カロリーよりも

8月限定企画である『空腹チャレンジ』(朝食を抜いて、月・火・木曜日の11時と12時10分の2レッスンに挑戦)のご予約が少しずつ入ってきています。挑戦を決意された皆様、ありがとうございます!

この企画に関し、「食べ物を口に入れない時間を少しでも長くする」ということと、「お腹が空いた状態で運動する」ということのどちらに重きを置いているのか?という質問をいただきました。

 

答えとしては、両方です。受ける方の状況によるかと思います。今まで、プチ断食(前日の夕食後から数えて16時間ほどの間、口に固形物を入れないようにする)をしたことがない方にとっては、朝食を抜くということ自体が、ハードルが高いことかもしれません。そういう方には、「レッスンが終わる13時までは食べない」ということに重きを置くと良いと思います。つまり・・・レッスンはいつもより手を抜いてもOKだと思います。

 

既にプチ断食をやっている、朝食を抜くこと自体はさほど苦痛ではない、という方は是非、2レッスンを全力で行い、胃が空の状態での運動がどんな感じかを満喫していただきたいと思います😄

 

 

プチ断食をしている方、これから挑戦してみようと思っている方の多くは、痩せることを目的にしていることと思います。

 

では、痩せたい方が一番に気にすべきことは何でしょうか?カロリー!とにかくカロリー!カロリーさえ低ければOK!ゼロカロリー万歳!

ではありません。カロリーを全く気にする必要はないとは言いませんが、「ラスボス」はカロリーではないかもしれません・・・😱

 

 

こちらの水滴みたいなキャラクターは「インスリン君」です!インスリン君が誇らしげに掲げているのが「糖」です!

 

 

食事をすると、糖が体に取り込まれます。ドラえもんがご飯を頬張っているこの瞬間にも、どんどん糖が体に入ってきています!その糖がどうなるかと言うと・・・

 

 

糖は小腸から吸収されて、血管の中に入っていきます。これが「血糖値が上がる」という現象です。

 

ここで膵臓のランゲルハンス島出身のインスリン君の出番です!ちなみに「ランゲルハンス島」はドイツ人病理学者・ランゲルハンスさんが発見した島状に存在する内分泌性細胞群のことです。

 

 

インスリン君が体のあちこちで、糖をエネルギーに変えるスイッチを押してくれます。そうすると、「血糖値が下がる」となるわけです。ありがとう、インスリン君😄

 

 

ところが、問題が起こることがあります。「インスリン抵抗性」と呼ばれ、インスリン君が働いてくれないという状況です。

 

インスリン君が働くのをやめてしまうと・・・

血液が糖だらけになり、血管が大渋滞・・・😱

 

活性酸素が大量発生し、血管を破壊・・・😱😱

 

という恐ろしい事態になります。これが脳梗塞や心筋梗塞、脂肪肝、アルツハイマー病、パーキンソン病などの怖い病気の引き金となるのです😱

 

 

 

インスリン君は食事をすると出ます。インスリン君が働いてくれないなら、インスリン君が働いてくれるまで食べるしかない!というのは、当然ダメです。

 

インスリン抵抗性は肥満・老化・発ガンを促進すると言われています😱痩せたい、若々しくありたい、ガンになりたくない、という方はインスリン抵抗性を改善することが大切です。

 

ところが悲しいことに、加齢とともにインスリン抵抗性は増大し、太っていなくても成人の多くはインスリン抵抗性をもっている、と言うお医者さんもいらっしゃいます😭(以前よりお腹周りに脂肪がついた、血圧が高い、中性脂肪が高い、むくみやすい、心筋梗塞の家族歴がある、2型糖尿病の家族歴がある、こういう方はインスリン抵抗性がある可能性が高いそうです。)

 

 

なんでもかんでも加齢のせいにされたらぐうの音も出ませんが・・・でもあきらめるのは早いです!インスリン抵抗性に抵抗する方法があります!

それが・・・断食と運動!8月限定企画がここで活きてくるというわけです😄

 

インスリン君は食事をすると出る・・・働かないインスリン君は肥満・老化・発ガンを促進させる・・・だったら、インスリン君に引っ込んでいてもらいましょう!

 

もう1度言います。インスリン君は食事をすると出る。つまり、食事をしなければ出ないのです!断食しましょう😄(プチ断食でもインスリン抵抗性の改善に十分効果ありですよ😊)

 

 

 

インスリン抵抗性の改善のための運動は、どんな運動でもOKです。有酸素運動でも筋トレでもなんでも良いのです。できれば強度が高めの運動、つまり少々辛いと感じる運動です。いつも1レッスンの方なら、2レッスンはきっと辛く感じますよね?空腹で2レッスンは、インスリン抵抗性の改善にもってこい!というわけです😍

 

空腹チャレンジ、皆様のご参加をお待ちしております!!(挑戦したいけど、時間的に無理・・・という方はご相談下さい。)

 

文:真木