今回の元のブログは2019年9月5日に書きました。自分自身の状態が1年前と少々変わっていますので、一部書き換えたものが下記になります。
皆さんは運動前に何か食べますか?「運動前は食べた方が良いですか?何を食べたら良いですか?運動前はやっぱりバナナとかですか?どれくらい前に食べたら良いですか?」こういった質問はよく聞かれます。
まずは私自身の食事について書かせていただきます。2か月ほど前(2019年9月時点)から間欠的ファスティング(プチ断食)をしており、最後の食事は18時くらいまでに食べ終え、次の日の最初の食事が昼の12時です。なので、9:50からと11時からの2本のレッスンの前は何も口にしていません。
私のように何も食べていない空腹状態で運動をするのは良いことなのでしょうか?プチ断食を始めて2か月ほどしか経っていない2019年の私は、「ほとんどの日は調子が良く、頭も冴えている感じがするけど、力が入らないと感じる日もある。食べた後に行うレッスンは元気いっぱい!と感じることもあるけど、たいていはお腹の張りを感じて少々辛い。」というようなことを書いています。プチ断食を始めて1年以上が経った今の私が感じることは、「胃がカラに近い状態での運動は非常に楽であり、逆に食べた後の運動は体も重いし、眠いし、お腹も張るし、良いこと1つもなし。」という感じで、1年前の自分とは感じ方が変わっています。以前のようにお腹が空いているから力が出ないという感覚は全くなくなりました。その代わり、食べた後の運動は以前よりはるかに辛く感じるようになりました。
上記はあくまで私個人の感想でしかないので、科学的にはどうなのでしょうか?何か調べものをすると、たいていの場合、正反対の意見がみつかるのですが、今回もご多分に漏れず、「運動前は食べるべき派」と「食べない方が良い派」がありました。
食べる派の理由としては・・・(食べないと)パフォーマンスが下がる、筋肉の維持や修復に使われる栄養素が足りず効果が下がる、などでした。
食べない派の理由は・・・より脂肪が燃焼される、空腹により成長ホルモンが分泌され筋肉の合成がより高まる、などでした。
う~ん・・・どちらの意見もごもっとも!という感じですね😓
ここでちょっと面白いと思った論文のご紹介です。イスラム教徒はラマダンという断食をします。16人のイスラム教徒ボディービルダーがラマダンの時とそうでない時にトレーニングを行い、体重や体脂肪率を比べるという実験です。結果としては・・・「違いなーし!」だそうです😆
たった1つの論文では心もとないので、もっといろんな研究結果をみてみたいですよね? 7つの論文を分析したという論文もありました!その7つの論文とはそれぞれが脂肪の減少に違いがあるかを検証したものです。1つ1つの詳しい内容は割愛しますが、結果は如何に?! な、な、なんと、「食後の運動も空腹状態の運動も脂肪の減少に差はなし!どちらでも好きな方で運動したらいいさ!」だそうです😆😆
どちらが良いかは科学でもまだよくわからないみたいですね。私自身は食べない方が断然調子が良いので、今のままの食事パターンを続けるつもりです。運動する目的は人によってさまざまです。シャキットのお客様にはこのタイプはいらっしゃらないとは思うのですが、肉体美を披露するような大会を目指している方であれば、日々のカロリーや糖質、食べるタイミングなども厳格に決める必要があると思います。「今より健康に、今より体を引き締めたい」というような目的であるならば、食べるタイミングよりも運動を習慣化させることの方を優先させるべきだと思います。空腹での運動が辛くて続かないというのであれば、食べてから行えば良いですし、逆であるならば食べなければ良いと思います。ご自身が「快適に」運動できるほうが正解なのではないかな~と思います。
文:真木