子供の頃はできていた?

6日間のお休みを頂きまして、ありがとうございました!今日から営業を再開しておりますが・・・少し前に終わったワークアウト第1では、思うように足が上がらず、体も重く、でもそれをご参加されていたお客様に、察知されないようにするのに必死でした😅たった6日間休んだだけなのに・・・と、少々しょんぼりすると同時に、習慣化の大切さに改めて驚いています。

 

 

 

 

話は変わりますが、『レジトレ』というレッスンで、「ブリッジ」をやります。レジトレの中では、唯一、レッドコードを使わないメニューですが、このブリッジに関して、最近、嬉しいことが続いています😀

 

嬉しいことというのは・・・できるようになってきた人が明らかに増えている!ということです😄ちなみに、「できるようになった」というのは、床から頭を離せられるようになってきた、という意味です。

 

今日もご参加のお客様から、「頭が浮くようになってきました。なんか嬉しいですね。」というコメントを頂き、私もとても嬉しく思いました😄

 

レジトレでも時々言うのですが、個人的にブリッジはとても良いトレーニングだと思っています。何とは言いませんが、「過大評価されているトレーニング」もあると思いますし、逆にブリッジはかなり「過小評価されているトレーニング」のように感じます。

 

子供の頃、ブリッジしませんでしたか?もちろん、トレーニング目的でしていたわけではないですが、私はよくやっていた記憶があります。特に練習したわけでもないですが、簡単にできていましたし、周りの友達も同様だったと思います。おそらく皆さんも、子供の頃はさほど苦労することなく、ブリッジできていたのではないでしょうか。自力では上がれなかったという方でも、ちょっとのサポートがあれば出来ていたのではないでしょうか。

 

 

レジトレを定期的に受けていらっしゃる方は、大人になった今、どの程度のブリッジができるかを、ご自身で把握されていると思いますが、そうでなければ、大人になってブリッジをする機会というのは、そうそうないと思います。

 

勇気のある方は、やってみて下さい😁果たして、ブリッジができるかどうか・・・何十年かぶりという方もいらっしゃるかもしれません。

 

ちなみにレジトレでブリッジをやる時は、頭を床から離すことができるのは、10人中2~3人という印象です。この割合を見ても、頭を浮かすブリッジがどれくらい難しいか、ご理解いただけるのではと思います。

 

1番多いのが、上の絵のような形です。ちなみに、この形が「間違い」ではありません。何年かぶり、何十年かぶりにブリッジをするという方が、いきなり頭を浮かせるブリッジをするのは、場合によっては危ないですし、そもそもほとんどの方は、浮かせようとがんばっても、頭は浮かないと思います。

 

 

私がブリッジをおすすめするのは、「体の背面を一気に強化することができるから」というのが理由です。

 

少々つまらない話になりますが・・・「ポステリア・キネティック・チェーンposteriro kinetic chain」という概念があります。「後方運動連鎖」とも呼ばれます。「運動連鎖」というのは、「体を動かす時には、1つの筋肉のみが働くのではなく、たくさんの筋肉が複合的に働く」ということです。

 

運動連鎖の中でも、綺麗な姿勢を保ったり、スポーツのパフォーマンスを上げる上で大切なのが、後方運動連鎖です。要は、体の背面にある筋肉を同時多発的に働かせられるかどいうかということです。

 

 

黒人の短距離選手やNBA選手を見て、よく思うことがあります。それは、ふくらはぎが細いな~ということです。一方、日本人でスポーツをよくする方というのは、ふくらはぎが発達している方が多いように思います。人種的な違いももちろんありますし、どちらが良い悪いという話ではないですが、黒人選手が瞬発力を必要とする競技で、圧倒的な強さを持っているのは、後方運動連鎖の使い方が得意だから、というのも1つの要因だと思います。

 

後方運動連鎖で働く筋肉の中には、大殿筋(お尻)やハムストリングス(もも裏)のような、とても大きな力を発揮する筋肉があります。こういった大きな力を発揮できる筋肉を、単体ではなく、同時に働かせることができれば、爆発的な力につながります。一方、ふくらはぎ単体が過剰に働くと、大殿筋やハムストリングスがうまく働かない可能性もあります。ふくらはぎの筋肉がやたら発達している場合には、下半身の後方運動連鎖がうまく機能していないのかもしれません。

 

 

後方運動連鎖が大切なのは、スポーツをしている方に限った話ではありません。スマホ、パソコン、料理、運転、デスクワーク等々で、猫背やストレートネックが常態化している方は、後方運動連鎖が「冬眠状態」になっている可能性大です。

 

レッスン中に、「お尻を意識、もも裏を意識して」と言われても、大腿四頭筋(ももの前側)ばかりが疲れる、ふくらはぎばかりが張るという方、また、「背中を意識して」と言われても、上腕二頭筋(腕の力こぶし)ばかりが働く感じがするという方、後方運動連鎖を十分に使えていないのかもしれません。

 

そんな方は、ぜひブリッジを習慣にしてみて下さい。まずは頭を浮かせないブリッジを10秒ほどキープし、徐々に時間を伸ばすことを目標にしてみて下さい。また、頭を浮かすブリッジができるという方も、是非是非、今後もやり続けて下さい。背骨は年齢と共に反りづらくなっていきます。いつまでも若々しい姿勢を保つためにも、ブリッジいいですよ!

 

文:真木

 

 

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コメント: 2
  • #1

    西谷 (火曜日, 02 3月 2021 22:19)

    お子ちゃまたち見事な反り返りですね。ワタクシ人生でブリッジのみならず、逆立ち、逆上がり、懸垂、腕立て伏せ一度もできたことがありません。できる気もしないんですけど・・・レジトレは祝日しか受けられないですが無くして欲しくないレッスンです。

    ブリッジで思いだすのがマドンナ。唯一観た2016年のレベルハートツアーでは、最後は籠の中でブリッジしたままの姿で釣り上げられて退場していったのです。当時マドやん57歳!凄すぎます。

  • #2

    シャキット真木 (水曜日, 03 3月 2021)

    マドンナのレベルハートツアー、YouTubeで全部見ちゃいました!少しだけのつもりが、ついつい最後まで。圧巻でした!さすがマドンナですね。同じ1958年組のマイケル・ジャクソンとプリンスが早逝されたので、マドンナには70代80代になっても、頑張ってもらいたいです。