この方の名前わかりますか?昔の中国の人というのはなんとなくわかると思うのですが・・・
孔子?荘子?孟子?葛飾孔明?曹操?司馬遷?
有名どころの名前を並べていましたが、全員ハズレです。「孫思邈(そんしばく)」という唐の時代のお医者さんです。「薬王」とも呼ばれているそうです。
子供の頃から病気がちだった孫思邈は、百姓が貧しさから病気になっても治すことができない状況を見て、18歳頃に医学を志すようになったそうです。
皇帝に召されても断って、山にこもって本を書くことに専念したとか。主著である「千金方」(千金要方とか備急千金要方とも呼ばれる)の原本は30巻にもなるそうです。
「人命は千金より重い」という意味のこの書は、医学総論、製薬、婦人科、小児科、内科、外科、解毒、備急、脈診、鍼灸などを網羅しており、中国史上最初の医学百科全集と言われるそうです。
この「千金方」の中に「経穴(けいけつ)」に関する記述があります。いわゆる「ツボ」です。ツボにはそれぞれ名前がついていますが、孫思邈いわくその1つ1つの名前に必ず意味があるそうです。
本日は山ほどあるツボの中から「極泉(きょくせん)」と呼ばれるツボのご紹介です!と言っても、私は東洋医学や鍼灸に関する知識はゼロです😅よく見るYouTubeチャンネルがあり、いつもは時事ネタが多いそのチャンネルから、珍しく「ツボネタ」が届きましたので、ブログネタにしようと思った次第です。4分弱の動画なので、ご興味のある方は下記に貼っておきます~。
極泉は脇のくぼみの中央あたりにあります。腋窩(えきか)動脈があるので、触れると脈を感じることができると思います。
動画の中では、極泉を押すことで、心筋炎や狭心症による動悸や心臓の痛みを緩和することができると言ってますが、さすがにそういう場合には病院に行った方が良い気がします・・・😅
極泉をご紹介したのは、心臓の痛み緩和のためではなく、肩こりに良いらしいからです。肩こりがある場合には肩を揉むより、脇を揉んだり、伸ばした方が良いというのは聞いたことがあったのですが、もしかしたらそれはこの極泉が関係しているのかもしれません。
ここを押すと血流が良くなるのだとか。確かに何度か押すと、指先がちょっと温かくなる感じがあったので(押してる手の指先ではないですよ~)、血流が良くなるというのは本当のようです😊
肩こりでお悩みの方はけっこういらっしゃると思います。シャキットとしては、根本的な解決は運動をして、筋力をつけ、血流を良くすることだと考えておりますが、筋力は今日トレーニングして明日つくというものではありませんので、「今すぐどうにかしたい!」という場合には極泉押しが良いかもしれません。動画の中では押し方は言及されていませんでしたが、「手を軽く握り、第二関節で押す」といった方法や「人差し指・中指・薬指の3本の指の腹で押す」といった方法がネット上にありました。ご自身に合う方法を探ってみて下さい。
文:真木