何時間が最適？

先日、午前中に2レッスンを受けられた方が、レッスン後に「昨日の昼の12時から食べてないんですけど、いつもより元気でした。」というような感想をおっしゃられていました。その時、時間はちょうど昼12時くらいでしたので、その時点で丸24時間食べていなかったことになります。まだ空腹を感じていないとのことだったので、そのまま36時間断食（夜中0時に食べることになってしまうので却下されましたが😅）もしくは48時間断食に挑戦してみれば？とお伝えしました。結果的には、お友達の家で夜21時に食事をされたとのことで、それでも33時間断食になるわけですので、聞くだけでお腹が鳴りそうです・・・😅

今日のブログはそもそも断食をしていない方にとっては、全く興味のない話になってしまうかもしれません。ご了承下さい・・・。プチ断食をされている方にとっては、「何時間あけるか」というのは大事なポイントですよね。ましてや、あける時間によって体に起こることも違うのだとしたら、ますます気になるかと思います。

ということで、今日はThomas Delauer（トーマス・デラウ？）さんのYouTube動画「あなたにとって最適なファスティングは何時間？」からの抜粋になります。

まずは12時間断食です。例えば、前日の夕食が20時に終わり、次の朝食が8時からとなると、12時間の空白時間ができます。それが12時間断食です。

「断食なんてとんでもない！絶対無理！」と思っている方でも、これなら「できるかも？」という気がしませんか？3食普通に食べられるわけですからね。

3食とも食べて断食と言えるのか？そもそも意味はあるのか？という疑問もあるかもしれませんが、トーマスさん曰く、たとえ12時間だとしても、決められた時間以外には食べないという習慣が身に付くので、いきなり16時間・1日2食は抵抗があるという方にとっては、断食の「入り口」としておすすめとのことでした。

ただ残念ながら12時間断食ではプチ断食の醍醐味ともいえる「ケトーシス」は得られないのだそうです。ケトーシスとは何か・・・

「ケトン体」という言葉は聞いたことがある方も多いのではないかと思います。簡単に言ってしまうと、ケトン体は、体内の脂肪が分解される時に作り出されるエネルギー源です。そしてケトーシスは、体が体脂肪を燃焼する状態になっていることを指します。

体がケトーシスの状態になると、

😊脂肪が減る

😊空腹感が消失する

😊集中力が高まる

😊体内の修復が進む

😊細胞のがん化を防ぐ

などの効果があります。断食を継続的にやっている方の中には、これらを実感として感じている方も多いのではないでしょうか。こう見ると、ケトン体は多ければ多い方が良いような感じがしますが、増えすぎると「ケトアシドーシス」となり、体に悪影響を及ぼすそうです。「程よく多い」が理想的のようです😄

では、ケトーシスの状態をつくるには、何時間くらいの断食が必要かと言うと、「最低16時間」だそうです。夜ご飯を20時までに済ませ、次の日は朝食を抜いて、1回目の食事をお昼12時にすると16時間断食となります。（時間の設定は自由です）

毎日、もしくは高頻度で断食を行うのなら「16～20時間断食がおすすめ」とトーマスさんは言っています。

では、20時間以上の断食はどんなメリットがあるのでしょうか？沢山あるメリットの1つが「オートファジー」です。オートファジーは簡単に言ってしまえば、細胞内の不要なごみを取り除く自浄作用のようなものであり、老化を抑制する機構と考えられています。

オートファジーを活性化させるために何時間の断食が必要かは個人差もあるようですが（16時間で良いという方もいらっしゃいます。）、トーマスさんの見解では24時間から36時間断食が必要とのことです。

私事ですが、今まで最長で23時間の断食をしたことがありますが（しようと思ったわけではなく、忙しくて食べられなかった）、正直、家にいたら絶対できません😅「食べる時間がないくらい忙しい」という状態でなければ、私には24時間断食をするだけの根性は備わっていないということがよく分かりました。16時間断食に慣れている方は、是非一度挑戦して、感想を教えていただけたらと思います😊

文：真木