この化学式がわかれば痩せられる?(再掲)

今回は2019年8月22日のブログの一部を書き換えたものです。

 

もし飼われている愛犬・愛猫が獣医さんに「肥満」と言われたら、どうしますか?高校生の頃に実家で猫を飼っていたのですが、「でぶ猫」で、歩くとお腹が床に届きそうなくらいの胴回りでした。獣医さんに痩せなきゃだめだと言われ、エサの種類を変え、おやつをあげる回数を減らし、運動量を少しでも増やすため、猫なのによく散歩にも連れて行ってました。努力(本人・・・本猫?は選択の余地なしでしたが・・・)の甲斐あって、普通サイズの猫に戻ることができました😺

 

多分、ペットを飼われている方が、そのペットを減量させなきゃいけないとなったら、同じ方法を取りますよね?食事を変えて(もしくは減らして)活動量を増やす、という方法です。

 

 

ところがどっこい、これは人間の悲しい性なのでしょうか・・・、自分のことになると冷静な判断ができなくなって、痩せるために「〇〇を食べるだけ、〇〇を飲むだけ」という方法に目がくらむことがあります。ワンちゃん・猫ちゃんのことなら、「食べて痩せる」のではなく、「食べないで痩せる」ということが分かるのに😂

 

でも、もしかしたら、もしかしたら・・・まだ人類が気づいていないだけで、「食べないで痩せる」以外の方法があるのかもしれません!私たちは減量の仕組みを正確に理解していないだけなのかもしれません!

 

 

敵に勝つには、まずは敵を知る必要があります。体重を落としたいならば、どうやって体重が落ちるのかというその仕組みを知ることが減量への近道となるはずです。

 

ある動画を見つけました。その動画はこんな疑問から始まります。「体重が減った時、その減った体重はどこへ行ったのか??」

 

皆さんはどう思いますか?汗となって蒸発した?便や尿として排出された?はたまた異次元の世界に吸収された?

全て不正解です。

 

そもそも「体重を落としたい」=「脂肪を落としたい」ですよね。筋肉を落としたい人はいないと思いますので。脂肪にも化学式があるそうです。化学式・・・こんな言葉を聞くだけでめまいがする真木ですが、脂肪の化学式は

『C₅₅H₁₀₄O₆』だそうです。

 

 

詳しいことは、下記のURLの「減量の数学」という動画を見てみていただければと思います。20分強の動画なので短くはないですが、こんな視点で減量について学べることはなかなかないと思います。

 

20分もある動画を見るひまなんてない!という方のために、あちこち端折りまくると、下記のようなことが動画で説明されてます。

 

C₅₅H₁₀₄O₆+78O₂(O₂は酸素ですね)⇒55CO₂(CO₂は二酸化炭素)+52H₂O(H₂Oは水)

 

この式は脂肪が消えていくさまを表しています。脂肪に酸素が加わると、二酸化炭素と水に変換され、脂肪が消失するということだそうです。例えば、10キロの脂肪は8.4キロの二酸化炭素と1.6キロの水になるそうです。つまり、「体重が減った時、脂肪はどこへ消えたのか」の疑問の答えは、二酸化炭素(呼気)と水(便、尿、汗など)ということになります。

 

脂肪に酸素を加えれば、脂肪が二酸化炭素と水に化けて消えてくれる!これはすごい話ですよね。酸素を体内に入れるには、息を吸えば良いんですから!「ソファに座ってテレビ見ながら、激しく呼吸してれば痩せるんじゃない?」とかすかな期待を胸に抱いた方・・・人生そんなに甘くはありません😁残念ながら、動かないで呼吸だけしていても脂肪と酸素はくっつかないそうです😭脂肪と酸素をくっつけて「酸化」させるには2つの方法があるそうです。その2つの方法とは・・・

 

動くor空腹(食べない)

 

だそうです😂 人間もペットと同じようです。痩せたかったら「動くか食べる量を減らす」これしかないようです。この動画のルーベン・ミアマンさんが言ってます。ダイエットには『神話』が多すぎると。真実は極めて単純なようです。耳あたりの良いダイエット話は大体が幻想なのかもしれません・・・

 

文:真木

 

動画のURL 

https://www.tedxtokyo.com/translated_talk/the-mathematics-of-weight-loss/?lang=ja

 

☟こちらをクリックしても見られます。字幕あります。

減量の数学 – TEDxTokyo