糖質の吸収を抑えるサプリや飲料は多くのメーカーから販売されていますね。そんなこともあって、糖質の摂取は抑えた方が良いというイメージがあるかと思いますが、そもそも糖質って何なのでしょう。
三大栄養素はたんぱく質、脂質、炭水化物ですが、糖質は三大栄養素の1つである炭水化物に含まれており、炭水化物から食物繊維を取り除いたものを糖質と呼びます。
糖質はエネルギー源となるので、糖質があまりに不足すると意識障害を起こすこともあるそうです。ただ、現代日本において糖質が不足するという事態が起きることは考えにくく、むしろ我々を悩ませているのは、エネルギー源となる量を越えて摂取してしまった糖質が脂肪として蓄えられてしまうという事実だと思います。
糖質が多い食べ物と言えば、ご飯やパン、麺といった主食、芋類・豆類、そして砂糖類です。どれも美味しい物ばかりなので、糖質を抑えるにはそれなりの強い意志が必要ですよね😭だからこそサプリ類が人気?なのかもしれませんが。
今日はサプリに頼らないで糖質を抑える方法、しかも強い意志も必要としない方法をご紹介したいと思います!
①クルクミン
ターメリック(ウコン)に含まれるクルクミン、中でもビスデメトキシクルクミンにはαアミラーゼを阻害してくれる働きがあるそうです。
αアミラーゼは膵臓から分泌される酵素です。体内に入った糖質は、単糖類(グルくトース、フルコース、ガラクトース)に分解され吸収されます。この分解を行うのがαアミラーゼです。
つまり・・・ウコンの中のビスデメトキシクルクミンがαアミラーゼの働きを阻害してくれれば、糖質は吸収できる形には分解されない!分解されなければ吸収できない!吸収できなければ脂肪にもならない!ということのようです。
ご飯を山盛り食べたい時にはターメリックライスが良さそうですね😄ちなみに見た目が同じようなサフランライスにはクルクミンは含まれませんのでご注意を~。
②シナモン
シナモンもターメリックと同様にαアミラーゼを阻害する働きがあるそうです。
シナモンにも見た目そっくりな「カシア」があります。カシアはシナモンよりも安価なのですが、真木はシナモンの方を推したいと思います。と言うのも・・・カシアは摂取量が多いと肝障害を起こすこともあるクマクリン成分が多いという難点があるからです。
また、シナモンの健康効果に関する研究というのは山ほどあるのですが、それはいずれも「シナモン」について研究されており、「カシア」に関するものは見たことがないのです。カシアの効果のほどは未知数です。
カシアが「シナモン」として売られていることはよくあるので、シナモンをご購入の際には原産地をしっかりとご確認下さい。カシアの主な生産国は中国、インドネシア、ベトナムです。「ベトナムシナモン」という名でカシアが売られていることもあります。シナモン効果を期待するなら、セイロンシナモンがおすすめです😄
③紫芋
芋類は糖質の含有量が多いので、矛盾しているような感じがしますが、紫芋に含まれるアントシアニンが良いそうです。
クルクミンとシナモンにはαアミラーゼを阻害する働きがあると上記に書きましたが、アントシアニンにもαグルコシターゼを阻害する働きがあるそうです。αグルコシターゼの働きはαアミラーゼと同じような感じです。
さつまいもご飯を炊く時には、普通のさつまいもが一般的ですが、糖質の吸収を抑えたいのなら紫芋に代えた方が良さそうですね。ふかした紫芋にシナモンかけて食べたら最強ってことでしょうか・・・🙄
④タンニン
タンニンは植物に含まれるポリフェノールの一種です。クルクミンやアントシアニン同様にαアミラーゼを阻害してくれるそうです。
タンニンを含むのは、緑茶、紅茶やベリー類などです。スイーツを食べる時には、紅茶にシナモンを入れ、ベリー類も一緒につまむ、もしくはベリー系のスイーツを選ぶ・・・そんなちょっとした工夫で糖質の吸収を抑えられたら嬉しいですよね。
文:真木
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