現在進行形で腰痛にお悩みの方も、今は大丈夫だけど時々腰痛に見舞われるという方も、5000人中80%の腰痛は治る!と噂のエクササイズをご紹介します~。
ちなみに全ての腰痛に効くというわけではなく、下記のような方にオススメです😊
💀寝起きの時の痛みが強い
💀歩いたり、動いたりするうちに楽になる
💀庭仕事・畑仕事のような、背中を丸めてしゃがむ姿勢を続けていると腰が痛くなる
💀24時間365日続く痛みではなく、時々生じる
💀痛みが膝上の場合が多い
こちらがこのエクササイズの開発者のロビン・マッケンジーさんです。2013年に御年82歳で亡くなられました。マッケンジーさんはニュージーランド出身の理学療法士です。
このエクササイズはマッケンジーさんの名前をつけて、そのままマッケンジー・エクササイズ、マッケンジー法などと呼ばれています。
ちなみにこれがマッケンジー・エクササイズです。詳しいことは後ほど・・・
マッケンジー・エクササイズが開発された経緯は1956年までさかのぼります。
1956年のある日、何故だかは調べても分からなかったのですが、腰痛患者のスミスさんがイラストのような姿勢で「放置」されていたそうです。スミスさんをみてマッケンジーさんはびっくり!なぜなら、当時は腰痛患者にこのような姿勢をとらせることは危険と考えられていたからです。ところが、スミスさんのひどい腰痛は悪化するどころか、完全に消失したのだそうです。
その日以来、マッケンジーさんの10年に及ぶ探求が始まります。患者の観察、データの収集・分析を繰り返しました。集めた患者データは1万人分を越えたそうです。そしてついに1966年にマッケンジー法が開発されました。
マッケンジーさんが聴衆の前で、腰痛患者の痛みを瞬時に治すのを目の当たりにしたアメリカの有名な整形外科医であるバート・ムーニーさん(画像)は非常に驚き、マッケンジー法に心酔したそうです。1977年の出来事です。
1979年にはマッケンジー法は世界中に広がり、マッケンジーさんの講義は数年先まで埋まってしまうほどの人気だったそうです。
その後もマッケンジーさんは本を出版されたり、マッケンジー協会を設立されたり、イギリスのエリザベス女王から国民の健康増進に寄与したとして勲章を授与されるなど、世界各地で忙しく活躍されました。2004年には、アメリカの理学療法士に対して行われた「最も影響を受けた理学療法士は?」というアンケートで、見事トップに選ばれたそうです。
ということで、患者さんからはもちろん、専門職からも絶大な信頼を受けた・受け続けているマッケンジー法をご紹介です~😄
うつ伏せで手の平を肩の真下あたりにつけます。お尻や太ももは力を抜いてリラックスし、腕の力のみで上体を起こしていきます。余裕があれば、体が下がっている時に息を吸い、上げた時に吐き出すようにします。回数は特に決まっていませんが、まずは5~10回くらい繰り返してみると良いと思います。
終わった後に、腰が楽になるという方はぜひ続けて下さい。逆に、痛みが増すという方には合っていない可能性もあります。1日3回、余裕があれば何度でも😊
晩年、ある番組に出演したマッケンジーさんが、「腰痛になるのは何故なのか?」という質問を受け、「丸まって座っているからだよ。」と答えていました。背骨をそらせることの重要性は常々感じていますが、やっぱり大切なんですね。丸まってばかりいないで、胸を張って生きていかねば!ですね😊
文:真木
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