殿溝第2弾

昨晩、読んでいた本にこんなやりとりがありました。高校生の女の子が60代の男性に、「生きていて楽しいと感じることは何ですか?」といった質問をするんです。自分だったら何て答えるかな~、美味しい物を食べるとか映画とかかな~、この男性はなんて答えるのかな~、映画をよく見るらしいので、私と同じように映画を見ることかな~・・・などなど考えながら読み進めていました。で、その男性、なんて答えたと思いますか?

 

『一日一生で生きています。今日一日が自分にとって何か向上になったか、あるいは、ほかの人にとってプラスになったかを寝る前に必ず考えます』とまず言われました。

 

このくだりを読み、「美味しいものを食べる」が頭をよぎった自分が恥ずかしくなりました😅さらに自分と同レベルまで下げて、「映画かな」と思ったことを申し訳なくも感じました。その男性の言葉はこんな風に続きます。

 

『仕事というのは、他人様のお役に立って、自分も自己実現ができ、そして生活ができる、糧になるようなことだと思います。生きていいて楽しいことは・・・こうした仕事がはかどっていって、そして、道がひらけていった時に、快感があります。一番うれしいのは、若い頃には「絶対無理だろうな」と思っていたようなことが、十年あるいは二十年たってみると、絶対に越えられないと思っていたところを、もう通り越していたと知った時です。一歩一歩は小さくても、峠というのは意外にも上っていけるものだなあと感じます。』

 

私の「楽しい」と、この男性の「楽しい」に対する認識の違いに驚きました。私の「楽しい」は自分「を」楽しませる何かを探しているのに対し、この男性の視点は、自分「が」できる何かを探すことにあります。これが人間の器の違いなのかな~と痛感しました。「幸せになりたければ、自分のことを考えるのをやめて、人のことを考える」という言葉を思い出しました。1日を振り返ってみた時に、考えていることは自分のことばかり、自分のことで頭いっぱいというのは不幸なことで、今日出会う相手が喜ぶこと、役に立てることを考え続けられれば、自身の悩みや傷ついた出来事なんかは忘れてしまう・・・ということのようです。

 

 

この男性の言葉でもう1つ印象に残ったのが「一日一生」です。

 

これは元々は聖書の中でイエス・キリストが語った言葉だそうです。「今日、自分は何ができるのか、今日、自分はどう生きるのかを問い続ける」ということですが、これはそうそうできません・・・「明日やる、明日から始める」このパワーワードをこの四十数年の人生で何度使ってきたことか・・・😅

 

お客さんには言えるんですがね~「コツコツやるから効果が出る、続けることで効果が出る」って・・・。私だってわかってはいるんです、筋トレ以外のことだって同じだということは・・・。人に厳しく自分に甘い性格を見つめ直し、どうしたらもっとシャキットのお客様の「美」と「健康」づくりに貢献できるかを日々考えながら生きていきます!

 

ということで、今日も考えました!正直に言えば、考えたのではなく、YouTubeで見つけた良さげなものを横流しするだけですが・・・。昨日に引き続き、殿溝(お尻とハムストリングの境目)を取り戻すためのトレーニング第2弾をご紹介します😄

 

膝立ちスクワット(ニーリング・スクワット)と呼ばれる動きです。動きは下記の動画をご参照下さい。字幕はないのですが、難しい動きではありませんので、どんな風に動くかがお分かりいただければ良いと思います。

 

 

動画の中では2つのバリエーションが紹介されています。前半(15秒くらいまで)は、1枚目の女性のイラストのように、上体を倒したバージョンです。こちらはより大殿筋に効かせる形です。

 

中盤(17秒くらいから)では、2枚目の男性のイラストのように、上体を真っ直ぐにするバージョンの説明があります。こちらは大殿筋よりも大腿四頭筋(前もも)に効かせる形です。

 

殿溝を意識するなら断然、上体を倒す形がおすすめです。どちらの形でやるにしろ、腰を反らせたり、背中を丸めないように気を付けることが大切です。

 

 

そして、殿溝に効かせるために大切なポイントがあります!それは・・・最後に骨盤を後傾させて、お尻をギュっとする!です😄

 

 

これです!ギュッ!!殿溝周辺に力が入るのがわかりますよね?

 

この骨盤後傾からのお尻ギュッ!!はレッスンのスクワット系の動きでもぜひ実践してみて下さい😊

 

文:真木