前回のブログでアイアンガーヨガの創始者のアイアンガーさんのことをちょこっと書きました。ヨガに関して感じていた疑問が解消されたと同時に、アイアンガーさんの言葉ひとつひとつに、ヨガの奥深さを改めて感じました。
きっといろいろな名言を残されているのだろうと思い、アイアンガーさんの言葉を検索してみたところ、出るわ出るわ・・・。2つだけご紹介します。
When I practice, I am a philosopher. When I teach, I am a scientist. When I demonstrate, I am an artist.
練習をする時、私は哲学者になる。指導をする時、私は科学者になる。デモンストレーション(実演)をする時、私はアーティストになる。
アイアンガーさんの場合は、「ヨガを練習する時、ヨガを指導する時、ヨガのデモンストレーションをする時」という意味合いが大きいのだとは思いますが、ヨガに限らず、職業や立場によってもこの考え方を取り入れることができるようなに思いました。
むか~し、小・中学生に英語を教えていた時期がありました。1対1で教えることもあれば、10人程度のクラスの時もありました。アイアンガーさんのこの言葉を聞いて、あの時の自分は全くもって力不足だったと感じました。自分自身が勉強する時も、1人に教える時も、10人に教える時も、全てやり方は同じ。どちらかと言うといつでも「科学者的」に行うのが正解だと思っていたように感じます。自分自身の知識・技量を深めるための哲学など考えたこともなかったですし、1人に教える時と10人に教える時の違いも頭の片隅にもありませんでした。あの時の生徒さん、もうすっかり大人になられていることと思いますが、スミマセンでした😅シャキットでは同じ間違いを犯さないよう、鍛錬していきたいと思います・・・。
もう1つご紹介したい言葉がこちらです。
The back is like a frame, the front body, the painting that it throws into a relief.
なんて美しい表現をするのだろ~と感動したのですが、この美しさを訳す能力が真木にないのが実に残念です・・・😭美しさはないですが、意味的にはこんな感じかと思います。
背中は額縁のようなもの。絵画である体の前面を引き立てるものである。
背中は年齢が出やすい、背中が綺麗だと若く見える、というのは常々思っていましたが、額縁に例えるなんてなんとも詩的で素敵だと思いませんか。確かに額縁によって絵画の印象は全く変わりますよね。
そうでもない絵でも、立派な額縁に入れれば、それらしく見える!ということは大いにあると思いますので、額縁(背中)を立派にするためのエクササイズをご紹介します~😄こんな書き方をすると、皆さんの絵画(体の前面)が「そうでもない」みたいに聞こえますね。失礼しました😅皆さんの美しい絵画をより引き立たせるためのエクササイズです!
背中の筋トレのメニューというのは、画像のようなマシンを使うものが圧倒的に多いのですが、今日ご紹介するのはタオル1本で出来ちゃいます!まずは下記の動画をご覧下さい。
まずは姿勢からです。最大のポイントは、腰椎ではなく胸椎を反らせた状態で行うということです。これが正しくなされないと額縁には効きません。
イラストの赤丸部分(胸骨の上と鎖骨がくっついている部分)を天井に向けるようなイメージで胸椎を反らせてみて下さい。
動画の男性が使っているのはフェイスタオルくらいの大きさに見えますが、バスタオルでも良いと思います。個人的には持ち手の幅が広い方が背中の中央あたり、持ち手の幅が狭いと背中の上の方に効かせやすいように感じます。お好みでどうぞ。
男性はなかなかきつそうな表情をされていますが、これはタオルを最大限の力で引っ張りながら行っているからだと思われます。
この点に関しても、お好みで良いと思います。目一杯引っ張った結果、背中よりも腕や肩が気になるようならば、引っ張る力を少し緩めて、その分、回数を増やすと良いと思います。ただし、ドラえもんのようなふざけた顔で動く余裕がある場合には、負荷としては不十分だと思いますので、丁度よい負荷を探って下さい。
肘を落としていく時に意識するのは、もちろん肩甲骨です。肩甲骨を背骨に寄せつつ落としていきます。主に働く筋肉は僧帽筋の真ん中から下&前鋸筋です。
何回行うべきか・・・これは「背中が疲れるまで」が良いと思います。ステキな額縁を夢見ながらタオル握りしてめてみて下さい😄
文:真木
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