古代エジプトでは椅子は権力の象徴であり、庶民が椅子に座るということはあり得なかったのだそうです。日本では明治時代に学校や役場などの一部で椅子が取り入れられたものの、一般家庭にまで椅子文化が広がったのは高度経済成長期に欧米の生活様式が浸透した1970年代です。日本における椅子の歴史は浅いんですね。
そんな椅子文化が短い国に暮らす我々日本人ですが、なんと今では「世界で一番座っている時間が長い国民」になってしまいました😭
日本人が座っている時間は一日あたり平均7時間だとか!床に座る習慣のある人はそれほど多くないと思うので、この7時間はきっと椅子かソファに座っている時間だと思われます。
かつては権威の象徴であった椅子も、今では「テレビを椅子に座って1時間見続けると余命が22分短くなる」という研究報告があるなど、下手をすると健康を害しかねない諸刃の剣と成り下がってしまったのかもしれません。
上記のイラストには、一日6時間以上座る人は一日3時間以下の人に比べて、15年以内に死亡する確率が40%も上がると書かれています。このままでは日本人が絶滅してしまう⁈
長時間座ることが寿命に与える影響も無視はできませんが、長い時間座りっぱなしというのは、2つの理由から私もおすすめしません。1つには股関節周りの筋肉が硬くなるということです。座っている時、股関節周り、特に鼠径部周りの筋肉は潰れた状態になっています。筋肉が短くなっているということです。この状態を四六時中続ければ、当然その筋肉は伸びづらくなります。
2つ目の理由は、座っている時にはお尻の筋肉の活動がゼロになるということです。お尻の筋肉は人体の中でもとても大きく、本来であれば大きな力を発揮できる筋肉です。その筋肉が座りっぱなしによって働くことが少なくなれば、みるみるうちに筋力は落ちていきます。お尻は垂れ、それだけではなく歩く・走る・階段を上るといったに日常の基本的な動作に大きな影響を及ぼします。疲れやすくなり、お尻が頑張らない分を腰や膝がカバーし痛みの原因になる、なんてことも😱
座っている時間を少しでも短くし、どうしても座らなければいけない時には30分に1回程度は立ち上がるなどの対策が必要かと思います。また、弱ったお尻の筋肉を復活させるためには、スクワットなどの筋トレが一番なのは言うまでもありません。
では、硬くなった股関節周りの筋肉を伸ばすにはどうしたら良いのか・・・それはストレッチが良いに決まってますよね😊とは言え、ストレッチは苦手な方も多いはず・・・
そんな方にもおすすめ!ベッドの上で寝ながら出来るので、やる気や気合いも必要としません。寝る前に5分程度やるだけでも、毎日続ければ違いが出ると思います。毎日5分なら、どんなに忙しくても疲れていても、やってやれないことないですよね?
難しいのは1つもありません。画像を真似て、1つの形につき30秒~1分ほど保持するだけです。やり方がよくわからないという方は、ご来店の際にご質問下さい。
文:真木
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吉村 (日曜日, 06 3月 2022 19:37)
私がシャキットに通う理由の1つに「家ではやらない」からというのがあります。
短い時間であっても、一人でモクモクと、、、が出来ません。
ブログを見るたび、よしやってみるか‼️ とは思うのですが、やはり続きません(泣)
やり方がわからないというより、どうしたら続くのでしょうか?
シャキット真木 (月曜日, 07 3月 2022 11:08)
運動に限らず、続けることって本当に難しいですよね・・・。「続かないのは意志が弱いから」というのは、正しくもあり、正しくない気もします。
意志に頼ると、よほどの力量がある人でなければ続かないと思うので、やはりどうやって「習慣」にするかがポイントだと思います。毎晩の歯磨きのように、やる気がなくても当たり前にできる、やらないと逆に気持ちが悪い、くらいになれれば、こっちのものですよね。
「習慣化」の方法論というのはさまざまあるようなので、また改めてご紹介できればと思います。