ただのつぶやきです

健康診断等で「コレステロール値が高い」と指摘されたことがある方いらっしゃるでしょうか。「悪」のイメージが強いコレステロールですが、そもそもコレステロールはどんな役割を担っているのでしょうか。

 

脂質の一種であるコレステロールは、血液中はもちろんのこと、脳や内臓、筋肉など全身に広く存在しています。細胞膜、性ホルモンや副腎皮質ホルモン、胆汁(脂肪の消化吸収を助ける)の「材料」、それがコレステロールです。「なくてはならないもの」であることがわかります。

 

「なくてはならない」コレステロールに「悪」のイメージが植え付けられたのは何故なのでしょうか。

 

それは1913年にロシアで行われた実験にまで遡ります。その実験ではウサギに卵などのコレステロールが豊富な食材を食べさせたそうです。その結果、ウサギは動脈硬化を起こし、この実験がきっかけで「コレステロール悪者説」が生まれたそうです。

 

ところが・・・別の実験では、同じように高コレステロールのエサを与えた犬やサルには動脈硬化は全く出現しなかったそうです。何故だと思いますか?

 

ウサギは草食動物です。一方の犬やサルは人間と同じで雑食性の生き物です。草食動物に卵のような動物性のエサが「体に合わない」ということは素人でも想像がつきそうです。ではなぜ「雑食性の生き物では高コレステロールのものを食べても動脈硬化は起きなかった」という実験結果が出ていたにも関わらず、ウサギの実験結果だけが広まってしまったのでしょうか。

 

その理由は、悲しいことに「お金」が絡んでいるようです。なんでもウサギの実験結果の段階で、製薬会社が「スタチン」というコレステロールを下げる薬を発売することが決まっていたのだとか・・・。その後、スタチン系の薬剤は製薬会社のドル箱製品として君臨したようです。

 

上のグラフは国立がん研究センターのホームページにありました。上記は40~69歳の33,368人の男女を対象とした調査結果を表しています。このグラフによると、男性は血中の総コレステロール値が低いと、癌の発生リスクが上がるということが示されています。特に肝臓癌と胃癌で関連性が強く、女性も肝臓癌においては強い関連性がみられるのがわかります。

 

上記の調査以外にも、コレステロール値が低い方が癌になりやすいとする研究は数多くあるようです。「コレステロール値は低い方が良い」という一般的なイメージとは相反する話ですね。

 

札幌市内のいくつかの病院が4回目のワクチン接種を中止すると決めたことがネット上で話題になっていました。上記は禎心会病院のホームページに掲載されていた文書です。(赤線は真木がつけました。)

 

これを読む限り、禎心会病院では現在のワクチンの安全性が確保されていないために、4回目は見送ることにしたというふうに真木は感じるのですが、いかがでしょうか。ちなみに上記の中に、「説明文をお渡ししました。」という文章があります。その説明文らしきものもネット上を探すと出てくるのですが、それは真偽不明なので、ここには掲載しません。

 

ここでコレステロールは高い方が良いとか低い方が良いとか、ワクチンは打たない方が良いとか打ち続けた方が良いとか、そういう議論をしたいわけではありません。

 

「どちらが正しいのか判断が難しい」ということは人生において多々あると思うのです。でも何を選ぶかは自己責任であり、健康管理についてもそれは同様だと思います。

 

これだけ情報が溢れた時代になると、情報収集そのものは簡単になったかもしれませんが、一方で真実を見極めるのはより難しくなっているようにも感じます。体も日々鍛錬ですが、「知的鍛錬」も大切だな~と思う今日この頃です・・・。

 

文:真木