インド人がそう言うなら・・・

ある民族やある国の国民性を端的に表したジョークをエスニックジョークと呼びます。例えばこんなのがあります。

 

沈没しかけている船に乗っている様々な国の乗客に、海に飛び込むように船長が説得する場合、どんな声掛けをするか?

 

アメリカ人→飛び込めばあなたはヒーローになれます。

 

イギリス人→紳士は飛び込んでいます。

 

ドイツ人→飛び込むのはルールです。

 

イタリア人→先ほど、美女が飛び込みました。

 

フランス人→飛び込まないで下さい。

 

ロシア人→海にウォッカの瓶が浮かんでいますよ。

 

日本人→皆さん飛び込んでいます。

 

言い得て妙とはこのことでしょうか・・・。「〇〇人は△△」といったステレオタイプは、単なる決めつけであるとはわかりつつも、ついついそういう目で見てしまうことがあります。私は大学時代をアメリカとオーストラリアで過ごしましたが、どちらも多民族国家だったので、沢山の国の人との出会いがありました。そんな中、私が出会った数少ない人たちを、独断と偏見で総括するとこんな感じです。南米(国ですらありませんが)の人は陽気、ドイツ人は頭が硬い、フランス人はめんどくさい、アフリカ人(こちらも国ではありませんが)はすぐ踊る、中国人は声がでかい、オーストラリア人は勤勉でない、などなど・・・。その国の人が読んだら怒られそうです😅でもこれは、前述したように、私の単なる独断と偏見であって、事実ではありません。声が小さい中国人もいましたし、チャラチャラしたドイツ人もいましたし、踊らないアフリカの人もいました。でも、これだけは偏見ではないのかもと今でも思っていることが、「インド人は頭が良い」です。出会ったインド人は、もれなく全員、頭が良かった印象があります。

 

インドに限らず、発展途上国から先進国に留学するというのは、金銭的に大変なことと思いますので、それなりの家庭に生まれたか、奨学金を得ることができるくらい能力が高い人だとは思います。なので、「インド人は頭が良い」ではなく、「先進国に留学できるようなインド人は頭が良い」なのかもしれませんが。

 

 

というわけで、インド人を尊敬する真木が、最近YouTubeでよく見るのが「The Yoga Institute/ザ・ヨガ・インスティチュート」というチャンネルです。ヨガ・インスティチュートは100年以上も前に設立された、世界最古のヨガ研究所です。

 

ヨガの起源は今から4500年も前のインダス文明まで遡るのだとか。12~13世紀までは、ヨガは瞑想と座法が中心だったらしいのですが、その後、アーサナ(ポーズ)と呼吸法を加えた「ハタ・ヨガ」が生まれたそうです。我々がヨガと聞いてイメージするものは、このハタ・ヨガが原型となっているようです。

 

ヨガ・インスティチュートの創設者であるShri YogendraさんはFather of Modern Yoga Renaissance(ヨガ復興の父)と呼ばれているそうです。

 

Yogendraさんは30年ほど前に他界されており、YouTubeで教えてくれているのは、義理の娘さんであるHansaji Yogendraさんです。

私自身はヨガは人生で3回しかやったことがありません。ポーズが複雑、呼吸が難しいというイメージがあるのですが、Hansajiさんが教えてくれるヨガは簡単なものばかりで、初心者の方でもできるものばかりです。

 

今回は、「更年期のアーサナ」というタイトルの動画から、簡単な5つのポーズをご紹介したいと思います。

 

個人差はあるにせよ、多くの方が更年期には何かしらの体の変化を感じられることと思います。更年期は閉経の前後5年、つまり10年間という長い期間を指します。日本人女性の閉経の平均年齢は50歳です。50歳で閉経するとすると、更年期は45歳から55歳となります。シャキットのお客様は40~60代の女性が中心なので、今まさに更年期真っただ中という方もいらっしゃると思います。私自身も今年44歳なので、仲間入りしているかもしれません😆

 

 

1つ目はこちらです。1つ1つのアーサナに名前があるようなのですが、全くもって聞き取れませんのでご容赦下さい😅片側の足の親指をつかんで、片足立ちになります。そこから握っっている側の足を前方に伸ばしていきます。膝は可能なところまで伸ばします。更年期の女性にとってバランスを鍛えることはとても大切で、骨粗鬆症の予防になるとHansajiさんはおっしゃってます。ぐらついて立っていられない場合には、壁などを軽く支えにしてもOKです。もちろん左右両方とも行って下さい。

 

 

2つ目は親指を握っている側の足を、前方ではなく横に開いて、膝を伸ばしていきます。

 

全てのアーサナに共通して、「何秒キープする」だとか、「どこの筋肉を意識する」といった細かい説明はありません。トレーニングとはまた違いますね。呼吸の仕方の指示もされていませんので、肩ひじ張らず、穏やかな気持ちで行うと良いのかもしれません。

 

 

3つ目は両手で抱えた膝を、できるだけお腹に寄せていきます。消化の促進等を助けるアーサナだそうです。ここでもバランス力が大切だということをおっしゃってます。

 

 

4つ目は仰向けで足はあぐら、手の平は頭の下に入れます。鼠径部を開き、腹部の血流を促すアーサナだそうです。ただただリラックスします。

 

 

最後は少々難しいかもしれません。4つ目のアーサナから上半身の上部を持ち上げ、頭部で支えます。手は親指を握っています。甲状腺に良いそうです。モデルの方の顔が赤らんでいくのを見て、血流が回っているとおっしゃっています。

 

更年期の方はもちろん、そうでない方にとっても良さそうなポーズばかりです。是非やってみて下さ😊

 

動画で確認されたい方は前半の6分は説明になり、実際にアーサナが始まるのはそれ以降となります。

 

文:真木

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    ナウシカ要素 (土曜日, 17 7月 2021 21:01)

    すごくタイムリーです!

    今はなくなってしまったモビリティマックスで
    初めてレッドコードを体験してから
    Y字バランスって素敵✨と憧れを持っていました。
    自分には到底無理!!と思っていましたが、
    この体で生きるのは一度きりなんだから、
    死ぬまでにできるようになりたい、と一念発起。
    数ヶ月前から毎晩、最初の1つ目と2つ目の動きを
    やってみていました。
    まだひざがのばしきれませんが、
    薄皮を剥ぐように少しずつできるようになっている気がします。
    何より、できないなりに、なんだか気持ちいいのでやってました。

    去年までは見て見ぬふりでやり過ごしていた更年期症状も
    さすがに気付かざるを得ない今日この頃でしたが
    まさかこれが更年期にも良い動きだったとは。
    頭が知らなくても、体はなんでも知ってるのかもですね。

    ご紹介くださった他の動きもためしてみますね。
    ありがとうございました。

  • #2

    シャキット真木 (日曜日, 18 7月 2021 09:30)

    「この体で生きるのは一度きりなんだから、死ぬまでにできるようになりたいと一念発起」ってなんだか素敵ですね!そして、実際に継続されているというのが、更に素敵!継続は難しいですよね。特に、柔軟性やモビリティというのは、ある程度の加速度を持って上がっていく筋力や体力とは違って、変化を感じづらいですからね・・・。毎晩、数か月というのは尊敬です。

    骨盤周りを動かすことは、更年期の女性にとって大切なことなのかもしれないですね。4つ目・5つ目のポーズは、ナウシカ要素さんにとっての課題かもしれない股関節外旋や骨盤前傾が含まれるので、ぜひお試しください!