視察③

自分でもどこまで続くのかわからない視察シリーズ、今回は3日目のことを書いていきます~。

 

2日目は瀬戸大橋・倉敷・岡山を満喫し、岡山県が移住候補地として急浮上したところです。

 

3日目は今回の視察の本来の主役である高松市そしてその周辺市町村を回ることにしました。もちろん最初の目的地はイオンです(笑)目指すは香川県一大きな綾川(あやがわ)イオンです。面積は5万7千㎡です。倉敷や岡山に比べるとはるかに小さいですが、山内さんのホームグラウンドである発寒イオンと同程度のサイズです。

 

綾川町は高松市の西側に位置し、「2023年度香川県の住みたい町ランキング」で3位に輝きました。ちなみに1位は高松市、2位が宇多津町です。事前に仕入れた情報では、「綾川町は讃岐うどんの発祥の地で、丸亀市や高松市に隣接しており、交通アクセスも良く、ベッドタウンとして人気。役場・病院・大型商業施設がコンパクトにまとまっており、利便性が高い一方で、のどかな田園風景が広がるほどよい田舎でもある。」となっていました。

 

なるほど、なるほど、とても良さげな感じがします。「ほどよい田舎」なら畑をやるにもちょうど良さそう。コンパクトにまとまっているという点でも、暮らしが楽そうと感じました。さて実体は如何に・・・

 

 

綾川イオン・・・なんだかショボい!イオン通ではない私でも感じ取れるショボさ😱確かに病院とか近くにありましたが・・・良く言えばコンパクト、でも早い話が「選択肢がない」だけでは?!「のどかな田園風景」・・・物は言いようですね。要は何もない😱「ほどよい田舎」というか・・・ザ田舎!綾川町の皆様、ゴメンナサイ。

 

「これは無理だね。」という結論になりました。「だから言ったしょ。これで第3位だからね。」と息子は勝ち誇ったように言っていました。

 

でも私と山内さんはまだ希望を捨ててはいませんでした。次に目指すは住みたい町ランキング2位の宇多津(うたづ)町です。綾川町から宇多津町へ向かう道はなーんにもない道でした。なーんにもないと言うと、道産子は「どこまでも続く平原」をイメージしがちですが、これが四国の怖いところ。道はクネクネ、上がって下がってを繰り返し、突如として現れるお墓や築100年越えと思しき古~い民家・・・落ち武者の霊でも出そうな雰囲気です。この道を夜一人で運転したらさぞかし怖いだろうな~と感じました。

 

事前に仕入れた情報によれば、宇多津町は「香川県で最も面積の小さいコンパクトタウン。商業施設、公共施設などの生活機能が整っており、車を使用しない範囲での生活が可能。子育て支援に力を入れており、若い世代に選ばれている町」とのことでした。

 

若い世代に人気なら活気がある町なのでしょうか。綾川町を記憶から抹消し、一心不乱に宇多津町を目指します。

 

 

駅前に着くと・・・おー!マンションが乱立しています!これは意外!と言うのも、綾川町は人口約2.3万人、宇多津町は約1.8万人なので、マンションがあるなんて思ってもいなかったのです。

 

綾川町のような「のどかすぎる田園風景」ではありませんでした。それは良かったのですが、問題はイオン(笑)宇多津町にあったのは面積2万㎡ほどの小さなイオンタウンだけでした。(山内さんはイオンタウンではなく、イオンモールが良いそうです。)ということで、第2位の宇多津町も候補地からは外れました。

 

 

高松に戻り、市内をぐるりと回りました。高松市民の方には申し訳ないですが、正直パッとしないという印象でした。駅前は再開発が進んでいるとのことで、確かに外観のパッと見は立派でしたが、入ってみるとがらんどうでもったいないな~という感じです。

 

なんだか香川県の悪口だらけになってしまいましたが、あくまで「暮らすとしたら」という視点での私たちの個人的な感想なので、観光で訪れれば、香川も見所がいろいろとあるのだと思います。

 

今回の香川視察で愛媛県を除いた四国3県(徳島、高知、香川)を比較することができました。高知は色々な意味で断トツに良いのですが、なにせ遠い😭一番近い都会である神戸まで車で3時間半以上かかります。その点、徳島は神戸に近いという利点があります。山かつもあるし😆ただ、徳島自体はなかなか廃れているので、商売をするには厳しいという感じもします。移住地選び難航しそうです。

 

この日、息子は高知に戻りました。「香川が候補地から脱落して良かった。」という言葉を残して去っていきました・・・。負けた・・・。

 

でも香川に実際に行ってみて良かったとは思っています。ネットで集めた情報だけではわからないことがたくさんあるな~と実感できたからです。勉強になりました。移住地にはならないけど、ありがとう、香川県!