抵抗ライン

「服を買いに行くための服がない、知識を得るための知識がない、体力をつけるための体力がない」こんなつぶやきを見かけました。

 

この気持ち・・・痛いほどわかります!母によく言われるんです。「いつもいつも同じものを着て、もう見飽きた。たまにはちゃんとした店で服を買ったら?」と。私の返答はいつも「ちゃんとした店に着ていく服がない。」です。お店の方からしたら、お客さんがどんな服装で来るかなんて関係ないのかもしれないですが、やっぱり気がひけます。

 

なので、体力をつけるための体力がない、これも言わんとしていることはわかります。現にシャキットにも「ついていけない」という理由で数回で辞められる方が一定数いらっしゃいます。

 

 

運動をある程度の期間続けていらっしゃる方でしたら実感済みだと思うのですが、「体力をつけるための体力がない」の解消法はただ1つ・・・しんどいけど運動を続ける、これしかないと私は思います。

 

昨日の『遅筋』のレッスンに来られた方が「遅筋は久しぶりだから怯えながら来た😱」と話されたいました。確かにその方は週1~2回くらいのペースで通われていますが、振り返ってみたところ8月中は遅筋は1回も受けられていなかったので、1カ月以上ぶりの遅筋です。怯えるのもごもっとも・・・😅

 

久しぶりだということに加え、その方はそもそも遅筋がお好きじゃないということもあり、今にも死にそうになりながら遅筋を受けていた数年前のその方の姿が私の頭をよぎります・・・🙄「久ぶりの遅筋で地獄の苦しみを味わって、ますます遅筋が嫌いになったりして・・・」と心配していましたが、終わってみると案外ケロッとされていました。「平気そうでしたね!」と終了後にお声をかけると、「他のレッスンで体力ついたみたいです😄」とのことでした。私もその方の動きを見て、「体力がつくというのはこういうことか~」と改めて体力の偉大さを感じました。

 

 

「みなさまの声」には、「体力がついた」というご感想がけっこうありました。中には「体力オバケになった」なんていうご感想も😆嬉しい限りです。

 

子育てに関して後悔していることはいくつかあるのですが、その1つに息子が小さかった頃の私は体力が不十分で(それまでの人生で運動習慣が全くなかったので)、公園などに行っても一緒に遊ぶことが十分にできなかったというのがあります。息子に手を引っ張られても、「ちょっと休ませて」という感じで、走り回る息子を座って眺めているなんてことがよくありました。今くらいの体力があったら、本気の鬼ごっこができたな~という後悔があります。その後悔を払拭すべく、夏休みで帰省した息子をさとらんど(東区にある大きな公園)に誘ったのですが、もちろん断られました😂

 

体力があるというだけで、人生の幅が広がるように思います。できることが増えるし、なによりイライラしない!心に余裕が生まれる!これはあくまで私の個人的な感想ですが。

 

 

運動には「抵抗ライン」がつきものだと思います。特に運動開始(再開)直後にはそれが顕著で、ちょっと体を動かすだけで息切れがしたり、強い筋肉痛に見舞われたり、回復に時間がかっかったり、などです。

 

そこで運動をやめてしまえば、抵抗ラインを越えることはできませんが、そこで食らいついていけば必ず抵抗ラインを越えることはできます。いつその抵抗ラインを越えられるかは個人差がありますが、越えられない人はいません。粘るか否かの違いしかありません。

 

また抵抗ラインは一回越えれば終わりではなく、自らどんどん上げていくことができます。走り高跳びのバーの高さを上げていくかのごとく、抵抗ラインのバーの高さも上げていけば・・・いつの日か「体力オバケ」になれると思います😄