ブログにも度々登場している「膝が内側に入る問題」について再び書きたいと思います。真木は日々この問題に直面し、「あ😱膝入ってる・・・あっちも!こっちも!あっちは膝は入ってないけど親指浮いてる・・・😭」といった具合に、実は内心ヒヤヒヤしています。「直さなければぁぁぁぁ!」と思っているうちに、カウントが終わってしまうことも度々・・・。全ての参加者様の膝を直せないことに、自らの無力を感じています・・・
膝を骨盤より開く
膝のお皿と足の指の向きを同じ方向に向ける
脛(すね)が逆ハの字になるようにする
膝を開いても親指が浮かないようにする
などなど、どういう言い方だと参加者様の琴線に触れるかを模索していますが、いまだに「これだ!」というものを見つけ出せていません。そんな迷子の真木が見つけたのが・・・
メタターサル・プレッシャー!
どうです、強そうではありませんか?!直訳すると「中足骨圧」で急に弱そうになります。
中足骨は足にある骨で、左右各5本ずつ、計10本です。足の甲の山の麓(ふもと)とでも言うか、やや平に近い部分に存在します。
親指の中足骨が第1中足骨で、第2、第3、第4と続き、小指の中足骨が第5中足骨となります。
そして中足骨のことを英語でmetatarsalメタターサルと言います。
メタターサル・プレッシャーについて教えてくれるのは、コーチEことエリックさんです!Precision movement(精密な動き)というYouTubeチャンネルの配信者の方です。チャンネル名に嘘偽りなしで、細かいことを丁寧に教えてくれます。
そもそも何故、膝が内側に入るのがダメなのかという話ですが・・・これもコーチEがしっかりと教えてくれましたよ~😊
膝蓋骨(しつがいこつ、膝のお皿)にはいくつかの筋肉や腱が付着しています。その中でも膝蓋骨の安定性を高める上で大切なのが、内側広筋という筋肉です。(大腿四頭筋の1つ、前回のブログにチラッと登場しました)
膝が内側に入る状態というのは、内側広筋が十分に働いていないことを意味します。(内側広筋だけでなく、中殿筋なども十分に働いていない可能性があります。)
内側広筋の働きが不十分だと、膝蓋骨は安定せず、あらぬ方向へ移動してしまいます。そうすると膝蓋骨にくっ付く筋肉や腱が引っ張られ、それが続くと筋肉の張りや膝の痛みを引き起こしたりします。
膝蓋骨が正しい方向を向くようにしてトレーニングするということが、さまざまな筋肉をバランス良く鍛えるためにはとても大切なのです😊
とは言え、トレーニング中は膝蓋骨の向きまでなかなか意識することは難しいと思います。そんな時にこそ、メタターサル・プレッシャー!!
第1から第5まで、全てのメタターサルにしっかりと圧(プレッシャー)をかけるというのが、メタターサル・プレッシャーです😄
コーチEのメタターサルをご覧ください!日々、メタターサル・プレッシャーに励まれているおかげなのか、しっかりと色素沈着(?)し、メタターサルがわかりやすい!
ちなみに真木の足裏を確認したところ、日常生活において小指側のみに体重が逃げてしまっていることが多いのかな~という風に見えました。もちろん「色」だけで判断はできませんが・・・
メタターサル・プレッシャーはスクワットはもちろん、膝の曲げ伸ばしを伴う下半身のトレーニング全てで使うことができます。
第1から第5まで全てのメタターサルに均等に圧をかけるように意識すると、自動的に膝蓋骨が正し方向を向きます。「均等に」という点が大切です😊
また、メタターサル・プレッシャーを均等にかけれると、内側広筋と中殿筋どちらの筋肉も同程度に頑張ってくれるため、バランス良く鍛えることが可能です。試しに、圧を均等にかけるスクワットと小指側だけに圧をかけるスクワットをやってみて下さい。内側広筋の働き具合に違いが出ることが感じ取れると思います。
膝が内側に入りやすい方もそうでない方も、下半身のトレーニングの時はぜひメタターサル・プレッシャーをご活用ください😄
文:真木
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