〇〇後傾できますか?

〇〇に入る体の部位はどこかと聞かれたら、シャキットのお客様であれば10人中10人が「骨盤」と答えられるかと思いますが、今日の「後傾」は骨盤の話ではありません。

 

実は、もう1つあるんです。体の中で前傾・後傾をする部位が。これはブログに書いたことはないですし、レッスンでも言ったことはないと思います。なぜなら・・・難しい😅説明するのが難しいので避けてきました😅ですが、シャキットのお客様には体に関する知識を深めていただきたいと思いますので、思い切って書いてみます!「何を言いたいのかサッパリわからん」となったらゴメンナサイ。

 

 

骨盤以外で前傾後傾する部位というのはこちら。赤矢印が前傾を表し、黄緑色の矢印が後傾を表しています。この骨、なんだか分かりますか?レッスン中もしょっちゅう耳にする骨ではあるのですが、この方向から見たイラストはあまり目にすることがないかもしれません。

 

 

肩甲骨です。ちなみに画像の水色の部分は胸郭に面している部分です。前傾・後傾している肩甲骨のイラストは、右肩甲骨を横から見たものになります。

 

 

こんな動き、シャキットのレッスンでもありますね。例えば1つ目の棒を持ってディープ・スクワットの姿勢で静止するのはソフトSMにあります。2枚目の画像のような棒を持ったスクワットはワークアウト第3であります。ワークアウト第1でも腕を上げた状態でのスクワットは何個かあります。

 

こういった「腕を頭上に上げる動き」もしくは「腕を頭上に上げた状態でのスクワット」が苦手という方は多いかと思います。そんな方が苦手とするのが「肩甲骨の後傾」です。

 

 

2人のスケルトンさんを見比べてみて下さい。右のスケルトンさんは左のスケルトンさんほど腕が上がっていません。なぜこのような違いが出るのでしょうか?理由の1つに右のスケルトンさんの肩甲骨が後傾していない、というのがあります。

 

腕がしっかり上がっている左のスケルトンさんの肩甲骨(ピンク線)はほぼ床に対して直角、つまり後傾しています。一方の右スケルトンさんの肩甲骨は床に対して斜め、つまり前傾しています。

 

ではなぜ右スケルトンさんの肩甲骨は後傾しないのでしょうか?その答えは・・・

 

胸椎が硬いから・・・😅

 

「出たよ、胸椎」と思われた方も多いかもしれませんが、残念ながら胸椎が原因なのです😭胸椎が硬いから、胸椎が伸展しないから、胸椎が反らないから、胸椎にくっ付いている胸郭が動かない、胸郭が動かないからそこにくっ付いている肩甲骨も動かない、という具合につながっているのです。

 

もう一度スケルトンさんを見比べてみてください。右のスケルトンさんの胸椎は丸まっていて、左のスケルトンさんの胸椎は平らに近いですよね?この平らな状態が「胸椎の伸展」です。肩甲骨をスムーズに後傾させるためには、胸椎の柔らかさが必須なのです。

 

 

腕が上がらない、猫背、肩こり、巻き肩などは肩にばかり目が行きがちですが、本当の元凶は胸椎というケースは多々あります。胸椎を無視して、いくら肩甲骨を動かそうと、いくら肩を回そうと、大元が動かないのでは改善は期待できません。

 

胸椎を動かしたければ・・・スティック・モビリティへどうぞ😊いきなりスティック・モビリティは怖いという方はソフトSMへ😊

 

テコでも動かないガッチガチの胸椎を一緒に動かしましょ~!

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに肩甲骨の後傾が苦手で、肩甲骨が常に前傾気味になっていると、画像の筋肉が硬くなります。小胸筋という胸の奥の方にある筋肉です。

 

下記に小胸筋のストレッチを載せますので、猫背・巻き肩の方は日課にすると良いと思います。(猫背や巻き肩の方の多くは肩甲骨が前傾しています。)

 

 

部屋の角を使って行います。両腕を体から2・30㎝離すくらいに開いて、手の平を壁に当てます。わずかに壁に寄りかかるようにします。小胸筋自体が小さな筋肉ですので、全体重をかけて強めに伸ばすようなことはしないで下さい。胸の奥の方でじわ~っと伸びる感じが分かれば十分です。

 

胸椎をたくさん動かして、小胸筋を伸ばして、肩甲骨の後傾ができる体を手に入れましょう!

 

 

 

今日のブログとは全く関係ない話ですが・・・最近の真木の心配事。これは世の中的には「禁句」になるのかもしれませんが・・・ワクチン接種後に体調を崩されている方がシャキットのお客様の中にもチラチラと出てきています😭

 

ツイッターを見るとワクチン後遺症、ワクチン副反応のツイートが山ほどあるのですが、「かわいそうだな~」と思いつつも、どこか他人事でいたのですが・・・シャキットのお客様にそれが及ぶとなると他人事ではいられません。

 

精密検査をしても、病院では「数値に異常はない、精神的なもの」と言われてしまい、ワクチンの後遺症と認めてもらえることは少ないようです。後遺症に効く運動でもあれば良いのですが・・・。我々の最大の関心ごとの1つはお客様の健康なのに、シャキットとしてできることが何もない現状が残念でなりません。せめてもの対処として、ワクチン接種後の体調不良にお悩みの方で、回数券の期限が迫っている場合には、一言ご相談いただければと思います。

 

文:真木