筋肉は覚えている

トレーニングを数か月、数年と続けている方でも、怪我や病気、何かしらの環境の変化、はたまたモチベーションの低下などによって、トレーニングをやめてしまうということは誰にでも起こりえることです。

 

シャキットで週2,3回運動している方であれば、年末年始などで1週間ほど運動を全くしないと、年明けの1回目のトレーニングが怖い、という方も多いかと思います。1週間くらいならまだしも、この期間が数週間、数か月となると、どうでしょうか。トレーニングをし始めたばかりの頃のあの苦しみ、あの筋肉痛をまた味わうことになるかと思うと、いっそのことトレーニング自体をやめてしまおうという気持ちが起きるかもしれません。

 

 

今日のブログは、今まさにそんな状態(トレーニング休止期間)にある方はもちろん、これからそういうことに直面するかもしれない全ての方にとって朗報となる話です!

 

 

トレーニングを休むと、一番心配になるのは「筋力」だと思います。せっかく努力して強くした筋肉が、また元のひ弱な筋肉に戻っているかも・・・以前の努力は全て水の泡で、また一からやり直し・・・そんな風に考えると、トレーニングの再開が憂鬱になってしまいます。では本当に以前の努力は水の泡なのでしょうか?

 

 

筋肉には「マッスルメモリー(筋肉の記憶)」なるものがあるそうです。

 

我々が過去のことを覚えているように、筋肉も過去のトレーニングを覚えているのだとか!だから、トレーニングを継続していた人が、数週間・数か月の休止期間があっても、元の状態には比較的すぐに戻れる、というのがマッスルメモリーです。

 

 

マッスルメモリーのメカニズムには諸説あるのですが、今日は「核」に関する説をご紹介します。

 

筋肉というのは、「肉の塊」ではなく、細~い細~い線維が集まってできています。筋線維の中には複数の核があります。(画像の中の赤い楕円)

 

筋肉を鍛えると、核の数が増えていきます。図のようにトレーニング前には3つだった核が、鍛えることで7つに増えます。トレーニングを休むと、筋力は落ちてしまうのですが、筋線維の中の核の数は変わらないのです。(数は例えです。)

 

核の数が多いほど、多くの筋肉をつくることが可能であるため、一度増やした核が筋線維内に残っていれば、トレーニングを再開した時には、わりとすぐに元の状態に戻れるというわけです。つまり、以前の努力は水の泡ではない!ということです😊ありがとう、マッスルメモリー!

 

 

そうなってくると、①マッスルメモリーを起こさせるためには、どれくらいの期間のトレーニングが必要なのか?ということと、②マッスルメモリーが残る期間はどれくらいなのか?ということが気になります。

 

①に関しては、さまざまな研究があるようですが、最低でも3か月、1年くらいは必要とする研究が多いようです。

 

②に関しては、なんと10年は残るという説も!数週間・数か月の休止期間は気にすることないようですね😊

 

いつ何時、トレーニングを休むことになっても大丈夫なように、マッスルメモリー作りに励みたいですね😆

 

文:真木

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コメント: 2
  • #1

    柿沢 (水曜日, 07 7月 2021 19:18)

    マッスルメモリー!
    今まで積み重ねた時間は無駄ではありませんでした。
    確かにこのまましんどい筋トレせず、のんびりと過ごすのも
    悪くないなぁとも思いました。
    でも2ヶ月ぶりに出来ないなりに体を動かし感じました、なんとも美味しかったか夕飯が!特別な物作ったわけではないですが白ごはん美味しかった〜

    腰今は痛く無いのでご安心ください

  • #2

    シャキット真木 (水曜日, 07 7月 2021 21:42)

    私も今日の柿沢さんの動きを見て、マッスルメモリーは確かにあるな!と確信しました。体力も筋力もすぐに戻ってくると思います。

    運動後のご飯が美味しいというのは、運動の醍醐味の一つですよね(^^)
    ひとまず、腰の悪化がなかったということで安心しました。しばらくは焦らず、気楽にやって下さい。