今回のブログは、地に足のついた生き方をしていない真木が地に足をつけることの大切さについて書きたいと思います~。と言っても、人生論とかではございません。主に足裏の話です。
「足は人間工学上、最大の傑作であり、そしてまた最高の芸術作品である。」
誰の言葉かご存知ですか?
芸術家でありながら、音楽、建築、数学、幾何学、解剖学、生理学、動植物学、天文学、気象学、地質学、地理学、物理学、工学、力学、土木工学など様々な分野で顕著な業績を残したあの人・・・レオナルド・ダ・ヴィンチです。人類史上最も多才な人と言われるダ・ヴィンチはイケメンでもあったそうですよ!
なんと足は28個もの小さな骨が集まってできているんです。人体の骨の数は一般的に206個、そのうちの56個(28個×左右の足)が足部に集中しているわけですから、その多さがわかりますよね。
骨が多いということは、それだけ関節の数も多いということになります。関節があるということは、動くということですが、体重を支える足が「やたら可動性が高く不安定」というのは困りものです。なので、靭帯や腱、筋肉などで支えられており、荷重にも耐えられる力学的に頑丈な構造になっています。
足裏は3点に体重を乗せることが大事だと言われています。
①親指の付け根(母趾球/ぼしきゅう)
②小指の付け根(小趾球/しょうしきゅう)
③かかと
の3点です。
個人的には上記の3点(A・B・C)の延長上にある親指と小指も意識できると更に良いのではと思っています。(A・D・EもしくはA・B・D・E・C)
というのも親指には「メカノレセプター」が多数存在するからです。
メカノレセプターは簡単に言えば、足裏にあるバランスのセンサーです。
もう少し詳しく言うと、メカノレセプターは体の微妙な反応を力学的情報として受け取ります。その情報は脳に送られ、脳から筋肉への指令が送られます。
ただ立っているだけの時もメカノレセプターは「まっすぐに立てているか」「体は傾いていないか」などの情報を脳に送ってます。メカノレセプターが「体が不安定な状況にある」という情報を脳に送ると、脳は安定を取り戻すため、筋肉に働くように指令を送ります。ですからバランス能力を高めるためには、メカノレセプターがしっかりと働いていることが大切になります。使っていない筋肉が弱くなるのと同じように、メカノレセプターも使われないと感度が悪くなります。
ということで、今回は足部のエクササイズをご紹介します。「足」だけを意識したエクササイズはあまりやることがないと思います。地味ですし、思い通りに動かせなくてもどかしい感じがする方もいらっしゃるかもしれませんが、ほとんど座ったままできますので、やってみて下さい。
まずはテストです!
①親指だけを浮かせ、他の4本の指は床につけておく
②親指だけを床にけて、他の4本の指を浮かせる
どうですか?できますか?左右差はありましたか?なかなかできなくて「うぅぅぅぅ」となった方もいらっしゃるのではないでしょうか(笑)
スムーズにできないという方は、下記のエクササイズに加えて、こちらも日常的にやってみることをおすすめします。
1つ目のエクササイズは足指を床に押し付けるものです。画像で見ても何をやっているかさっぱりわからないので画像はありません。思いっきり押し付けて6,7秒キープしてください。指が曲がらないようにします。すねがつるような感覚になる方もいらっしゃるかもしれません。
2つ目は親指の開閉です。外側にめいっぱい開き、そのあと閉じて下さい。閉じる時にはその他の指も寄せ集めるようにします。全く動かすことができないという方は、手を使って動かしてOKです。まずはどういう形にしたいかを親指に覚えさせてください。徐々に手の助けをなしに動かせるようになると思います。
3つ目は猿の足を真似るエクササイズです。足指でボールをつかむようなイメージで足先を丸めていきます。ちなみに、私は全然丸まれませんでした。1枚目の画像みたく丸めれますか?
最後はつま先歩きとかかと歩きです。特に説明は必要ないと思います。そのままです。それぞれ20~30秒を5セットくらい行えると良いかと思います。バランスが崩れてうまく歩けないという方は、メカノレセプターが冬眠中かも?!
「最大の傑作」である足を無用の長物にしないためにも、しっかりと使っていきたいですね!
文:真木
↓引用動画