積小為大(せきしょういだい)

皆さんが通われていた小学校には二宮金次郎像ありましたか?こちらは札幌市立資生館小学校にある二宮金次郎像です。

ちなみに、こちらは座って読書する二宮金次郎像です。「歩きながらの読書は危ない。歩きスマホを助長する。」といった声に応える形で誕生したのが、こちらの座って読書バージョンです。立っている像が良いのか、座っている方が良いのか、賛否両論ありそうですが、それはさておき・・・二宮尊徳の教えに「積小為大」があります。

 

小さなことが積み重なって大きくなる、コツコツと小さなことをやり続けることで大きなことを成すことができる、という意味です。

 

 

「積小為大」という言葉を聞くと、柔軟性とストレッチの関係性が頭をよぎります。

 

ストレッチを毎日コツコツやれば体は柔らかくなる、ということを頭で理解している方は多いとは思いますが、なかなか実行に移せないのがストレッチです。

 

ストレッチが大好き!という方も一定数いらっしゃいますが、当店のお客様も大半の方はストレッチは好きじゃない、どちらかというと好きじゃないに当てはまるのではと思っています。(ワークアウトは頑張れるけど、スロー&フローは頑張れないという話はよく聞きます。)

 

ストレッチって痛いですしね・・・それに、何より、結果が出るのが遅いんですよね・・・😓筋トレも辛いですが、早い方であれば3か月目くらいから体の変化に気づけるのが筋トレです。できなかった動きができるようになった、疲れなくなった、体力がついた、ズボンが少しゆるくなった、お尻が上がった、そんな分かりやすい変化を体感しやすいのが筋トレです。一方のストレッチは・・・生まれながらに柔らかい方もいらっしゃいますが、平均的な柔軟性を持って生まれた方は、そう簡単に柔らかくならないですし、たとえストレッチを毎日数時間がんばったところで、画像の人のようなポーズができるようになるわけではありません。「平均的な柔軟性を持った人がどれほどストレッチを頑張っても、生まれながらに柔らかい人には追い付くことはできない。」という風に言う方もいます。残念ながらこれは一理あると思います。

 

 

「どうせ大して柔らかくならないから。」とストレッチをおろそかにしてしまいがちですが、日本人であるならば、二宮尊徳の教えを思い出し、ストレッチを頑張っていただきたいのです!ストレッチのための教訓ではないと二宮尊徳に叱られそうですが😅

 

レッスンまでの待ち時間の過ごし方を見ていると、ストレッチをしているお客様は5人に1人くらいでしょうか・・・。そういう方はストレッチが日課になているのかと思いますので、是非ともそのストレッチを継続して、積小為大を成し遂げていただきたいと思います😊

 

ストレッチはほとんどしない、そもそも何をしたら良いかわからないという方のために、1つだけご紹介したいと思います!ストレッチは山ほどやり方がありますし、本来であればその方の硬い所を見極めて、その方が最も伸びを感じられる方法で行うのが良いと思いますが、その方法を見つけるのは難しいですし、硬い部位がたくさんある方は、いろんな種類のストレッチをやらなければいけなくなってしまいます。毎日何種類ものストレッチをするのは大変です。どうせやるなら1つであちこち伸びるものが良いですよね?しかも、そこが伸びることで、姿勢が良くなり、筋トレの効率も上がるなんて方法だと言うことないですよね?そんな夢のようなストレッチのご紹介です~!!自分でだいぶハードル上げてしまいましたが・・・😅

 

 

このストレッチ、何がすごいかと言いますと、まずその名前です。その名も

 

「世界一素晴らしいストレッチ」

 

です(笑)これは冗談でもなんでもなく、英語でそのように呼ばれているんです。ずいぶんと思い切った名前にしましたよね😅

 

色々とバリエーションはあるようですが、一番単純なバージョンをご紹介します。

 

 

分かりやすいように「左右」をつけて説明します。左膝を立て、右足は大きく後ろへつけます。右手は床につけます。この時の右手の位置は、左足部と同じライン上で、肩の真下にくるようにします。最近、レッスン中にしつこく言ってますが、左足の足指はしっかり開いて伸ばします。特に動いている最中も足指を曲げたり、親指を床から離さないようにします。

 

 

右膝を床から浮かせて、膝を伸ばせられるだけしっかりと伸ばします。ここ結構、大事です!

 

 

上半身をひねって、左肩をがっつり!入れ、左腕を目一杯遠くへ伸ばします。この時、左膝は少し外側に開きます。左足の親指は床から離さないようがんばって下さい。ちなみに右膝をしっかり伸ばし続けることもお忘れなく!

 

 

続いて、上半身を反対向きへひねっていき、胸を限界まで開いていきます。左手は指先まで思い切り伸ばします。胸椎(黄緑の部分)が反るのを感じ取って下さい。この時も右膝は伸ばしきっていて下さいね。

 

がっつり、しっかり、目一杯、思いっきり等々の言葉を使いましたが、それがポイントです。なんとな~くではなく、手足を左右上下から引っ張られているかのごとく伸ばして下さいね😀

 

何回やるかの決まりはありませんが、どんなストレッチにも言えることですが、「1週間のうちに1日だけ頑張って左右各50回!」より、「毎日、左右各3回を朝・昼・晩の3回」の方が効果的ですよ😊

 

文:真木

 

 

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コメント: 2
  • #1

    五嶋 希 (火曜日, 02 2月 2021 18:43)

    そうなんです!
    ストレッチって何をしたら良いのかよくわからなかったんですよね。

    グレートティーチャー鬼塚のような頼もしい名前のストレッチ!実行してみます�

  • #2

    シャキット真木 (火曜日, 02 2月 2021 20:41)

    GTOなつかしい!

    はい、是非、「全力」でやってみてください!1回1回を思いっきり伸ばせば、たくさんやる必要はないと思います。

    股関節、足首、お尻、背骨、肩周りなどなど、ほぼ全身が伸ばせて、血流も良くなりますので、寒い日にぴったりかと思います!