FBIに入りたかったら

ドラえもんの指(?)がどういう状態なのかはさておき、FBI(アメリカ連邦捜査局)に入って、犯罪者やテロリストをやっつけたい!という方がもしいらっしゃったら・・・今日の情報は大変重要な情報になるかと思います!それ以外の方にはな~んの役にも立ちません😂暇つぶしに読んでください。

 

FBIに入るにはあるテストに合格する必要があるのだそうです。その名も・・・

FBIフィットネステストです!

 

挑戦するのはスタン・ブラウニーさん(左)とアージャン・アルバーズさんです。お二人の腕をご覧いただければわかるように、「ただの人」ではなく体操選手です。

 

体操選手がFBIフィットネス・テストに挑戦するとどんな結果を出せるのかという動画を見ましたので、その抜粋をご紹介したいと思います😄

 

挑戦を始める前にスタンさんからアージャンさんにプレゼントです。中身は安っぽいなんちゃって黒スーツでした😅これを着て挑戦するのですが、このスーツが後々スタンさんを苦しめることになるとは、この時は本人も知る由なしです・・・。

 

このテストでは5つの種目に挑戦します。

 

合格のためのルールがいくつかあります。1つ目は5種目全てで1ポイント以上を稼がなければならない、です。1つでも0点を出してしまえばそこで不合格です。

 

2つ目は5種目合わせて最低合格点である12点を超えなければならない、ということです。

 

そして3つ目が1種目につきチャンスは1回きり、ということです。

 

1つ目の種目はプッシュアップ(腕立て伏せ)です。1分間で何回できるかをみます。

 

合格のためには全ての種目で最低でも1点は出さなければいけませんが、1点を得るための回数は性別によって違います。プッシュアップの場合、1点を獲得するために男性は30~32回、女性は14~18回を達成する必要があります。

 

ちなみに満点である10点を取るためには、男性で71回以上、女性で45回以上が必要です。

 

1分間は休憩してはダメで(休んだ時点で終了し、そこまでの回数で判断される)、画像のように肩甲骨から肘が一直線になる深さまで落とさなければ1回としてカウントされません。厳しい~😱

 

挑戦開始です!1枚目の画像がアージャンさん、2枚目がスタンさんです。スタンさんは10秒残して「くたばって」しまいました(笑)

 

結果はアージャンさんが85回、スタンさんが74回で、2人とも無事に10点を獲得しました。さすがは体操選手ですね。

 

 

 

 

 

 

 

続いてはシットアップ(腹筋運動)です。プッシュアップ同様に1分間の回数を測定します。10点満点を出すためには男性が58回以上、女性が57回以上です。プッシュアップは性差による影響があまりないので、これは妥当な数かと思います。ちなみに1点を取るためには男性が38回、女性が35~36点となっています。

 

姿勢にも決まりがあります。胸の前でクロスさせた手は肩にのせます。肘が膝に届くまで起き、肩甲骨が床に付くまで上体を倒します。

 

結果はアージャンさんが61回で10点獲得、スタンさんが55回で8点獲得となりました。

 

アージャンさんは「スタンの方が僕よりずっと背が高いから、その分、モーメントが大きくなるからスタンの方が大変なんだ。」とフォローを入れていました。確かに一理あるかと思います。

 

 

 

画像は次の種目のために競技場へ向かっているシーンです。種目と種目の間は5分以上は休憩してはいけないというルールもあるため、助手席のアージャンさんがストップウォッチで計っています。

 

3分を過ぎたあたりで「もうすぐ着くから!急いでいるよ!でも安全運転でね。」と運転席のスタンさん。

 

3つ目の種目は300m走です。1点を得るためには男性が52.4秒~51.1秒、女性は64.9秒~62.5秒で走らなければいけません。二人ともこの種目は不安そうです。「僕たちは体操選手だからね・・・走るのはあんまり得意じゃないんだ・・・。」とのことでした。

 

とても風の強い日だったようで、走り終わったアージャンさんの髪が立っています。風に抵抗して走るのが大変そうでした。

 

結果はアージャンさんが45秒で5点獲得、スタンさんが49秒で3点獲得となりました。風がなければもう少しタイムも縮まったかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

続いて長距離走です。1点獲得のためには2.4キロを男性で12分24秒~12分15秒、女性は13分59秒~13分35秒で走る必要があります。

 

ちなみにシャキットのお客様はマラソンをされている方も多いので書いておきますが、10点満点を得るためには男性が9分以下、女性で10分35秒以下となっています。

 

「体操選手の力を見せてやろう!」と張り切ってスタートを切った2人でしたが・・・アージャンさんは「20キロの重りを背負って走っているみたいだぁぁぁ」と苦しそうでした。一方のスタンさんも途中で靴紐がほどけてしまったり、「水・・・水が欲しい・・・」と辛そうでした。

 

ゴール後に倒れ込んだアージャンさんは「FBIのエージェントの人たちを尊敬するよ!」と話していました。

 

結果はアージャンさんが9分30秒で8点獲得、スタンさんは10分58秒で4点獲得となりました。アージャンさんは何をやっても高得点を叩き出しますね~。

 

 

 

 

 

 

いよいよ最終種目のプルアップ(懸垂)です。1分間に何回できるかを測定します。もちろん休憩を挟んではいけません。

 

1点を取るには男性が4~5回、女性は2回です。満点の10点を取るには男性が20回以上、女性で10回以上です。ちなみにあごがバーの高さに届かなければ1回とカウントされません。

 

これは体操選手にとっては是が非でも満点を取りたい種目です。結果は・・・2人とも無事に20回を越えました。(スタンさんが22回、アージャンさんが24回。アージャンさんはまだ余裕がある感じでした。)

 

冒頭でスタンさんがなんちゃって黒スーツに苦しめられると書きましたが、プルアップの際に肘の内側がスーツに締め付けられ、血管が押しつぶされて痛かったそうです。その状況でも満点ですから、さすが体操選手ですね。

 

では最終結果の発表です。ちなみに最後のプルアップは点数はカウントされないので、50点満点ではなく、40点満点なのだそうです。

 

アージャンさんが33点、スタンさんが26点という結果になりました。合格点を大幅に超えていますね。本業ではない「走り」が入ってもこの点数ですから、素晴らしいですね。

 

 

 

 

 

 

FBIに入るのにこんな厳しいテストがあるというのはこの動画で初めて知りました。日本の警察はどうなのかな~と調べてみたら、体力試験の合格基準を公表しているのは一部の都道府県のようです。北海道は見つけることができませんでした。(平均値は公表されていました。)ご興味のある方は検索してみて下さい😄

 

文:真木