こぶし何個分ですか?

今回のブログは、ある2人の男性の紹介から始めます。左の方がリー・バートンさん、右がグレイ・クックさんです。2人はアメリカ・バージニア州の小さな町で育ちました。同じ高校に通い、バートンさん曰く「まるで兄弟のよう」だったそうです。

 

2人は別々の大学に進学したそうですが、1996年、バートンさんが大学院を卒業する間近に、クックさんから電話が来たそうです。「スポーツ医学のクリニックを一緒に立ち上げよう」と誘われたそうです。(ちなみに2人はお医者さんではありません。)

 

2人の小さなクリニックには、500人ほどのアスリートが通っていたそうです。その中には、よく怪我をするアスリート、腰痛や膝痛を抱えていたアスリート、肩に問題を抱えているアスリートなどがいたそうです。

 

そんなアスリート達に接する中で、2人は何が原因でそのような問題を起こしているかを「あぶり出す」方法を探し出しました。約1年の試行錯誤を経て完成したのが、「FMS functional movement screen」です。

 

 

FMSは7つの動きで構成されています。7つの動きを

 

3⇒指示通りに行うことができる

2⇒完璧にではないものの、行うことができる

1⇒できない

0⇒出来具合に関係なく、痛みが出る

 

という4段階で点数付けをします。この7つの動きを見ることで、その人のクセや弱い所などがわかるというわけです。

 

 

 

 

7つの動きの中で、1番手軽に行えると思われるものをご紹介します。肩や胸椎の可動性を見ることができるスクリーニングです。足を揃えて立って下さい。画像のように、両手をグーにして、背中の後ろで左右の手をできるだけ近づけます。上下のグーがどれくらい離れているかを見て下さい。

 

3⇒こぶし1個分以内

2⇒こぶし1個以上1.5個分以内

1⇒こぶし1.5個以上

0⇒距離に関係なく、痛みが出る

 

さて、何点でしたか?左右両方やって下さいね。左右差も見ることができます。FMSの残りの6つも後々ご紹介できればと思います。

 

 

では最後に、「1点だった😭、2点だった😓」という方に朗報です!というか宣伝です!

 

4月から始まるレッスン「スティックモビリティ」では、ガチガチの肩関節・肩甲骨周辺・胸椎をこれでもか!というくらい動かします😊画像のような動きもやりますよ😀

 

目指せ3点!ということで、皆様のご参加お待ちしております😄もちろん3点を取れた方も大歓迎でございます。

文:真木