エゴとの戦い

「えご」は佐渡島の郷土料理です。乾燥した「えご草」(海藻、いご草とも呼ばれるようです。)を煮溶かし、練って、固めて作るそうです。

 

佐渡島と書きましたが、広い地域で食べられているそうで、「いご」とか「おきゅうと」とか「いごねり、えごねり」など色々な呼び方があるようです。

 

海藻からできているので、ミネラルや食物繊維たっぷりです。こんにゃくに似た見た目をしていますが、当然ながら、こんにゃくよりも「磯の香」が豊かなのだとか。酢味噌や薬味を入れた醤油で食べたりするそうです。おいしそう・・・

 

 

私が戦っているのは、上記の栄養たっぷりのえごではなく、なんの栄養もない「エゴ」です。ということで、今日のブログは単なる私の感情の吐露になりそうです・・・😱

シャキットに初めてご来店いただくと、お客様情報として、お名前やご住所の他に、「運動を始めようと思ったきっかけ」というのを伺います。その理由として圧倒的に多いのが、「痩せたい、引き締めたい、体重を落としたい」です。

 

「引き締める」と「体重を落とす」は必ずしもイコールではないですが、その辺のことは今日はおいといて、とにかく多くの方が「痩せたいから運動する」なのです。

 

 

お客様の大半が「痩せることを望んでいる」のは、頭では理解しているつもりなのですが、ここで真木のエゴが発動してしまうのです・・・😱

 

実は、真木としては、「シャキットで運動するからには、痩せる痩せないは良いとして、まずはこうなってほしい!」という願望があるのです。では、ここで、真木の「エゴ」を書かせていただきます!どうぞヤジでも飛ばしながら、読んで下さい😆

 

真木のエゴ① 下半身の筋力を強くしてほしい!

 

下半身は筋肉量が多い、だからそこを鍛えると基礎代謝が上がり、太りにくくなる。太りにくい体をつくるために、下半身を強くしてほしい!というのは、実は二の次です。下半身の筋肉が強い方が太りづらいのは事実ですが、私がそれを望む本当の理由は・・・シャキットのお客様には、この世を去る最後の日まで、自分の足で歩いてほしい!です。日本人の寿命と健康寿命(介護など、他者の手助けを借りることなく生活できる年齢)の差をご存知ですか?男性が9.1年、女性が12.6年です。これはあまりに長すぎます。下半身の筋力さえ強ければ、この差をゼロにできる!とは言いませんが、短くすることは絶対に可能だと思います。

シャキットのお客様は40,50代の方が多いので、「健康寿命の話されても・・・」と思われるかもしれませんが、高齢者の方のリハビリの仕事をしていた真木としては、これだけは確固たる自信があります。健康寿命が近づいてきてから運動を始めるのでは、残念ながら遅いのです。間に合わないのです。落ち切った筋力・体力・心肺機能を上げるのは、至難の業です。だから予防が大切です。

 

 

真木のエゴ② 体力をつけてほしい!

 

お客様に言われる「疲れにくくなりました!」ほど嬉しい言葉はありません。私は「体力」が人生の悩みの全て・・・とまでは言いませんが、多くを解消する力があると本気で信じています。体力がなければ、疲れます。私は人間ができていないので、疲れると、些細なことでイライラしたり、しょんぼりしたりします。そうすると家族や身近な人に当たったり、「〇〇をしたい、してあげたい」ということが出来なかったりします。体力がつけば、余裕が出て、周りの人にも自分自身にも寛容になれる気がします。実際、シャキットオープン当初の私は体力がなかったので、山内に対してイライラすることが多かったのですが、体力UPと比例するように、山内に対するイライラは減ったように思います。うっとうしいと思うことは今でも多々ありますがね。

 

 

真木のエゴ③ 胡散臭い情報に騙されないようになってほしい!

 

シャキットのお客様には、「〇〇だけで痩せる!1日〇分で痩せる!〇日で痩せる!」、こういう情報の餌食にならないでほしいのです。皆様、きっとお分かりのように、痩せるということは努力を伴います。時間だってかかります。

 

ダイエットのことに限らず、世の中には胡散臭い話がたくさんありますが、ダイエット・運動に関する話の場合には、シャキットのお客様は、その胡散臭さを見破り、「バカバカしい。近道なんてないんだから!」と言えるようになってほしいのです。

 

 

真木のエゴ④ 知識も増やしてほしい

 

エゴ③と重なる部位もありますが、ニセ情報から自らを守るためには、知識が必要になります。例えば、どういう仕組みで体重が増えるのかを知れば、お風呂やサウナで汗をたっぷりかいたところで、脂肪が落ちたのではなく、水分が抜けただけ、という判断ができます。

 

ニセ情報から身を守るためだけでなく、トレーニングの効果を上げるためにも、シャキットのお客様には知識を増やしてほしい!と思っています。「筋肉の名前やその筋肉がどういう働きをするか、そんなことはどうでも良い。痩せたいだけだから、理論なんて興味ない」という考えもあるとは思いますが、知識があれば、理想の体型への最短の道のりが見えてくると思います。もちろん、その道のりを示すのは私達の仕事ですが、その道のりを進むのはお客様ご自身です。真っ暗闇の中を進むより、懐中電灯持っていた方が安全ですよね。その懐中電灯になるのが、知識だと思います。

 

 

「私の願望」を山内に伝えると、「その気持ちもわかるけど、お客様が求めることを追求するのも大切。」と言われます。私自身もこれは自分のエゴであり、お客様が求めていることとは違う、ということは頭では分かっています・・・でも、でも、やっぱりあきらめられない~!ということで、エゴ④を実践すべく、知識の押し売りを始めたいと思います😆

 

店内のスケジュール等が貼られている壁に、2週に1回くらいのペースで、皆様に知ってほしい・できたら覚えてほしい筋肉や骨などをご紹介していきたいと思います!ご興味のある方、見て下さい!興味ないよ!という方も、そうおっしゃらずに見て下さい。そしてレッスン中にその筋肉の名前を聞いたら、「あ~あれね~、あそこね~」と思いながら、トレーニングしてください!効果爆上がりのはずです😊

 

文:真木

 

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コメント: 6
  • #1

    吉村 (土曜日, 10 4月 2021 23:33)

    今日のブログはいつもと違って、訴えてくる熱量に圧倒された感じです。
    私も通い初めは「痩せたい」でしたが、実は太ってはいないのに痩せたい願望だったと思います。日本人の多くの女性は「ガリガリ」こそ「痩せていてスタイルがいい」と思い込んでいる人が多いと思います。
    文面にもありましたが、私も疲れづらくなった一人です。ご存知の通り旅行好きですが、世界遺産を見る為に世界中を旅しています。世界遺産は車を降りてから随分と歩く所も多いです。息が上がるものの休まずにたどり着けますし、翌日の筋肉痛もなく快適で旅を続けられます。体重の変化はありませんが、中性脂肪がガッツリ減ったり、健康診断の数値が飛躍的に良くなりました。今は痩せる為に通っていませんよ‼️ 現在57歳ですが、真木さんが言うようにこの世を去る最後の日まで自分の足で歩いていけるようずっと通い続けたいので、シャキットも長く続けて下さい‼️

  • #2

    シャキット真木 (日曜日, 11 4月 2021 09:53)

    そうなんですね〜、「細ければ細いほどよい」みたいな風潮は私も賛成しかねます。特に若い人を中心に増えている「細いのに脂肪が多い隠れ肥満、サルコペニア肥満」は、本当に危ないと思います。体重が軽いことよりも、筋肉量が多いことを嬉しいと感じる人が増えると良いな〜と思います!

    旅行は体力、大事ですよね!限られた時間の中で、見尽くすには体力がものをいいますよね。吉村さん、70歳になっても80歳になっても、ご自身の足で世界遺産巡りをして、お土産話聞かせて下さい!私達も頑張ります…!

  • #3

    山口 (日曜日, 11 4月 2021 23:22)

    私が働いている環境は完全なる男性社会で、所属している部署では男性約40名に対し女性は私一人です。ハイシーズンになると男性でもかなりハードなスケジュールになるため、体調を崩す事なく仕事ができるよう体力をつけたいという切実な思いでシャキットに通い始めました。週に1回、120キロを丸3年通い気がつけば「素軽く動ける元気な人」という個性を手にしていました。他のジムでは続かなかったし、こんなに実感できる結果は得られなかったと思います。本当にありがとうございます。これからもビシバシ鍛えて下さい!よろしくお願いいたします!

  • #4

    シャキット真木 (月曜日, 12 4月 2021 09:08)

    女性は山口さんお一人ですか!それはなかなか過酷?ですね。そんな中、「元気な人」という個性を手に入れたというのは、素晴らしいですね!

    遠路はるばる通い続けてくださり、感謝感謝です。また時々くださるレッスンの感想や質問は、私達の励み&勉強になっています。今後もドシドシ聞かせて下さい!

  • #5

    西谷 (月曜日, 12 4月 2021 12:39)

    最近FBでヨガやフィットネスクラブの広告がやたらと表示されてまして、宣伝文句が2ヶ月で−7キロ、−9キロって異常ですよね?せいぜい50〜60キロ代の女性が食事制限して短期間で痩せた先に何があるのか?某ダイエットジムの料金の高さはマインドコントロールか?と思うほどです。

    そう言いつつ、実はホットヨガ時代は自分の許容範囲の体重をキープすることだけしか考えず、外反母趾の悪化と共に片足立ちができなくなり、コロナでお腹が浮き輪になってしまった。燃費のいい身体になりたくないから食べる量減らさないし、筋力付くなら体重増えてもいいと思っているけど、レッドコードはモリモリにならず、気になるお腹の浮き輪は改善し、ヨガやめてから片足立ちポーズができるようになった。

    パンツやスカートの中にトップスをインできるようになっのが嬉しいです。浮き輪になる前もできなかったので。体型カバーのチュニックばかりじゃ嫌ですからソーイングのためにも、強い身体目指して筋トレ頑張ります。

  • #6

    シャキット真木 (月曜日, 12 4月 2021 13:19)

    他社様の悪口は控えたいところですが・・・運動だけで2ヶ月マイナス9キロだとしたら、どんな運動なのか是非とも教えて欲しいところです・・・

    片足立ち、本当に安定しましたよね!これからもDolcissimoが似合う体作り、頑張ってください!うちの母がハートボタンのネイビーコートに驚愕しておりました。