早くなった!

今日はあるお客様のことを書きたいと思います。ご本人には伝えていないですし、伝えるつもりもないのですが、嬉しい発見だったので、ここに書いてしまいます😊

 

その方はシャキットに通われ始めて9カ月くらいです。主にワークアウト第1を、週に2回くらい受けていらっしゃいます。初回もワークアウト第1を受けられたのですが、お世辞にも「できていた」とは言えない状態でした。最初の3ヶ月くらいは上達する感じが見えず、「もしかして伸びしろがないタイプか・・・」と内心、心配していたのですが、半年ほど過ぎた頃くらいからか、「あ、なんかちょっと上手になってきた」という風に思うようになりました。その頃くらいから見た目にも引き締まった感じが出てきました。今では良い感じに動けており、「継続は力なり」を体現してくださっています😄

 

最近、この方に関して発見したもう一つの変化が「歩くスピード」です。私は時々、シャキットに来られる、またはシャキットから帰られるお客様の歩くスピードを窓を通して眺めることがあります。なぜ皆様の歩くスピードが気になるかと言うと・・・筋肉量と歩行速度というのは相関関係があるからなんです。当然、筋肉量が多い方が、歩くスピードが早くなります。

 

 

話をそのお客様に戻しますが、とてもゆっくり歩かれる方だったんです。来店される時はもちろん、お帰りの時も、店内を歩かれる時も。おっとりされた性格そのままの、ゆったりと優雅な歩み。せっかちな私からすると逆に疲れないのかな?なんて思ったりもしていました。その方の歩き方が、このところ、少し「スタスタ」になった感じがするんです!ご本人は「早歩きしよう」という意識はないと思いますので、自然とスピードアップしたんだと思うんです。

 

 

「サクセスフル・エイジング」という言葉があるそうです。「正確に意味を表す和訳はない」らしいのですが、直訳すると「加齢に成功すること」とでもなるのでしょうか。アメリカ人が作った言葉らしいので、「楽しく元気に天寿を全うしようぜ、イエ~イ!」といった感じだと思います。

 

30歳から55歳の1万3535人の女性を対象に、歩行速度と70歳になった時の健康状態の関連を調べるという研究が2010年に発表され、大変注目を集めたそうです。

 

その研究によると、歩行速度がゆっくりな人を「1」とした場合、普通のスピードで歩く人は「1.9倍」、早歩きの人に至っては「2.68倍」もサクセスフル・エイジングの達成率が高かったそうです。普段から早歩きの人の方が、「楽しく元気に天寿を全うだ、イエ~イ!」となる確率が2.5倍以上ということです。

 

 

他にもあります。65歳以上の男女3万4485名を最大21年間追跡調査した研究では、男女ともに歩行速度と平均寿命は比例するという結果が出ました。具体的に言うと、時速5.76キロで歩行する人の平均寿命は95歳以上、時速2.88キロの人は約80歳、時速0.72キロの人は約74歳というデータが出たそうです。ちなみに日本人の一般的な歩行速度は時速3キロほどで、早歩きの人で4キロ位という情報がありました。

 

こんな研究結果もあります。45歳の904名の人を対象にした研究です。歩行速度の測定の他、視力検査、聴力検査、骨密度検査、血液検査、頭部MRI検査などを実施したところ、歩行速度の遅い人の脳は、より老化が進んでおり、総脳容積・脳表面積ともに小さいということが判明したそうです。

 

リハビリの世界では高齢者の方の歩行速度を様々な指標として重要視するのですが、なんと中年世代にとっても歩行速度は意識すべきことのようです。

 

こんなのまでありました。

 

 

いかがですか?早歩きしたくなりませんか?早歩きする時には次の2つをぜひ交互にやってみて下さい。1つは歩幅は変えず歩数を増やす、もう1つは歩幅を広くする。それぞれ働く筋肉が違いますから、両方やると尚良いかと思います。

 

私も早歩きを心掛けようと思います。山内さ~ん!早歩きしますから、給料上げてくださーい!!

 

文:真木