多少の違いはありますが、似たような動きをワークアウト第1でやりますよね。ではまずは簡単な問題から・・・この動きで一番鍛えたい筋肉はどこでしょうか?
イラストの黄色の丸で囲んだ外腹斜筋(左から2つ目)と内腹斜筋(左から3つ目)です。一応別々の筋肉なので、筋肉マニアの方はそれぞれを覚えて下さい。そういった趣味のない方は2つ合わせて腹斜筋で覚えて下さい。脇腹にあって、斜めについているから腹斜筋、それくらいの認識で十分かと思います。
ちなみに左端は腹直筋、右端が腹横筋です。腹直筋、腹斜筋、腹横筋はレッスンでもよく登場しますので、是非覚えていただきたい筋肉です。腹直筋が一番表面、腹横筋が一番奥にあります。
ついでにもう1つ覚えていただきたい単語があります。それが「胸郭」です。胴体に存在し、肋骨などで構成された鳥かごみたいな形の部分です。鳥はもちろんいませんが、心臓や肺といった大切な臓器が胸郭の中にあります。
冒頭の動きの時に一番意識していただきたい筋肉は腹斜筋ですが、背骨と胸郭がどういうふうに動いているかも意識していただきたいと思っています。
胴体をねじる動きのことを「体幹回旋」と呼びますが、正しく体幹回旋ができている場合、背骨や胸郭はこんなふうに動きます⇓
上の動画では頸椎が大きく動いていますが、今回はそこは無視して下さい。注目していただきたいのは胸椎と腰椎です。腰椎はそれほど回旋していないのが見て取れますね。腰椎よりも胸椎の方が大きく動いています。
腰椎は5度くらいしか回旋しないと言われています。胸椎は約35度です。腰椎の7倍もねじることができるんですね!(ちなみに頸椎は約50度です。)そして胸椎が動けば、胸椎にくっついている胸郭も一緒に動きます。
で、結局、何が言いたいのかと言いますと・・・
冒頭の体幹回旋の運動をする時には、胸椎をねじりましょう!ということです。腰椎は元来あまり動かないのに、がんばってそこからねじろうとしたら、下手したらぶっ壊れます😅せっかく腰椎の7倍も動きの良い胸椎があるのですから、胸椎をねじるように意識していただきたく思います。
胸椎は腰椎よりよく動くはずなのに、可動域が落ちやすい部分でもあります。胸椎が硬くなると姿勢にも影響しますし、スポーツをされている方でしたらパフォーマンスに大きく下がります。胸椎を柔らかく保つことはとっても大切です😄ということで、最後に胸椎のエクササイズを載せます。胸椎が動くのを感じ取れるでしょうか?!
コメントをお書きください