なぜ日本人は痩せているのか

今日は時々、私が見る「What I've learned(私が学んだこと」というYoutubeチャンネルの動画「なぜ日本人は痩せているのか」の中身をチラッと、私自身の経験も交えてご紹介したいと思います。

 

この動画の作者の方は、アメリカ人なのですが、日本に7年間住んでいたことがあるそうで、日本とアメリカを比較した動画がけっこうあります。中でも今日ご紹介する「なぜ日本人は痩せているのか」は、視聴回数が1800万回を越えており、この方の動画の中では断トツで視聴回数が多いものです。最後にリンクを貼りますので、ご興味あれば見てみて下さい。7分間の動画です。

 

日本にいると、「自分は太っている」と感じる方も多いかもしれませんが、他の国から見れば、日本人は「スリムな人が圧倒的に多い」という風に見えると思います。

 

 

 

2016年の国民健康・栄養調査によると、日本は世界でも有数の肥満が少ない国なんだそうです。

 

BMIが30%以上の「肥満」の割合は、日本が3.7%に対し、アメリカは38.2%です。BMI25%以上の「過体重」は日本が20.1%、アメリカは31.9%です。アメリカは、肥満と過体重を合わせると70%にもなります。

 

成人女性の平均体型を見ても、アメリカと日本では平均身長の差が5.2㎝であるにも関わらず、平均体重はアメリカ人女性の方が21.7kgも多いという結果になっています。ちなみに日本人男性の平均身長が170.7㎝、平均体重が64kgです。これを見ても、アメリカ人がどれだけ肥満傾向にあるかが分かります。

 

 

動画の作成者の方(以下、学んださんと呼びます。)の考察によると、日本人が痩せている理由は、「比較的手頃な価格で、それなりに体に良い物を食べられる環境にあるから」だそうです。

 

動画の中では例えとして、すき家の朝メニューを紹介しています。4ドル程でご飯にわかめの味噌汁、鮭に、生卵と小さなポテトサラダまで付いてくると言ってます。(画像は違います)

 

またコンビニは日本中どこにでもあり、おにぎりからサラダやお寿司まで、これまた手頃な価格で購入できると、学んださんは言います。

 

 

我々日本人からすると、すき家やコンビニ弁当に「健康」のイメージはありませんが、アメリカ人の食生活を考えると、学んださんがおっしゃる通り、コンビニおにぎりでも「健康的」と言えるかもしれません。

 

もう25年ほど前の話なので、今は状況が変わっているのかもしれませんので、話半分で読んで下さい。私がアメリカの高校に留学していた頃に、毎日、昼食として食べていたのが「ナチョス」という食べ物でした。トルティーヤ・チップス(トウモロコシのチップス)に液状のチーズをどっぷりかけ、そこにひき肉とハラペーニョのピクルスがのっています。日本円にして100円くらいだったと記憶しています。家からランチを持参してくる生徒もいるのですが、日本のお弁当のような豪華なものではなく、ペラッペラの食パンにピーナッツバターとジャムを塗ったものに、りんごとポテトチップスの小袋、こんな程度です。学校で販売しているものは、上記のナチョス以外は、ピザとハンバーガーしかなかったと思います。ピザはナチョスの倍以上の値段だったので(それでも250円くらいですが・・・)、私はナチョスばかり食べてました。

 

ホームステイ先では、朝食にはシリアル、トースト、パンケーキのいずれかです。それにベーコンとか卵、果物などがつくわけではなく、それだけを食べていました。夜はタワシみたいなステーキかピザが多かったと思います。ちなみに、ホームステイは2つのご家庭にお世話になったのですが、食事はどちらも似たような感じでした。加工されていない食品で、食べる機会があったのは、りんごか人参(人参にディップと呼ばれるマヨネーズのようなものを、たっぷりつけて食べるのがアメリカ人は好きなようでした。)くらいでした。

 

飲み物は大人も子供も炭酸飲料(コカ・コーラ、ペプシ、ドクターペッパーなどなど)です。ホームステイ先のお父さんはよく緑色の炭酸飲料(ファンタメロンのような)にスティック・シュガーを必ず3袋入れて飲んでいました。高校生ながら衝撃を受けたものです・・・😅

 

私はアメリカという国が好きですし、アメリカ人の建設的でポジティブな考え方は尊敬しているのですが、食生活に関しては、「ろくでもない」の一言に尽きます。ジャンクフードのジャンクは「くず」という意味ですが、正に、ジャンクフード大国でした。

 

 

学んださんの動画の中で、日本は食事を選ぶ時の選択肢が豊富であることが指摘されています。確かに、日本にはありとあらゆる種類のレストランがありますよね。一方のアメリカは、ニューヨークやシカゴのような都会は別として、アメリカの大半の地域にある外食ができる場所と言えば、マクドナルド、バーガーキング、ピザハットやドミノピザ、ケンタッキーあたりが中心で、後は個人でやっている店や日本では知られていないチェーン店がパラパラある程度ではないかと思います。

 

 

「肥満にならない食生活」という観点で言えば、我々日本人はアメリカ人よりはるかに恵まれた環境にあるかもしれませんが、学んださんが指摘するように、日本人も健康に関するさまざまな問題を抱えています。

 

画像のグラフは2011年のデータまでとなっていますが、日本のがんによる死亡率は赤線が示すように、増加傾向にあるそうです。反対にアメリカをはじめとする欧米諸国ではがんによる死者数は減少しているそうです。同じ先進国で、なぜこのような違いが出るかは私には分かりません。

 

厚生省が「成人病」という言葉を使いだしのが1955年頃です。その後、1997年に「生活習慣病」という名称に改められました。生活習慣病(がん、脳血管疾患、心疾患など)は食生活が大きく影響します。アメリカ人の食生活よりはまともだとしても、日本人のがんの死亡者数が減少していないことを考えれば、私たちも食生活の見直しが必要なのかもしれません。

 

文:真木

 

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コメント: 2
  • #1

    西谷 (日曜日, 28 3月 2021 20:51)

    何故日本人は痩せているのか?よりも、アメリカ人の身体の幅が倍になるような太り方が異常だと思うんですが・・・食生活見れば太るのも当然かも知れませんね。米食・菜食中心のアジア各国は肥満率が少ないイメージです。

    日本人のガン死亡率と食事の影響なら、やはり食生活の欧米化でしょうか?【乳がん患者の8割は朝食がパン】なんて本も出てますけど、流行りの高級食パンは余計脂肪分多いだけですよね。米や魚の消費量が年々減っているのは残念なことです。私はもっと日本伝統の発酵食品を取り入れたいなと思っています。

  • #2

    シャキット真木 (日曜日, 28 3月 2021 22:57)

    体のことを考えれば、やはり昔ながらの和食が一番ですよね。洋食も時々なら美味しいですが…

    何回か前の西谷さんのコメントを読んで、私も久しぶりに玄米が食べたくなり、先日食べました。子供の頃は大嫌いだった玄米もこの年になると美味しくいただけました。

    最近、ぬか漬けを怠けていたので、また始めなきゃな〜と思ってます。