が便秘等に良いのは分かった、でも毎日ヤーコンを食べるのは到底無理、そもそもヤーコンは手に入りづらい、好きじゃない、という方におすすめしたいのが「長沢オリゴ糖」です。私は便秘ではないので、便秘に対する効果はよく分からないのですが、「感染予防対策」として飲んでいます。鼻炎の息子にも飲ませていますが、鼻の調子は良いようです。

 

画像のおじさまは横須賀市にあるカフェ500の店主さんなのですが、ただの店主ではありません。小柳津(おやいづ)広志さんは東京大学名誉教授も務められるアレルギー専門科学者なんです。エプロン姿はそんな風には見えませんが😅小柳津さんが調合する長沢オリゴ糖は260gで972円、ネットで買うことができます。甘味料ではありませんので、甘さはほとんどありません。ご興味のある方はネットで調べてみて下さい。

 

 

話をヤーコンに戻します。イラストは茨城県阿見町のゆるキャラ「ヤーコンのこんちゃん」です。日本で初めてヤーコンの栽培に成功したのが阿見町です。ペルーの民族衣装を着させられたジャガイモのようにも見えますが、ヤーコンです!

 

シャキット・ファームでも今年初めてヤーコンに挑戦しました。今年は栽培した野菜の多くが失敗だったシャキットファーム、山内さんが「ヤーコンできているかな・・・」とかなり心配していたのですが、先週、無事収穫できました。量としてはそれほどでもありませんが、近々販売したいと思います。シャキットファームの主導権は山内さんが握っていますので、いつ販売かは私には分かりませんが、直売所等よりも安い価格でご提供しますので、ヤーコン試してみたいという方は、タイミングが合えば、ぜひお買い求め下さい!

 

文:真木