ダイエット貢献度(再掲)

今日は2019年11月11日のブログを書き直し、再掲します。

 

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タイトルを「ダイエット貢献度」としましたが、何の貢献度かと言いますと・・・運動のダイエットに対する貢献度です。つまり、運動でどれくらい体重を落とせるのか、ということです。これは、ジムで働く人間としては、決して踏み入れてはいけない領域なのですが(?)、シャキットはお客様に対し正直でありたいと思っておりますので、この重要なテーマについにメスを入れたいと思います😆

 

 

YouTubeで「痩せる運動」を検索してみると・・・出ます、出ます!これだけ「痩せる運動」があるのだから、運動すれば痩せるに違いない!と思いたいところですが、真相はいかに・・・

 

運動と減量の関連性について、科学はなんと言っているのでしょうか?運動が減量に効果的であるかどうかを検証した研究というのは、たくさんあります。それらの研究結果をざっくりまとめると・・・心の準備はよろしいですか・・・?

 

『運動が減量に効果的であると結論づけた論文は、ほとんどない。多くの研究で「せいぜい15%程度の貢献度」と見積もられており、2018年に出されたある論文では、筋トレが減量に及ぼす影響は0~1%、減量に効果的と思われている有酸素運動ですら、0~3%であり、ほぼ「効果なし」と言える。』

 

となります😱😭😱これは、シャキットの存亡を脅かす重大かつ隠し通したい事実であります!なんせ、シャキットのお客様の大半が、「痩せたくて運動をしている」のですから・・・(初回のご来店時にご記入いただいた登録用紙によると)

 

 

「騙されたぁぁぁ!運動なんてやめてやるー!シャキットなんてやめてやるー!!」と思った方、ちょっと待って下さい!

 

確かに「体重を落とす」という意味では、さほど役に立たない運動ですが、それをはるかに上回るメリットがたくさんあるんです!運動は副作用が一切ない最強の薬なのです😍

 

運動という薬にどんな効能があるかと言いますと、

 

😍血糖値が下がる

😍血圧が下がる

😍中性脂肪が減る

😍糖尿病のリスクが下がる

😍脳梗塞のリスクが下がる

😍心筋梗塞のリスクが下がる

 

などがあります。このあたりは、健康診断の血液検査で数値が変わった!というお話をお客様よりよく聞きますので、実感されている方も多いかと思います。

 

運動の効能は数値にだけ表れるわけではありません。テキサス大学で行われた研究によると、運動習慣がなかった人が運動を始めると、食生活が改善するという結果が出ました。それまで揚げ物、炭酸飲料、お菓子などを好んで食べていた人でも、運動習慣が身につくと、野菜や果物を選ぶ頻度が増えたそうです。これは、「せっかく運動したんだから、食べ物も気をつけようかな・・・」といった意識的な変化ではなく、運動の習慣化によって、ドーパミンなどの神経伝達物質の活動が活発になり、高脂肪食品や動物性食品への嗜好が低下したからと考えられるそうです。

 

 

運動の効能として、私が声を大にして言いたいことに、運動とミトコンドリアの関係性があります。

 

ミトコンドリアは私達の体の全ての細胞に存在します。人間が生きていくためにはエネルギーが必要ですが、そのエネルギーをつくるのがミトコンドリアです。

 

エネルギー工場であるミトコンドリアの数が減ると、当然、エネルギー不足が起き、疲れやすくなります。若い頃と比べて、体力が落ちた、疲れやすくなったと感じる方は、ミトコンドリアが減っているのかもしれません。

 

加齢とともに減ってしまいがちなミトコンドリアですが、増やしたり、活性化させることも可能です。その方法が運動です😊カナダで行われた研究によると、運動を頻繁にする70歳のミトコンドリアは、22歳と同程度に活性化しているそうです!シャキットのお客様のミトコンドリア年齢も計りたい!

 

また、ミトコンドリアは活性酸素とも関わりがあります。老化の一因とも言われる活性酸素。ミトコンドリアの数が減ったり、質が悪くなると、エネルギーをうまく作れなくなり、余計な活性酸素を出してしまうそうです。だとすると、活性酸素を増やさないためにも、ミトコンドリアの数と質を上げる必要があります。その方法は・・・もちろん運動です。それも「きつめの運動」です。

 

時々、お客様に言われます。「ワーク〇ウトはきつすぎる。もっと優しいのを受けたい。」と・・・そんな時は、「きつめの運動がミトコンドリアの数と質を上げるために必要なんです!がんばりましょう!」と私は答えます。嘘です。そんなことは言いませんが、でも事実です。

 

 

いかがですか?運動は、体重を落とすことに関しては役立たずですが、私達の美と健康への貢献度は、目を見張るものがあります。運動は体重を落とすためにするものではない、という認識を持っていただければ幸いです。

 

文:真木