体幹の本来の意味は単純に胴体のことですが、皆さんが「体幹を鍛えたい」と思う場合の体幹はおそらく胴体部分の奥深いところにある筋肉のことを指していると思います。いわゆる「インナーマッスル」です。
腰方形筋(ようほうけいきん)は腰にあるインナーマッスルで、骨盤の上部分、腰椎、1番下の肋骨にくっついています。
腰方形筋に限らず、左右で対になっている筋肉というのは、筋力も柔軟性も左右差が出やすいという特徴があります。
腰方形筋の役割の1つが体を横に倒す側屈(そっくつ)という動きです。ゴルフのスイングで使われる筋肉でもあり、ゴルファーの中には腰方形筋が硬くなっている人がけっこう多いようです。
骨盤にくっついていることから、ここが硬くなると骨盤の動きにも影響を与えます。坐骨神経痛の原因にもなりえます。
ということで、今回は腰方形筋のストレッチをご紹介します。行ってみるとわかると思いますが、腰方形筋以外も伸びます。でもせっかくですから、上の画像の腰方形筋の形を頭の中でイメージし、そこが伸びているのを感じ取りながら行ってみてください。
あぐらをかきます。あぐらがつらい方はお尻の下に少し高さのある物(たたんだタオルなど)を入れて下さい。画像では足の下にタオルを入れていますが、これはストレッチ中に足が当たって痛いようでしたら、入れてみてください。
体を横に倒していきます。倒す側の反対の手で反対の膝を床方向に押してください。白い矢印が記されているところの伸びを感じ取って下さい。
余裕がある方は倒した側の肘を床につけてみて下さい。
手で押していた側の膝がそれほど浮かない方でしたら、画像のように手を離し、更に上体を側屈させていきます。
どの方法で行う場合もゆっくりと体を倒し、呼吸を止めないように気を付けて下さい。
どうでしょうか。腰方形筋の伸びは感じ取れたでしょうか?
文:真木
↓引用動画 他の方法も紹介されてますよ~。