ホームランよりも大事

冒頭から私的な話で申し訳ないのですが、息子がソフトボール部に入りました。最近になってようやくサークル活動が本格的に始まったそうで、どうなのかチラッと聞いてみたところ、「目が悪いからボールが見えない」と言っていました。ソフトボール部員としては致命傷な気がするのですが・・・😅

 

ソフトボールも野球も経験がない息子ですが、最後までフットサル部と迷い、ソフトボール部に落ち着いた理由は、「先輩たちが菩薩のようだから」とのことでした。菩薩なら新入りがボールが見えない役立たずでも許してくれるのかもしれません🙄

 

私自身はソフトボールも野球もルールすらよく分からないほど無知なのですが、ブログを書く時にこの言葉だけは忘れないようにしています。それが「ホームランではなくヒットを打つことに意識を集中させる」です。

 

ブログは3日以上はあけないように心がけているのですが、度々というか毎日ネタ探しに苦心します。「今日のブログはちょっとは役に立つ内容になったんじゃないかな~」というのは10回・・・いや20回に1回・・・「今日のはひどいな~😣」というのはよくあります。それでもまずは「打つ」を意識して載せることにしています。読む時間を割いて下さっている方にしたら、迷惑以外の何ものでもありませんが😅しかも、打っているつもりで、かすりもしていない可能性も大いにありますが・・・。それでも「まずは載せる」をモットーにしています。

 

「ホームランよりヒットを」は人生のさまざまな場面で適用できるように思います。学生をある2つのグループに分け、それぞれのグループに写真を撮らせました。Aグループには「提出できるのは1枚だけ。あなたが写した中でベストの物を提出して下さい。」と指示をし、Bグループには「あなたが良いと思うものを何枚でも好きなだけ提出して下さい。」と指示しました。Aグループは「質」を、Bグループは「量」を重視ということになりますね。

 

集まった全ての写真の中で「最も良い写真」として選ばれたのはAグループとBグループどちらに属していた写真だと思いますか?答えはBグループ、つまり「量」を重視したグループのものだったのです。Aグループの方が1枚にかけた熱量や時間は大きいはずなのに、どうして量を重視したBグループの写真に劣ってしまったのでしょうか?

 

「人生に失敗するのは、多くの場合、その人が持っている完全主義が原因となっています。完全主義の欠点は、常に100パーセントを狙って、結局、ゼロを得てしまうことが多い点にあります。全打席ホームランを狙って、全打席三振になってしまうことがよくあるのです。」

 

とある本に書かれていました。真木、これに関してとてもとても身に覚えがあります!もう10年以上前の話ですが、ある英語の資格が欲しくて勉強をしていました。普通に考えれば、5級→4級→3級→2級→1級と徐々に上がっていくことを目指すべきなのに、いきなり2級に挑戦。もちろんダメで、ちょろっと勉強して再度2級に挑戦。今思えば、なぜまず3級、ないし4級・5級に挑戦しなかったのか・・・我ながら「どうかしている」と思います。そして3回受けて2級がダメだったので、その勉強をやめたのです。「100パーセントを狙って、結局ゼロ」を地で行きました。

 

あれから年を重ね、凡人は小さな努力を積み重ねることでしか成功に近づくことはない、ということを少しずつですが理解できてきたように思います。(それでも時々ホームランを狙いたくはなりますが😅)

 

と言うことで・・・「ホームランではなくヒットを」を念頭に置いておいてくだささいね。

 

世の中には色々なトレーニングがありますよね。トレーニングの王様がスクワットであるならば、このトレーニングはトレーニングの女王様?

 

体の裏面の筋力、柔軟性、可動性の全てを高めたいのであれば、これは絶対に外せないと思います。それが・・・

 

ブリッジです。もちろん画像のように上に人を乗せる必要はありませんが😆

 

レジトレで20秒間のブリッジを行いますが、「完成形」に近い形で行える方は、真木の肌感覚で10人に1~2人くらいかと思います。

 

ブリッジに関しては「昔のようにできるようになりたい、どうしてできないのか」といった質問を度々受けます。答えは分かりません。なぜなら理由はいくらでもあるからです。

 

☑胸椎が硬いのかもしれない

 

☑手首が硬いのかもしれない

 

☑背中を反らせるだけの筋力がないのかもしれない

 

☑腹部の柔軟性が足りないのかもしれない

 

☑お尻の筋力が弱いのかもしれない

 

☑もも裏の筋力が足りないのかもしれない

 

☑腕力が不足しているのかもしれない

 

☑肩周りの可動性が足りないのかもしれない

 

☑大腿四頭筋が硬いのかもしれない

 

などなど、挙げればキリがないのです。どれか1つが問題なのかもしれないですし、複数の問題がある場合もあります。逆を言えば・・・ブリッジができるようになるということは、これらの問題点が解消されたということになるのです。

 

初めから10番の形になれる大人はそうそういないと思います。久しぶりにブリッジをするという方であれば、4番になれれば大したものだと思います。

 

シャキットのお客様であれば1番はクリアできると思います。2番からは背骨などの柔軟性が必要となってきますので、2番で既に辛いという方もいらっしゃると思われます。でも・・・それで良いと思います!いきなりホームランを狙って4番・5番になろうとしないで、まずは2番をクリア、それができたら3番をじっくりと、が良いと思います。

 

3番から4番に上がるのはなかなか大変だと思います。でもやり続ければ、きっと4番くらいまでは行けると思います。その先は、お好みならどうぞというレベルです。サーカスに出たいとかいう夢がないのなら、9番や10番は不要だと思います😅4番レベルでも体の後面の筋力・柔軟性・可動性を高めるためには十分に良いトレーニングです。

 

本気でブリッジができるようになりたいという方はヒットを重ねることを目指して下さい。また「ブリッジはできなくてもいいや」という方であっても、2番くらいは日々行うと背中の丸まり防止になると思います。

 

文:真木

 

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コメント: 2
  • #1

    吉村 (土曜日, 25 6月 2022 22:19)

    真木さんのブログはなかなかのヒットで猛打賞ものだと思います。(猛打賞は1試合に3安打以上のヒットがある事だよ)
    ブリッジもそうですが、子供の頃や、若い時には出来た事が全く出来なくなっている事って多々あります。
    私は若い頃には出来ていた腹筋運動が、相変わらず全く駄目です。シャキットに通い始めたばかりのお腹プヨプヨの方が(今回だけ言い方、ごめんなさい)、腹筋運動だけは出来てる人がいらっしゃいますが、何が違うのでしょうか?私は腹筋が弱いだけなのでしょうか?次回、腹筋の事を書いて下さい。

  • #2

    シャキット真木 (日曜日, 26 6月 2022 08:46)

    お褒めの言葉ありがとうございます~。「猛打賞」初めて知りました!

    子供の頃にできたのに大人になるとできなくなる・・・本当にたくさんありますね。子供が夜ご飯を食べながら寝ちゃって、朝起きたその子が口をモグモグさせているので、どうしたのかと思って親が口の中を見てみたら、前の晩の夜ご飯の鮭を噛んでいた・・・なんて話を聞いたことがありますが、大人ではありえないですね(笑)

    なぜお腹ぷよぷよでも腹筋ができるのか、確かに何故?!ですね。ブログでお答えさせていただきますね~。ネタのご提供ありがとうございます!