竹のような脚③

今日は「竹シリーズ」の最後です!今日ご紹介する3つ目の動きは「竹のような脚」というより「竹のような体」になれる動きです😊

 

 その名もダイアゴナル・ストレッチです。ダイアゴナルdiagonalは対角線という意味です。

こちらがダイアゴナル・ストレッチです。それほど難しそうには見えないかもしれませんが、実際にやってみるとなかなかのキツさです。竹への道のりは長いですよ~😆

前足は股関節を外旋させてつま先を外側に向けます。後ろ足のつま先と前足の踵(かかと)が一直線になるようにして、足を前後に大きく開きます。後ろ足のつま先は常に正面に向けておくよう意識します。

前足と同側の手で後ろ足の踵を触ります。この時、もう一方の手は1枚目の画像のように上に挙げても良いですし、2枚目の画像のように反対側の肩に当ててもOKです。

 

まずは前足の膝を曲げる形で行ってみて下さい。踵に手が届かない場合には、膝裏を触ります。徐々に触る位置を踵に近づけていくようがんばってみて下さい。

 

踵を触る、戻る、触る、戻るを10回程度繰り返し、最後は触った状態で10~数十秒キープします。

 

1枚目はダメな例です。2枚目のように胸椎を反らせ、胸を開き、肩をお尻の後方へ持っていきます。

 

殿筋群(お尻の筋肉)が弱かったり、股関節の屈筋群(腸腰筋や大腿四頭筋など)が硬い場合には、バランスが取れなかったり、体を支えられないかもしれません。そういう場合には、まずは後ろ足の膝を床につけた状態で行ってみて下さい。余裕が出来てきたら後ろ足の膝は床につけないようにします。

後ろ足の膝を浮かせ、前足の膝は曲げた状態で踵を触れるようになったら、次の段階へ進みます。

 

第2段階では前足の膝を伸ばして行います。気を付ける点は第1段階と同じです。

第2段階もクリア出来たなら、次は前足を台などにのせて高さを出します。これが出来る方はスゴイ!

 

最終段階はこちらです。壁に足裏を当て、更に前足を高くします。これはもう超人レベルですね😆

 

正直なところ、第1段階でも十分難しいと思います。柔らかいだけでは支えられず、強いだけでは手が届かず・・・正に強くしなやかな竹のごとき体でないとダイアゴナル・ストレッチは完成しません。

 

そう簡単にはできないと思いますが、だからこそおもしろいのではないかと思います。竹のように節をつくりながら、ゆっくりとでも着実に成長していきたいですね。

 

文:真木